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陸上部・中野弘幸さん ユニバーシアードに出場

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 陸上部の中野弘幸さん(大学院教育学研究科保健体育専攻1年、安城市出身)が8月12日から中国・深圳市を中心に開かれる学生のオリンピック「第26回ユニバーシアード競技大会」に日本代表として出場します。種目は陸上競技の400mと4×400mリレー。東海3県からの出場は3人で、全国の国立大からは2人、本学では初となる快挙を成し遂げた中野さんに、ユニバーシアードにかける思いをインタビューしました。

ユニバーシアード出場が決まり、今の心境は?

 来年のロンドンオリンピックに向けて、日本に中野という存在があることをアピールしたい。そのために、ユニバーシアードでは自分の力を試したい。決勝に残って表彰台に上るのが目標です。

ロンドン五輪も照準に入れて、世界のトップレベルと競い合う中野さんですが、陸上競技との出合いはいつ?

 小学校3年の体力テストで、たまたま皆より走るのが早くて。走るのが面白いなって。他に勉強とか得意でなかったから(笑)。4年から陸上部に入り、6年で県大会の100mで7位に。中学2年の時、陸上専門の非常勤の先生の指導を受けるようになって、100mと200mで県大会優勝、全国大会準決勝に進んで、ぐんと成績が伸びました。その先生、愛教大卒だったんですよ。

「いつも陸上のことを考えています」とウォーミングアップする中野さん。

その頃から、愛教大と縁があったわけですね。その後の活躍は?

 陸上の名門の高校に進学しましたが、高校ではスランプでした。速くなりたいという思いばかりで、体重の増減を気にして、お菓子やジュースを口にしなかったり、日常を制限するようなストイックな感じでした。それが逆に、エネルギー不足になったのかもしれませんね。

―それが、愛教大に入学してから好転。何がスランプ脱出のきっかけになったのですか?

 高校と違って、とても自由な雰囲気でした。高校時代は先生の言うことが正しいと信じて、先生の言うとおりに。でも愛教では自分がやりたいことを練習に取り入れて自由に組み立てるようになりました。入学した時は100m、200mで勝てずに、辛かった。それを400mに延ばしたら、勝てたんです。ちょっと距離があるけど、勝てるほうがいいなと、1年の秋から400mに転向。オリンピックや何秒台をという目標でなく、昨日より速く走ることが、とにかく楽しいです。僕は走ることしか取り柄がないので、他に認めてもらえるもの、誇れるものが“走ること”なんです。

練習は週5日。愛教大の陸上練習場で。

陸上以外の趣味や好きなことは?

 水木しげるの漫画。気分転換にいいです。あと、食べることも。食事管理は自分でしていますが、お菓子とか食べたい物=体が欲しがっている物を食べています。でも、一番好きなことは“走ること”ですね。

本当に走ることが好きな中野さんですが、普段はどんな生活を?

 陸上の練習は週5日、1日3時間。2日間は体を休めますが、他のことをしていても、陸上に役立つかなと常に考えてしまいますね。アルバイトはラーメン屋さんで週に3,4日のペースですが、今年は遠征でアルバイトで稼ぐ時間が少ない。遠征費は自腹なので、一部を大学が応援してくれると助かるんですが(笑)。

確かに、愛教大は私大に比べて設備などサポートが万全でなくて、申し訳ないです…。

 でも、ないから適応しようとする(笑)。何とかできますから。大学生らしく工夫するのも先生の卵としては大切だと思っています。

本部棟に掲げ垂れた応援の懸垂幕。

なるほど。将来の夢は、陸上選手、それとも先生?

 陸上選手としては、来年まで。大学院修了できっぱりと引退するつもりです。だからこそ今、頑張りたい。夢としては選手より、中学の先生になって10年後、20年後も教えたいですね。

―最後に、間近に迫ったユニバーシアードへの意気込みを。

 世界クラスの大会は今回が初。それでも海外遠征などで日本のトップレベルの選手と時間を共有する機会も増えたので、物おじしなくなりました。なので、個人では決勝に残って表彰台に上りたいですね。体調も至って良好ですから、けがをしないように気をつけて実力を発揮したいです。西三河で予選落ちだった選手が世界大会に出ることができる、そんな姿を見て応援してもらえると嬉しいです。

―愛教大あげて、応援しています。頑張れ~NAKANO!

(インタビューは2011年7月末)