
環境教育課程

環境を理解するためには幅広い自然科学の知識が重要です。
特徴
1年次から幅広く環境問題と教育について学びます。
21世紀を生きる私たちは、20世紀が残した環境問題という大きな課題を解決するために努力しなくてはなりません。それは、単に「地球環境の危機」を叫ぶだけでは解決するものではなく、何よりも事実を正確に把握すること、さまざまな現象の間の因果関係を明らかにすること、そして新たな技術開発を行うことによって実施可能な対策を広げ、着実に実行していくことが必要です。そのためには、自然科学的な考え方と基礎知識、科学技術に対する正しい理解が欠かせません。
本課程では、こうした観点から自然科学全般にわたる幅広い分野のカリキュラムを構成しています。1年次では、全般的な理解を促進するために、環境問題と環境教育について概論的に学びます。
2年次からは、「物性環境」「物質環境」「生命環境」「地球環境」「環境教育」の5つの履修モデルに分かれて、より深く学習を展開していきます。この段階からの担当教員は教育教員養成課程の物理学、化学、生物学、地学分野と共通で、講義も一部は合同で行われます。その他、社会科学的な面から環境問題にアプローチしていく講義も開講されています。



系統
| 環境教育課程 | 〈履修モデル〉
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カリキュラムと学修のポイント
1年次で環境教育に関する入門的授業を学び、1年後期終了時に「物性環境」「物質環境」「生命環境」「地球環境」と「環境教育」の5つの履修モデルに分かれ、専門的に学んでいきます。4年次には各自が学究したいテーマを選び、ゼミ形式で卒業研究に取り組むことになります。
物性環境履修モデル
環境を考え、自然を理解する上で物理学は必須の基礎となる学問です。本モデルでは、基礎的な物理学を広く学んでいくとともに、卒業研究では素粒子・原子核など物質をよりミクロに見ていく分野と、物質のマクロな振る舞いの機構をミクロなレベルで解明していく分野(物性物理学)に分かれて、実験と理論の両面から深く探究していきます。
物質環境履修モデル
本モデルは、物理化学、無機化学、分析化学、有機化学、生化学を中心とした授業で構成されます。講義・演習では環境等の諸問題を解決するための基礎として必須の化学知識を体系的に習得し、充実した実験で知識の活用法と実践的な化学技術を習得します。卒業研究では、物質の性質・反応等に関する最新の課題にチャレンジします。
生命環境履修モデル
地球上に存在しているさまざまな生命について正しく理解することが、環境問題の本質に迫る上でとても重要なことです。本モデルでは、その生命について生命科学全分野にわたる多様な講義・実験によって理解を深めていきます。講義だけではなく、野外実習・臨海実習など、学外での実習も数多く組まれています。
地球環境履修モデル
本モデルでは、地球科学を基礎にして、さまざまな環境問題にアプローチできるように講義・演習・実習を組んでいます。研究対象は、宇宙物理、地球の内部構造、地震・地殻変動、岩石・地質、地形・水文現象、大気環境など多岐にわたり、野外での調査を重視しつつ、学際的な手法で問題にアプローチしています。
環境教育履修モデル
本モデルでは、物理・化学・生物・地学という従来の学問分野のみならず、それぞれの境界領域なども含め、自然科学全般を基礎として環境教育に関する多様な内容を学修します。さらに、卒業研究では、それらをもとに環境問題など最新の課題についてより深く探究・研究を行います。
取得できる資格
環境教育課程では、卒業要件とは別途に、一定の条件のもとに必要科目を修得することで、中学校教諭1種免許(理科)および高等学校教諭1種免許(理科)を取得することができます。また、一定の条件のもとに所定科目を修得することで、学芸員の資格を得ることができます。
卒業後の進路
卒業生の実績としては、物理系は電気・電子、情報、機械、半導体メーカー等、化学系は化学関連企業の技術職等、生物系はバイオテクノロジー関係、環境調査関係等、地学系は気象・報道関係、地質コンサルタント関係等があります。そのほか、中・高等学校教諭、公務員、大学院進学などへの進路が考えられます。

