
教職大学院開講式を4月15日(火)に開催しました。
平成20年4月15日(火) 第一会議室(本部3階)
本学の教職大学院の開講にあたりまして、研究科長としてご挨拶を申し上げます。
まずは、愛知県教育委員会教職員課主幹・村様、愛知県総合教育センター研修部長・河合様、名古屋市教育委員会教職員課主席管理主事・西淵様、をはじめとしまして、本日ご臨席いただきました教育事務所、派遣校・連携協力校の皆様方には、大変ご多用の中、この開講式にご列席いただきましてまことにありがとうございます。これまで設置準備の過程での皆様からお寄せいただいたご尽力・ご配慮に改めて衷心より感謝申し上げます。
さて、教職大学院は、教員養成の改革モデルを創りだし実現していく新制度として設置されました。全国で21の国立大学・私立大学またはその連合体が設置を申請し、そのうち19の大学等に設置が認可されました。愛知はもとより中部圏において本学が果たす役割からも、教職大学院の設置をとおして広く地域に、ひいてはわが国のこれからの教育の改革に貢献したいとの願いの下に、本学は設置の準備をしてきまして、ここにめでたく開講の日を迎えるに至ったしだいです。
本学では、教育研究力の育成と教科の専門性向上を目的として積み上げて参りました既設の教育学研究科、定員150人のうち、50人を教職大学院の定員にあてました。そして、本学独自のカリキュラムによるコースワークを設計しました。すなわち、学部直進の方が基礎的かつ実践的なハイレベルの指導力を身につけていく教職実践基礎領域、現職の先生がこれからのスクール・リーダーとしての高度の力量を開発・獲得していく教職実践応用領域、という二つの領域を設けております。
ここにご出席の23名の皆様には、どうぞ実践的指導力の開発、教師の役割の探究に果敢に取り組んでいただきたいと、第一期生としてのご期待もこめて、ご入学を心よりお祝い申し上げます。
教員養成に関しては歴史も実績もある本学ですが、子どもたちを取り巻く問題や課題が多様化する中で、教育の現場が問いかけている諸問題と真摯に向き合い、現代的な理論と考察をふまえつつ実践的な解決の力量を獲得していくべく、研究と教育の場を構築することは、教員養成大学としての重要なミッションであると私は認識しております。
本学の求める教職大学院の水準をていねいに保持して、よりよいコースワークを築いていく見地もふくめて入試を行いました結果、定員には達しないことにはなりましたが、むしろ入学されたお一人お一人のご努力と研鑽、院生と教授陣との共同によって、まさに本学の教職大学院を活気あるものとしていくことをお願いするとともに、今後の皆様のご活躍・発展に期待するものであります。
特に、現職教員におかれましては、それぞれ現任校に勤務しながらの専門的な学びの探究という、むずかしいけれどもやりがいのある活動を切りひらいていていかれるわけで、そのご努力に深く敬意を表するものです。
一方、新たに教員をめざす院生は、連携協力してくださる小中学校の実践に足を運ぶことで、具体的な実践から学ぶと共に、メンター役としての現職教員から助言等を受けることとなり、この経験と探究は、二年後の皆様のご活躍の基礎を確かに築き上げるものと思います。
最後になりましたが、17名の専任教員の方々におかれましては、お一人お一人の研究と教育の実績、専門的なお力をどうぞ存分に発揮していただきまして、全国に、本学教職大学院の存在をアピールし、ひろく、ふかく、現代日本の教育と教師の課題解決に貢献していただきたいと願うものです。
本日開講を迎えたことを学長としても慶びますと共に、この教職大学院があらたな教師養成の時代を切りひらく拠り所となることを祈念して、わたくしの挨拶と致します。
平成20年4月15日
愛知教育大学長
松田 正久

