訪問科学実験「わくわく」参加した学生の感想 2024年12月7日、8日、つくば国際会議場で「第20回日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウム」(以下PEPNet-Japan シンポジウム)が開催されました。PEPNet-Japanシンポジウムは、全国の大学における聴覚障害学生への支援実践に関する情報を交換することを目的の一つとしており、その中で「聴覚障害学生支援に関する実践事例コンテスト2024」も開かれ、大賞であるPEPNet-Japan賞を受賞しました。 当日「てくてく」からは9名の学生がシンポジウムに参加し手話や筆談などさまざまなコミュニケーション手段で本学の取り組みについて説明をしました。 コンテストはポスター発表形式で行われ、全国から12団体が参加する中、参加者の投票によって選ばれるPEPNet-Japan賞の受賞は本学初の快挙となり、本学未来基金からも学生表彰として賞状と活動支援金が授与されました。 「てくてくが素敵な仲間たちと環境に恵まれて活動できているということ、私たちが行っている支援がどれほど尊いものであるのかを改めて実感できました。課題も見出すことができたため、今後もより良い支援に向けて一丸となって活動していきたいです。」 「事例の選択から発表に至るまで障害学生支援室のホワイトボードは真っ黒でした。何度も手話や文字を通して話し合い、沢山のアドバイスを受け取りました。今までの取り組みと繋がり、そして今回支えてくださった方々に多大なる感謝を申し上げます。」本学での授賞式コンテスト会場での記念写真受賞した大賞のトロフィ 11月から4月にかけては、新たな教材開発に注力し、実践の中で子どもたちと関わりながら改良を重ねてきました。その結果、子どもたちだけでなく、教職員や保護者の方々からも好評をいただいています。 教材を通じて子どもたちの驚きや笑顔が広がる場面が増え、科学への興味をさらに引き出す手ごたえを感じています。2024年度は、小学校や地域の子ども会、科学館などで歴代最多、計55回の実践を行いました。 活動の中で、子どもたちに多くの喜びや体験、学び、そして楽しい思い出を届けることができた一年間となりました。本年度は新教材の開発に加え、子どもたちの興味・関心をさらに引き出せる実験の運営を、わくわく全体で目指してまいります。8情報保障支援学生団体「てくてく」AUEパートナーシップ団体活動報告2024年11月〜2025年4月
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