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2015年2月15日 発達障害ミュージカル「それぞれの星の下で」を上演

2015年03月19日

2月15日(日)愛知教育大学教育臨床総合センターは,豊明市文化会館にて文部科学省委託事業発達障害理解推進拠点事業の一環として,豊明市教育委員会の支援のもと,劇団インクルーシブシアターと共同で発達障害ミュージカル「それぞれの星の下で」を上演しました。

原案は,本学教育臨床学講座の教員と大学院生の一部により創作され,それを基に脚本家の菊本健郎氏の手により仕上げられました。当日は13時と17時の2回公演とも300名の定員が予約満席となりました。公演に先立って後藤ひとみ学長,鈴木淳司衆議院議員からあいさつがあり,劇団の藤井奈緒美代表には下村博文文部科学大臣から祝電が届きました。

ミュージカルの一幕ミュージカルの一幕

公演時間2時間弱にわたる劇団員の迫真の演技に,発達障害の人たちのこころの世界,人とのかかわり方,それに伴う生き難さに関して,観客のこころにダイレクトに届いたところがあったようです。

満員となった会場の様子満員となった会場の様子

観客の感想の一部を紹介します。

「国連の障害者の権利に関する条約を我が国が批准し,昨年の2月から効力を発揮しています。

教育の部分では,学校では,と考えてきました。でも最終的なおさえどころは『共生社会の実現』であります。最終的な大きなゴールを見据えた時,日本の社会の在り方や,日本人としての文化の在り方と大きく関係しています。共生社会の実現を実現させるためには,日本文化や社会的な基盤を培っていくことが一番大切なことです。そんなことを感じさせるミュージカルでした。芸術,文化という手法でダイレクトに感情として観衆の心に訴えて来ました。大切なことが感動として観客の心に響いていたように感じました。」

なお,次回公演は愛知教育大学講堂にて,6月7日(日)13時と17時からの2回公演を,それぞれ定員500人に拡大して開催する予定です。

(教育臨床総合センター長 祖父江典人)

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