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2016年11月26日 大学院修了生の田村佳世さんが,日本乳幼児教育学会新人賞を受賞

2017年01月11日

受賞の喜び

11月26日(土) 乳幼児教育学会第26回大会授賞式(於神戸女子大学)において,大学院幼児教育領域修了生の田村佳世さんが新人賞受賞を表彰されました。

日本乳幼児教育学会新人賞は,乳幼児教育に関連のある修士論文を対象とし,研究者として将来性があると期待される研究に対して与えられます。

受賞した田村さんの修士論文テーマは,「安全管理・危機管理に関する保育者の専門性」です。授賞式で以下のようなコメントが読み上げられました。「乳幼児教育現場における安全管理・危機管理の問題は,昨今深刻な問題として認識されており,本研究課題は,時宜に適した課題である。特に,安全管理・危機管理に関する保育者の専門性の要件を明らかにした点,経験の蓄積による専門性の向上を可視化した点が高く評価できる。論旨と展開がわかりやすく,その結果,研究目的が明確であり,分析とその表示方法にも工夫が見られるなど,質の高い修士論文と評価された。また,乳幼児教育実践現場とかかわる問題意識から構想され,その成果が実際の実践現場に寄与されうる点から,乳幼児教育学の研究のスタートとしてふさわしい」

学会長からの授賞理由コメントに喜び照れる田村さん

田村さんは,10年近く保育職を経験した後,大学院に入学し研究活動をスタートさせました。在学中,着実に研究業績を積み上げ,2016年3月修了後の4月より愛知文教女子短期大学の専任講師として着任し,保育者養成に携わりながら研究活動を行っています。

本学大学院幼児教育領域では,これまでの修了生の半数以上が,大学や短期大学等の教員として活躍しています。実践と研究が融合される学びの場であることが評価され続けています。

(幼児教育講座 教授 鈴木裕子)

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