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2019年 年頭あいさつを行いました。

2019年1月7日(月)

新年,明けましておめでとうございます。今年も,ご参集いただきましてありがとうございます。

さて,ご記憶でしょうか?毎年,この場で,大学運営や執行のコンセプトのようなものを掲げています。1年目の「学びの年」に始まり,「考える年」,「進めていく年」,「拓く年」と続き,昨年は「結ぶ年」を掲げ,連携体制の強化や理事を中心とした執行体制の見直しをお願いしました。さて,その成果はいかがだったでしょうか?

年頭にあたり,これからの1年を見据えていきたいと思いますが,そのためには,これまでの1年,昨年はどうだったのかについて振り返る必要があります。

この振り返りは,よく言われるPDCAサイクルの中のCとA,つまりCheckとActionを行うということです。

昨今,「人生100年時代構想」や第4次産業革命による「Society5.0」などが話題となっており,これからの世の中は,人工知能の導入など,今まであまり予想していなかった世界に向けて猛烈なスピードで動いていくことと思います。そして,これらの動きは,確実に国立大学の在り方や愛知教育大学の将来設計に影響を与えていくことになります。

先ほどの振り返りにかかわるCheckとActionに話しを戻します。よく聞く言葉に,「温故知新」という四字熟語があります。「古きをたずねて新しきを知る」という言葉であり,その意味は,「昔のことを調査し研究して,そこから新しい知識や見解を見つけ出す」ということです。

ここにいらっしゃる皆さんは,大学事務を専門としたり,教育研究を専門としたりしている人たちです。どんな分野であっても,専門的に従事するには,Doという実施レベルの振る舞いにとどまるのではなく,PDCAサイクルを意識して,振り返ること,課題を見つけること,改善すること,新しい知見を得ることという取組が求められます。

「結ぶ年」であった昨年,どの程度の振り返りと,改善と,新しい知見の獲得がなされたでしょうか?

以前から述べているとおり,今年は第3期中期目標・中期計画期間の4年目ということで,大変厳しい中間評価を受けることになります。これからの1年の取組が,2022年度から始まる第4期を決定づけると言われており,2019年度の取組は,昨今の社会の動きに対応させる必要があり,2015年度末に提出した計画以上の新しい取組に挑戦する必要があります。

改めて,皆さんのご尽力・ご協力をお願いするとともに,新たな知見による新しい取組を期待したいと思います。

4月以降,新課程の学生たちは3年生になりますので,教育支援専門職としての就職指導を本格化させ,出口を保証しなければなりません。すでに,教育研究の環境として,教育未来館,教育交流館,美術棟,附属図書館,第一人文棟などの整備を行ってきましたが,3月・4月を期限として,新課程の充実を目指した施設整備も行っていきます。さらに今年は,ボイラー棟改修によるイノベーションホールづくり,職員宿舎改修による国際教育棟づくりに着手し,自然科学棟の改修プランも考案する予定です。

2018年に掲げた「結ぶ年」というコンセプトの達成は未だ十分ではないと思っていますので,まずは,他大学との連携をはじめとした,取組途上の課題に速やかに取り組んでいきたいと思います。そして,2019年は,十二支では最後となるイノシシ年ですので,これまでの総括をしつつ,発展の展という文字による「展(ひろ)げる年」にしたいと思います。

「展(ひろ)げる」ことの中には,教員を高度専門職として位置づけていくための制度設計への取り組みも含まれます。これは,本学のみで実現することではありません。よって,教職大学院進学のインセンティブ,教員免許の国家資格化,Ed.D型の博士課程など,11教育大学や日本教育大学協会での議論を進めています。

本学は,単科の教育大学としては突出した施設整備が実現しており,このことは,教員養成において,ある程度の実績を残してきた本学への期待であると捉え,教員養成と教育支援専門職養成に長(た)けた国立大学として,今年1年の成果を確実に示していきたいと思います。

なお,最近,学生たちや附属学校園の子どもたちにかかわる事件・事故は微増の傾向にあり,重篤な事例もみられるようになりました。附属学校園はもちろんのこと,大学も教育機関です。学生たちの学習や生活を守ることも本学の大きな責務です。

愛知教育大学の今とこれからは,皆さんの意識と,意欲と,行動にかかっています。 日常のリスク管理にご尽力いただく一方で,今まで通りの状態にとどまるのではなく,常に振り返って学び続け,新たな取り組みへと展(ひろ)げていくエネルギーに期待したいと思います。

とはいえ,健康あっての日々です。ムリなく,ムダなく,ムラもなく,今年一年,愛知教育大学の発展のためによろしくお願い致します。

最後になりましたが,今年は,本学の前身である愛知学芸大学設立から70周年を迎えます。関係の記念事業などの実施にむけて,人的にも,物的にも,ご支援の程をお願いして,2019年の年頭挨拶と致します。ご静聴ありがとうございました。

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