本プロジェクトは,平成28年度より国立大学法人運営費交付金の重点施策として採択された取組の一つであり,「主体的・協働的な学び」を実践できる教員養成教育に資する,アクティブ・ラーニングを導入した新たな学習指導方法の開発を目的とする活動を行っています。
学生・現職教員・大学教員を包括的に対象とすることで,初等・中等・大学教育において「知の活用」「確かな学力」をもった教員を養成し,我が国の学校教員のさらなる質の向上を目指しています。
多極化・グローバル化する現代社会の中で,生きる力・人間関係を形成する力など多様な能力を持つ人材を育成することが学校教育全体に求められています。社会全体の大きなダイナミズムに適応するためには,従来型の「教員者中心の一方通行的な知識享受」の授業形態だけでは対応できません。主体的に考え表現する「学習者中心の双方向的な学習」の授業形態(アクティブ・ラーニング)を導入した授業の実施が重要です。
愛知教育大学は広域拠点型教育大学として,学校現場で求められている「課題を発見する力」「情報を読み取る力」「複眼的に物事をとらえる力」「他者と協働する力」等の主体的な問題発見能力や能動的な学修活動能力を育成することを目的とします。
本プロジェクトでは,「主体的・協働的な学び」を学校現場で実践できる教員を養成するために,アクティブ・ラーニングを導入した新たな学習指導方法を開発し,アクティブ・ラーニング等を取り入れた授業を学士課程,大学院課程ともに前開講授業の6割以上で導入することを目標とします。
具体的な取組概要および実施計画は次の通りです。
平成28年度 取組計画