コラム

思いを感じた修了報告書発表会

掲載日:2018年03月14日


 平成30年2月16日、今年度もまた、修了報告書発表会がウインクあいち9階各会場において開催された。当日は、県や市町教育委員会の方々、そして連携協力校や現任校の校長先生方を始め、多くの来賓の方々のご臨席を賜り、盛大に開催することができた。

 愛知教育大学大学院教育実践研究科として最大の行事である本会への出席は、昨年とは違った思いを感じながらの参加であった。なぜなら、今回本学入学から2年間、私が主査としてゼミ指導を受け持ち続けてきた基礎学生の方々の発表であり、本学での指導が最後となる学生の方である。また、副査として関わってきた応用学生の方々の発表でもある。さらに、私自身の私的な理由からではあるが、今年度が教職大学院勤務の最後の年となる。これまで38年間の小中学校や教育関係機関等での勤務と、本学での2年間の勤務を合わせて40年間の教育関係機関等勤務の節目の年でもある。これらのことが、きっと自分に何か強い思いを感じさせてくれた理由であったのではないだろうか。これまで私は、様々な機会をとらえ指導に関わってきた。しかし、自分の指導力の未熟さや計画的で当を得た指導ができなかったこともあり、学生の方々にも不安を感じさせたり迷惑をかけたりしてしまったことが大きな反省事項である。それでも皆さんは、最後の最後まで全力で取り組み、あきらめることなくよく頑張って発表の日を迎えてくれた。

 発表会当日、発表を控えた学生の方々の表情は、緊張の色を隠せない様子であったが、自らの2年間の取組から創り上げた研究理論と実践検証の成果を堂々と発表できていたと記憶している。終了後には、達成感や安堵感もあり、それぞれがとてもよい表情であったと感じることができた。一人一人が、自分の力を出し切り、やり遂げることができたこの事実は、今後の皆さんの生活において、きっとよりよい経験になったことと思う。というのも、応用学生の方々にとっては、2年間の学修とはいえ現任校での毎日の勤務がとても大変であり、その中で時間を生み出し、研究理論に基づいた実践を進め、分析・考察を繰り返すとてもハードな生活の連続であったと思う。また、基礎学生の方々にとっては、1年3ヶ月に及ぶサポーター活動と教師力向上実習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲでの活動の中で、自身の実習計画に基づいた実践を進め、その結果を短期間でまとめながら修了報告書の作成に取り組んできた。そのような苦しさや大変さを乗り越えることができた実績はとても素晴らしい。皆さんの真摯な取組と努力に心から敬意を表するとともに、2年間を貫く大きな学びを修めることができたことを大いに賞賛したい。

 最後に、私は常に皆さんのよりよい成長を願いながら、長く学校現場や教育行政を経験してきたことからの話を伝えることに留意してきたつもりである。その話が、今後の皆さんの生活に少しでも役立てばと思う。修了を迎える皆さんの今後の素晴らしい発展と健康を祈念し、応用そして基礎の1年生の皆さんの今年1年間の学修をしっかりと来年につなげていただくことを心から期待したい。

山内 賢一(学校づくり履修モデル 特任教授)


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