オープンキャンパス
2024

学長挨拶

学長挨拶

愛知教育大学長 野田 敦敬

本学は、明治6年(1873年)創設の「愛知県養成学校」創設以来150年の歴史と伝統をもち、国立教員養成大学として、これまで約7万人の教員を輩出し、愛知県の教育界をリードしてきました。令和2年度から4年度の教員就職者数が国立の教員養成大学・学部で全国1位になるなど、教員養成を主軸とした、全国屈指の大学です。今後も、全ての子どもたちの可能性を引き出す個別最適な学びと協働的な学びの実現、いわゆる「令和の日本型教育」を担う教師や教職員集団を育てていく使命が本学にはあります。

学校教員養成課程への入学を目指している皆さんは、なぜ教師になりたいと思ったのですか?私は、小学校高学年の時の担当教師に憧れ、「先生になりたい」と思いました。中学校、高等学校、大学でも素敵な恩師に出会え、大学院修了後に小学校教師になりました。教師は、時間もかかり忍耐のいる仕事です。子どもは一人ひとり個性が違うので、マニュアル的な方法はありません。誠意をもって接し、目の輝きや伸びていく姿を見ると教師をしていてよかったと感じます。日本の未来を担う子どもたちのために、これからも「教師」という職業の重要性は増し、AI時代となっても、絶対になくしてはいけない職業であり、一生をかけるに値する職業です。

また、教育支援専門職養成課程への入学を目指している皆さん、「チーム学校」という言葉を知っていると思います。いまや学校教育は教師だけで運営するものではなく、多様な方々と協同して、子どもの健やかな成長を支えていく方向で展開されています。また、学校を管理する教育委員会事務局の行政職にも深い学校理解をもったスタッフが必要です。

いずれの課程とも、学校体験、多文化体験、自然体験、企業体験などの活動を通じて体験的に学ぶ科目と、大学での講義・演習科目などにつながりをもたせる工夫をしてきました。

併せて、本学の学習環境はこの数年で大幅に改善され、学生の皆さんが集うことのできる場所が学内に増えてきており、アクティブ・ラーニングに対応できる学習環境も整えています。緑豊かなこのキャンパスは、四季折々の自然の変化を味わうことができ、教員や教育を支える専門職として必要な豊かな感性を磨くには最適であると思います。

私は、教職員、地域の方々そして学生の皆さんと一丸となって、「この大学に入学してよかった」「この先生や職員に出会えてよかった」と感じるような大学にしていきたいと考えています。

皆さんが、このオープンキャンパスで「ぜひ愛知教育大学に入学したい」と思っていただければ幸いです。

愛知教育大学長 野田 敦敬

学長インタビュー(教員を目指す皆さんへ伝えたいこと)

学長自身、14年間の小学校教師を経て、大学教員、そして母校の学長に就任しました。その経験から教員を目指す皆さんへ伝えたいことを、本学学生との対談形式でお話しします。