海外への留学

海外への留学

ニューマン大学留学体験記-2014.2

 

所属 中等教育教員養成課程 英語専攻
留学先大学名(国) ニューマン大学(イギリス)
留学先での専攻 英語 / 教育
留学期間 2013年9月~2014年2月
奨学金受給 有 (日本学生支援機構)

【留学先大学について】

学生数

3000人

留学生数

60人

(留学生の主な国籍:フランス・スペイン・ドイツ・オーストリア・ハンガリーなど)
(うち日本人留学生数:1人)

学部

教育・歴史・演劇・音楽・ビジネス・神学・心理学など

大学の特徴

留学生同士の仲が非常に良い。人数が比較的少ないため,寮に住んでいる現地の学生ともすぐに仲良くなれる

大学の立地

中心街からバスで30分

【授業について】

受講した授業科目

<留学生用の授業>
English for speakers of other languageⅠ, Culture and identity in modern Britain,International student school experienceⅠ

<その他>
Reading Film

受講を薦める科目

International student school experience (教員志望であれば)
Culture and identity in modern Britain (広く浅くイギリスの歴史から文化まですべて知ることができる)

履修方法

留学に行く前に自分が受けたい授業を仮申請。授業が始まると,自分が思っていたものとは異なったりすることがあるので,自分がどういう授業を受けたいのかニューマン大学の国際交流センター職員と相談し,本登録。

外国語補講


(English for speakers of other languagesという授業である。そのときにニューマン大学にいる留学生が何を一番伸ばしたいのかを最初の授業で聞き,内容を決める。私のときには,スピーキングを授業でメインにやった。プレゼンテーションの練習も行う。ライティングは,毎回お題が設定されレポートをメールで提出し,フィードバックを得ることができた。ただし,自分に必要ないと思えば受ける必要は同じである。外国語補講ではないが,Culture and identity in modern Britainも自分で選択できる)

勉強についてのアドバイス

一週間に4つあるいは5つの授業をとり,1つの授業がだいたい2時間である。そのため,1日の中で余る時間が結構あるので,その日出された課題はその日のうちにやるのがベストである。現地の学生と一緒に受ける授業は必ず予習をすること。一番最初の授業で自分は留学生であることを直接先生に言うと,手厚い指導を受けることも可能である。あらかじめ配られたハンドアウトがあれば,次の授業で必要であるかないかに関わらず必ず読む。最後のタスクは非常に重要であるため,少しずつ進めるのが良い。

(教職希望の学生の場合)

International Student school experienceをとることをおすすめする。1週間に1回地元にある学校に配属され,実習をすることができる。日本の教育方法とイギリスの教育方法の違いを目で見ることができ,刺激を受けることができる。毎回報告書を簡単に書くが,イギリスと日本の違いに着目し,自分がその違いをそう活かしたいのか考えると良い。授業数に余裕があれば教育学の授業を履修するのも良い。

【留学前準備について】

準備期間

留学の5ヶ月前から準備

準備内容

銀行(CitiBank)開設,海外保険の申請,寮の申請,授業の仮申請,必要書類の作成,身の回り品の購入

留学先の情報収集方法

過去ニューマン大学に派遣された先輩方と連絡を取り合う。ニューマン大学の国際交流センターの職員とメールでやりとり。バーミンガムに在住されている方のブログを読む。

語学準備

愛知教育大学に入学時から
(学修方法:TOEIC,TOEFLの勉強,愛教大に来ている留学生との英会話

ビザ取得の有無

ビザ申請時の注意事項

空港でアライバルビザを取得
(英文の残高証明書・往復の航空券・英文の在学証明書・ニューマン大学からの招待状・海外保険のコピーなどが必要。空港では必ず何でイギリスに来たのか,何を勉強しに来たのか必ず聞かれるため,あらかじめ聞かれることを予想し準備することも必要。これらの書類はイギリスに入国する度に必要であるため,休み等で隣国に行く場合は持って行く必要がある)

航空券

種類:コリアンエア・オープンチケット往復(名古屋⇔ソウル⇔ロンドン)
値段:150,840円
※往路の変更は不可,復路の変更は1回あたり8,000円相当で可能

日本から持参すると良いもの

薬,箸,菜箸,温度調節できる服(寮のヒーターが思っているより効かないので),お茶漬け等のインスタント食品,日本文化を紹介する際に使えるもの(浴衣,折り紙など)

留学前にあると良かった情報

思っていたよりも寒い。伝統衣装があった方が良いということ。大学にはないが,バーミンガム全体で見るとJapan Communityがあるということ。

【留学先について】

都市(街)の名前

Birmingham

規模,雰囲気

イギリス第二の都市。中心街に行くと多様な文化に触れることができる。

気候

日本より寒く,雨も多い

治安

思っていたより良い。1人で歩いていても問題なかった。

【日常生活について】

滞在先

滞在形態

部屋の種類

個室(シャワー,トイレ,キッチンは共有)

家賃

1学期で約30万円(光熱費等すべて込み)

滞在先での問題

深夜遅くまで騒いでいる学生がおり,なかなか眠れない日がある。部屋にあるRadiator(日本の暖房)があっても寒い。

医療

もしもの場合に備えて薬全般は日本のものを持って行った方が良い。寒いときと寒くないときの温度差,また,雨によくあうため温度調節に気をつけるべきである。学内にも保健室のようなものはあるが,もし何かあった場合は徒歩5分で行けるジギンスレーンメディカルセンターに行くと良い。少しでも体調に異変がある場合は睡眠を多くとり,悪化を防ぐ。

食事(学食・外食の値段など)

学食は800円~が多く,少し高いので自炊がおすすめである。パーティーをするときは,お酒やお菓子を持ち寄るので,10ポンド。パブ等に行く際も,店にもよるが10ポンド程度である。

買い物(お店の名前など)

<食料品>
ASDA
2013年にできた。火曜日から金曜日は24時間営業のスーパー。すごく大きくて品揃えもよく,大学からも近い方。バス22で10分程。生活用品もたくさんある。質も良く,値段も良い。

<日本食品>
Seoul Plaza
バスX64に乗って中心街に行く途中にある。20分程。コリアンスーパーだが,日中韓の食材が手に入る。日本のインスタント食品,おかし,冷凍食品,調味料も置いてあるが高い。

<衣料品>
PRIMARK
中心街にあり,安く何でも手に入れることができる。

長期休暇の過ごし方

イギリス国内でなかなか行けない場所や隣国へ旅行。たまには,1人で旅行をすると自分がどれくらい英語を喋れるようになったのか確認できるとともに,自信に繋がるのでおすすめである。隣国に簡単に行けるのもイギリスならではの特徴であるので,できるだけ多くの物を見て触れると良い。

インターネット,携帯電話の使用環境

オリエンテーションの後から大学の寮,図書館ではWiFiが使えるが,システム上,一部のアプリ(LINE等)や動画サイト(Ustream等)が使えない。
携帯電話は現地で電話だけができるプリペイド式の安い携帯電話を買った。しかし日本でスマートフォンのSIMロックを解除すれば,イギリスでもSIMカードを入れれば使うことができる。

服装,習慣・マナーの違いなど

いろいろな違いがあるが,自分で感じて適応することが一番。違いは日本の文化を紹介するきっかけにもなる。

【1日のスケジュール例】

07:00 起床&朝食
09:10 授業開始(~11:30)
12:00 昼食 寮のキッチンで自炊
13:00 予習&復習+洗濯 自分の部屋で
17:00 夕食 自炊
18:00 グループワーク
20:00 自由時間(インターネット等)
21:00 大学内のバー
23:00 シャワー
24:00 就寝

【留学中,特に苦労したこととその対処法】

日本人が1人しかいなかったこと。中心街に出ても日本人はいなかった。ヨーロッパからの留学生が多いが,ほとんどがそれぞれの大学や国から2人以上で来ていたので,精神的につらいことがあった。つらいときは日本にいる家族と話したり,同じ時期に他国に留学していた友達とメールしたりした。逆にそういう環境が勉強するやる気にも繋がった。気分転換に1人で旅行したりして心を入れ替えたりもした。留学を通して精神的に強くなれた気がする。

【留学を検討している学生にアドバイス】

イギリスは交換留学先の大学の中でも一番多くの留学生が来ていると思います。そのぶん多くの文化,考え方に触れることもできます。特にヨーロッパから来ている留学生の英語力はかなりレベルが高く,良い意味での刺激も受けます。言語を学ぶだけでなく,自分の視野を広げるきっかけにもなります。
迷ったらチャレンジするべきです!これは留学中でもいえることです。留学という機会も社会人になってからではなかなか得ることができません。様々な場面で悩むことがあると思います。後悔しないためにもまずは何事もチャレンジすることが大切です!

 

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