海外への留学

海外への留学

ボールステイト大学留学体験記-2017.5

所属 現代学芸課程・国際文化コース
留学先大学名(国) Ball State University(アメリカ)
留学先での専攻 elementary education
留学期間 2016年8月~2017年5月(学部4年次に留学)
奨学金受給 有 (日本学生支援機構)

【留学先大学について】

学生数

21998人

留学生数

約700人

(留学生の主な国籍:主に中国)

(うち日本人留学生数:10人程度)

学部

総合大学なので約180の学部がある。中でも建築、テレコミュニケーション、教育が有名。

大学の特徴

建築が有名なだけあって、建物が素敵。ジムにあるマシンも無料で利用できる。

大学の立地

州都インディアナポリスから車で1時間のマンシーという小さな町にある。周囲には娯楽が少なく、勉強に集中するにはとても良い環境。

【授業について】

受講した授業科目

2016FAL_COMM340 リーダーシップについて学んだ。

2016FAL_EDEL231 初等教育の家族とコミュニティのつながりについて学んだ。アメリカの家族の多様性を知れたのが面白かった。

ENG 150--S2, Fall 2016中等の英語教育について学んだ。授業の中で教育に関する様々なアーティクルを読んでディスカッションをした。

2016FAL_ENG206 主に戦後のアメリカン文学。マイノリティとされているグループの作者が多く登場した。1セメスターに6冊読んだ


2016FAL_JAPA498 近くの附属小学校に日本語を教えに行った。

2017SPR_COMM290 コミュニケーションデパートメントの授業で様々な文化の人と円滑にコミュニケーションをとることを目標としていた。肌で感じていることを学問として体系的に学ぶことができたのは面白かった。

English 250: American Literature 2: 1860 to the Present 1860年から現在までの有名な作者の文学を読んだ。ここでも文化の違いを痛感して面白かった。

Spring 17 History 202: US since 1877 上記と同年代のアメリカの歴史の授業。


2017SPR_HSC261 性の授業。 アメリカならではのオープンな感じで面白かった。

受講を薦める科目

COMM290 授業を通してアメリカ人の友達を作りやすい。


ENG250 アメリカの文化の多様性を、文学を通して学べたことが面白かった。

履修方法

インターネットで登録する。必要があればアカデミックアドバイザーに相談することもできる。私の場合、fallは利用したがspringの時は利用しなかった。四年生から優先的に履修登録できるので留学生には空いている枠が少なかった。履修登録するタイミングでいち早く始めることが大切である。前の授業を取っていないと履修できない授業もあるが、教授に直接相談すると受けさせてもらえるかもしれない。

外国語補講

勉強についてのアドバイス

とにかく課題の量が多い。テスト前などはクラスメイトに教えてもらったり、教授に助けてもらったりした。ペーパーなどは出す前に教授がチェックして直してくれた。わからないことをそのままにせず聞けばみんな助けてくれるので、恥ずかしがらない。

(教職希望の学生の場合)

授業の中で現地のミドルスクールやハイスクールの見学に行った。授業によっては実際に教えることができる授業もある。

【留学前準備について】

準備期間

留学の4ヶ月前から準備  

準備内容

ボールステイト大学への入学申請書類の提出,ビザ申請,航空券の購入,海外留学保険の購入,注射

留学先の情報収集方法

ホームページを見たり,前年度に言った先輩や,他大学のボールステイトに行く学生に話を聞いたりした。直前は大学に直接問い合わせた。

語学準備

12ヶ月前から

学習方法:学内選考を通るために、TOEICの勉強をした。同時にTOEFLwritingを対策した。派遣が決まってからTOEFLで79を超えるために名古屋大学で行われたTOEFL対策講座を受講した。両試験とも公式問題集を使った。スピーキングは留学に行った先輩と練習した。

ビザ取得の有無

有(1週間程度)

ビザ申請時の注意事項

大学から書類が届かない限り始められないが、意外と早くできるので焦る必要はない。

航空券

種類 往復

値段 29,0000 円(JAL学生ロングステイ)

日本から持参した方がよいもの

常備薬、日本のお土産(意外と何でもそろうのであまり持っていきすぎないほうが良い)

留学前にあると良かった情報

キャッシュパスポートは若干手数料が高い。

【留学先について】

都市(街)の名前

マンシー

規模・雰囲気

小さな大学都市。人が優しい。比較的貧しい人が多い。

気候

夏は暑く冬は名古屋より寒い。天気が変わりやすいので折り畳み傘は必需品。雪は降るが積もらない。

治安

キャンパス内は比較的安全だが,キャンパス外を夜間一人で歩かないほうが良い。キャンパスの中でも銃を持つ人が現れたり,駐車場でドラッグの密売をしたりしていた。

【日常生活について】

滞在先

滞在形態

寮 studebakereast

部屋の種類

共同(現地学生のルームメイト)

家賃

月額10万円程度,光熱費も含む

滞在先での問題

ルームメイトがいたので朝などは起こさないように気を使った。

医療(日本から持参した方がいい薬,健康管理の注意点,利用病院名,費用など)

特になし。大学内のヘルスセンターを無料で利用できる。現地で歯医者は高いので行く前に治療しておくこと。冬でも建物の中は暑いのでジャンバーの下に半袖を着ていた時もあった。

食事(学食・外食の値段など)

学食はミールプランがついていたので一回のスワイプで昼と夜それぞれ8.4ドル分カフェテリアで購入していた。朝に使えるのはその半分くらいの値段。ミールプランの回数は選べるが私は10回分購入していた。外食の予定などを考えてミールプランを賢く使いこなす必要がある。

買い物(お店の名前など)

近くのウォルマートというスーパーやマンシーモールという小さなショッピングセンターには無料のバスが出ているので必要なものは基本そこでそろう。あとはアマゾンが便利。

長期休暇の過ごし方

寮に滞在するとお金がかかるのでいろいろなところを旅行した。Fall breakはトロントへ,winter break NY, Washington, Orlando, Kansas, spring breakは西海岸のロサンゼルスやラスベガス,グランドキャニオンなどを訪れた。

インターネット,携帯電話の使用環境

学校内ではWi-Fiがあるので困らないが, 携帯電話番号はいろいろなところで必要だったので日本からSIMフリーのスマホを持ていき,月9ドルほどのプランに申し込んで使っていた。

服装,習慣・マナーの違いなど

基本大学ではカジュアルにTシャツにジーパンだった。たまにドレスコードが求められる店もあるので一着きれいめのワンピースを持って行くとよい。

【1日のスケジュール例】

後期火曜日

9:00 起床

9:30 ブッフェスタイルの朝ごはん

11:00 授業

12:30 授業

14:00 図書館で勉強

18:00 夜ご飯

18:30 レクセンターでバドミントン

21:30 寮か図書館に帰って勉強

00:30 シャワー

2:00 就寝

【留学中,特に苦労したこととその対処法】

英語の壁に苦しんだ。授業の中で発言することが求められたが,自分の英語に自信が持てなくてなかなかできなかった。そこで教授に直接英語ができないことを伝え,個人的に教えて頂くようにした。また,初めて話す人だと向こうがこちらにどのくらいの英語力があるのかわからずに話してくるので,聞き取りには苦労した。わからないことはわからないと伝えることが大切である。

【留学を検討している学生にアドバイス】

はじめは英語力向上が留学の目的の大半を占めていました。しかしそれ以上にたくさんの人々と出会って文化の違いを肌で感じ,コミュニケーションにおける言語以外で大切なことについて学べたことがとても大きいです。日本で出会うことのなかったような考え方や文化的背景をもっている人々に出会い,移民の国アメリカの多様性に気づくことができました。ここでの生活は毎日が新しい知識と体験の連続です。楽しいことよりもつらくて大変なことがたくさんありましたが,その一つ一つが自分を大きく成長させてくれたと思います。日本を少し遠くから眺めることで,日本での生活ではあたりまえだったことの素晴らしさに気付くことができたと同時に,日本の問題点も見えてきました。100人いれば100通りの学びがあると思います。時間とお金が許す限りでみなさんにもぜひ体験していただきたいです。

ページの先頭へ戻る