コラム

次のステップに向かう教職大学院

掲載日:2018年01月22日


 教職大学院は専門性の高い教員を養成することを目的に展開する専門職大学院として、平成20年4月に設置された。私は、新設時より兵庫教育大学教職大学院教育実践高度化専攻の小学校教員養成特別コースにおいて、「教科の内容・指導法研究Ⅴ」で「小学校英語」の講義(授業づくり)を昨年度まで担当させて頂いた。また、愛知教育大学教職大学院でも昨年度から「授業づくり」の授業を担当してきたが、今年度より外国語教育講座から教職大学院に異動したことで、両専任として教職大学院及び、外国語学部の授業と大学院教育学研究科の授業に関わっている。

 教職大学院の特徴として、「理論と実践を往還させる教員養成カリキュラムの確立」が重要である。担当している「授業づくり」では、教科の指導内容と指導方法を理論と実践の両面が求められ、実践事例を通して、受講生が教科の基本原理や目標、授業デザイン、指導、評価について学習すること、及び、各自の研究としての位置づけや、実践上の課題について考察する能力を育成することを目標としている。

 教職大学院は10年の時を経てその使命を果たしながら、次のステップへと進むことが望まれている。平成30年度という新しい10年を迎える節目にあたり、文部科学省が掲げる「グローバル人材育成」の要素のⅠからⅢに加え、幅広い教養と深い専門性、課題発見・解決能力、チームワークと(異質な者の集団をまとめる)リーダーシップ、公共性・倫理観、メディア・リテラシー等を視野に入れて「理論と実践を往還させた教育」としてのカリキュラム構想が具現化されることを期待したい。

高橋 美由紀(授業づくり履修モデル 教授)


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