現代学芸課程 臨床福祉心理コース

社会支援の視点には、多様な人間のあり方に理解を深めることが必要です

臨床福祉心理コース

〈主な学修領域〉

  • 社会福祉学
  • 臨床心理学

募集人員/20名

学びのポイント

臨床福祉心理コースでは、人間と社会のさまざまな問題について、社会福祉学と臨床心理学の両面から相互の関連を図りながら学んでいきます。福祉・教育・医療・矯正等のさまざまな領域でのカウンセリングやソーシャルワークを行う専門職にふさわしい高度な知識・技術を持つ人材の養成を目指しています。

社会福祉学と臨床心理学の2本柱を一体化させたかたちで学ぶことのできる授業を行っています。1・2年次では、多様な諸科学の基礎的な知識を身に付け、3・4年次ではそれらの基礎に立って、より実践的・専門的な視点を学べるような授業科目を設けています。多岐にわたる履修科目があり、積極的かつ継続的な学修姿勢が求められます。3年次からは各自が学究したいテーマを選び、ゼミ形式で教員の指導を受けながら研究を進めていきます。

社会福祉学

「社会福祉学」とは、人々が生活していく上で生じてくるさまざまな心理・社会的な課題を解決するために、いかに問題状況を理解し、どのような制度・政策を立案し運用するのか、そして多様な社会資源を利用者のためにどのように活用するのかなどを研究する学問です。

臨床心理学

「臨床心理学」とは、人間の「こころの問題」について研究・実践していく心理学の一分野です。例えば、人間関係でのストレス、さらには不登校やいじめなど、現代の社会では、さまざまな心にかかわる問題が指摘されています。このような「こころの問題」をどのように理解していけばよいのか研究したり、その解決のための援助を行う学問が臨床心理学です。

取得できる免許・資格

  • 教員免許 : 一定条件の下に所定科目の単位修得が必要です。
  • 資格 : 一定条件の下に所定科目の単位修得が必要です。
教員免許 高等学校教諭1種免許状(福祉)
資格 社会福祉主事任用資格
社会福祉士(国家資格)受験資格

将来のフィールド

卒業後の進路は、心理や福祉の専門性を生かして、公務員(福祉職・心理職含む)、医療・福祉・教育等の相談業務、高校教員、一般企業など、多岐にわたっています。臨床心理士を望む場合は大学院進学も多く、さらに研究や実践を深めていこうとする学生も少なくありません。

Page Top