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科学教育出前授業等による学生自立支援事業

2005年度特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)に,愛教大が採択決定!

このたび,文部科学省に本学が応募した「科学教育出前授業等による学生自立支援事業」が 2005年度「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」に採択されました。「特色GP」は,大学教育の改善に資する種々の取組のうち,特色ある優れたものを選定し,選定された事例を広く社会に情報提供するとともに,財政支援を行うことにより,国公私立大学を通じ,教育改善の取組について,各大学及び教員のインセンティブになるとともに,他大学の取組の参考になり,高等教育の活性化が促進されることを目的とするものです。2005年度は,「特色GP」の実施3年目にあたります。410件の応募のうち,47件が採択されました。

テーマ例として,下記の5の分野が例示されており,本学の応募テーマは,4に属するものです。

  1. 主として総合的取組に関するテーマ
  2. 主として教育課程の工夫改善に関するテーマ
  3. 主として教育方法の工夫改善に関するテーマ
  4. 主として学生の学習及び課外活動への支援の工夫改善に関するテーマ
  5. 主として大学と地域・社会との連携の工夫改善に関するテーマ

特色GPについての詳細は,以下のサイトを参考にしてください。

※ 特色GPのページへ直接移動します。

採択された取組みの概要

テーマ 学生の学習及び課外活動への支援の工夫改善
取組名称 科学教育出前授業等による学生自立支援事業
取組担当者
(リーダー)
愛知教育大学理事・副学長
学術総務担当 松田 正久

採択された取組概要

「理科離れ」「算数・数学離れ」が指摘され,原因を巡って種々論議がある。愛知県は,「ものづくり」を基盤とした高度産業地域で,科学教育が盛んである。本学は,この地域で,学校教員を養成する重責を担う単科の教員養成系大学である。

ここ10年来,教員志望学生の「理科嫌い」→「理科離れ」→「理科の学力低下」の実態があり,中学や高校での数学にアレルギーを持つ学生が増加している。「理科・算数・数学離れ」「ものづくり拒否」の学生の問題を全学の共通認識とし,これらの課題を克服するため,学生が自らの力を引き出し,全学挙げて支援する組織的取組である。1997年から進められてきた,「出前実験」をはじめ「天文教育講座」,「ものづくり講座」,「数学合宿授業研究」等を含む,学生が自ら企画実践し,ボランティアにより学校や地域と連携し,教員が「ブックレット普及」や「理科嫌い調査と教材開発」等で下から支えるプロジェクトである。

採択理由

本取組の特色は,「理科嫌い」や「数学アレルギー」を持つ教員志望の学生が増えていることへの対処策として,学生が自ら企画実践し,ボランティアにより学校や地域と連携して実践することにあります。教員の方は「ブックレット普及」や「理科嫌い調査と教材開発」等の面で支えています。1997年から始まった「訪問科学実験教室」を始め,「天文教育講座」「ものづくり教育」「数学合宿授業研究」等のプログラムが継続的に実施され,結果として学生は「理科離れ・算数・数学嫌い」を克服しつつあり,卒業後には理数科系科目を得意とする教員として活躍する者も出ています。小・中学校から本プログラムの参加要請が数多く寄せられており,「ボランティア証明書」は学生の参加を促し,評価の高い「教材ブックレットの開発・配布」は他大学の参考となります。

今後,教員側の組織的関与を強めるなど,こうした「科学教育」や「ものづくり教育」が一層充実することで,理数科好き・ものづくり大好き教員が数多く輩出されることを期待しています。

本学の取組の内容について

特色GPの内容については以下の資料をご覧ください。

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