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2026年1月5日(月)

明けましておめでとうございます。本当に早いもので、年頭挨拶も6回目となりました。 このところ毎年、年末に創造科学系担当の学系支援係や自然観察実習園を管理している方々にお世話いただいた餅つきでつくった鏡餅が飾られ正月らしい雰囲気となっています。
本日は、暦の上では「小寒」とのことで、寒さはこれからが本番です。私は、自宅近くの庄内川の堤防で毎年初日の出を拝みに参りますが、今年も拝むことができました。皆様は、どのような新年を過ごされたでしょうか。 しかしながら、昨年も国内外で地震、豪雨、広範囲に及ぶ火災など大きな災害が続きました。能登などの被災地では、いまだ復興半ばで大変な生活をされている方が多いと聞いています。一日も早い復興を願い、改めて心よりお見舞い申し上げます。

さて、選挙に立候補したような出で立ち現れましたが、これは12月24日に首都プノンペンでカンボジア国王より授与された「ロイヤル・モニサラポン勲章 最高位大十字章」です。本学は、カンボジアで前学長時の2014年度から、身体測定の普及と支援として「健康教育支援事業」を始めました。また、2016年からは、学校給食の効果の検証と本学の食育キャラクターである「しょくまるファイブ」を活用した食育教育の実践をしてきました。
この間、多くの教職員や学生・院生がかかわりました。私は、7年前の副学長在任中、前学長から同行を命じられ、プノンペンの厳しい教育環境を目にしました。これらの活動を通して、カンボジアの教員養成学校の学生と本学の学生との交流ができ、互いに有意義な時間を過ごすことができました。
様々なデータも収集し、保健体育講座の寺本教授らがその意義と成果や課題をデータとして検証し、日本語、英語、クメール語での発信も行うこともできました。
これらの長年に渡る貢献が高く評価され、国立大学としては初の栄誉あるこの勲章を、教育・青少年スポーツ省キム・セタニー長官より授与されました。大変栄誉なことであると思い、皆様に披露しようと思った次第です。この授与を機会として、カンボジアの子どもたちの健やかな成長をより一層願い、今後も可能な支援をしていく所存であります。
今回の訪問を通して感じたことは、国からの投資により、国立教育研究所及び附属小学校の教育環境は著しく充実していることに驚きました。7年前は、蛍光灯が3本の暗い教室に木の机、古びた黒板で、草履の子どもが多数いました。しかし、今回は、校舎もきれいになり、エアコンの効いた教室で快適に学ぶ姿がありました。しかし、それに比べ、郡部の教育環境は厳しいものでした。朝食抜きで登校する子ども達が多く授業に集中できないため、薪で火をおこし大釜で炊いたご飯と野菜入りのスープを給食として実施している学校も視察しました。子どもたちの笑顔と輝く瞳に、吸い寄せられ思わず近寄ってしまうこともしばしばありました。また、本学大学院の修了生何名かが活躍しており嬉しく思いました。身体測定や給食等を通した健康教育は我が国の文化であり、その文化を異国で定着させるには長い年月がかかるものであると感じました。
昨年を振り返ってみますと、まず、附属幼稚園が、創立100周年を迎えました。後援会の皆様のバックアップにより、記念運動会、バイオリンコンサートやホームカミングデーなどを実施し、盛り上がりました。
次に、4度目となります教職大学院認証評価を受けました。5年に一度受けることになっています。私としては、学長初年度に続き2回目となりました。企画課評価係を中心に多くの教職員の皆様の協力をいただき膨大な資料をまとめ、院生、教育委員会や学校の関係者など対面やオンラインのヒアリングを終え、現在結果待ちとなっています。 学生や附属学校の児童・生徒も活躍してくれました。教職大学院1年の伊藤士恩(いとうしおん)さんは、2年連続で朝日作曲賞に入選しました。PS団体である「情報保障支援学生団体てくてく」が、「聴覚障害学生支援に関する実践共有セッション」でグッドプラクティス賞を受賞し、昨年のPEPNet-Japan賞(大賞)に続き、2年連続での受賞です。ダンス部は、保健体育講座の成瀬准教授のご指導の下、「少人数による創作ダンスコンクール」で、全国第1位に輝きました。
附属高校、岡崎中学校、岡崎小学校の皆さんは、12月に開催した「第2回子どもまんなかシンポジウム」で、教職や教育支援職の魅力について積極的に発言してくれました。附属名古屋中学校3年生の近藤にこるさんは、14歳の起業家として有名ですが、この度、日本青年会議所主催「第9回価値デザインコンテスト」では文部科学大臣賞を受賞しました。

さて、本年は、第4期中期計画の中間評価を6月までに提出しないといけません。また、第5期に向けての1回目のヒアリング資料を2月17日までに提出し、春には、文部科学省担当課のヒアリングが実施されます。 昨年11月4日に出された30頁に及ぶ「国立大学法人等改革基本方針」では、国立大学法人等の全体としてのミッションとして3点が示され、本学は2点目の「高度専門人材の育成」、3点目の「地域社会を先導する人材の育成」がミッションであると思います。
「経営戦略・マネジメント体制の抜本的強化」の項目では、自らの有する経営資源の棚卸しを行った上で、マネジメント体制の構築、「組織の見直し」の項目では、学部定員を含め、現在の学部の規模や組織の在り方についても自らのミッションや機能強化の方向性に沿って見直しを図っていくことが不可欠、附属学校の規模の見直し、「教育の質の向上」の項目では、地域の人材育成インフラのハブとして大学等間の連携、「研究力の強化」の項目では、「研究の多様性確保」が本学に課せられていると考えます。
これらを踏まえ、学部の定員削減を視野に入れた大きな改革を進めなければなりません。それに先駆けて、令和9年度より、附属学校の規模の見直しを進めます。また、地域の特色を生かした教育課程の編成も行う予定です。 本学の教育課程の特色を一層出すために、2年がかりで準備をして参りました「未来共創科目」も2単位ではありますが整いました。いずれにしましても、改革に向けた初年度となりますので、全学の英知を結集し臨みたいと思いますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
地域連携の拡大及び深化、また、皆様のご協力で5年間実施してきた「未来共創プラン」 は、教員養成大学としての本学の価値を地域から認められ、附属学校園との関係も深まり、最近では、教職学が協働した取り組みも始まってきました。大きな成果を上げている一方で時間の経過と共に課題も見えてきています。財務状況も厳しくなっていますので、重点化・集約化が図れるような見直しをしていくつもりでいます。
もう一つ報告がございます。私がカンボジアに行っておりました間に、宮内庁より、1月14日に皇居正殿松の間で開催される「歌会始の儀」の陪聴者として、私を招待するという連絡が来ました。100名程の陪聴者のうち国立大学枠は2名とのことです。選考理由は、「熱心に教員養成に取り組んでいるので」とのことでした。国立大学協会の総会でたびたび発言している姿が藤井会長の目に止まったのかと推察します。謹んで行って参ります。
最後に、いよいよ本格的な入試シーズンが始まります。入試課を中心にミスのないようお願いします。以上で挨拶とします。
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