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国立大学法人愛知教育大学の平成22年度決算について

2011年10月14日

はじめに

 この度、平成22 年度決算にかかる国立大学法人愛知教育大学の財務諸表等について、平成23 年10 月14 日付けで文部科学大臣により承認されましたのでここに公表いたします。

この財務諸表は、企業会計原則に基づきつつ、教育研究を主たる業務とする大学の特性を踏まえ、国立大学法人特有の会計処理を加味した「国立大学法人会計基準」により作成されております。平成22 年度は、347 百万円の剰余金(当期総利益)が生じていますが、この剰余金(当期総利益)は、「利益の処分に関する書類」に基づき、目的積立金として、文部科学大臣の承認を受け、平成23 年度以降に目的に沿って使用することが可能となるものです。本学は、一層の業務の効果的・効率的運営を目指すとともに、外部資金の獲得等に努力し、広く社会の要請に応え、中期目標の達成に向けて努力していく所存です。以下に財務諸表の概要を示します。

財務諸表の概要

  1. 貸借対照表とは、本学の財政状態を明らかにするため、決算日におけるすべての 資産、負債及び純資産を記載したものです。
  2. 損益計算書とは、本学の運営状況を明らかにするため、一会計期間における本学 のすべての費用と収益とを記載したものです。
  3. キャッシュ・フロー計算書とは、本学における資金の調達や運用状況を明らかに するため一会計期間の資金の流れを3つの区分に分けて開示したものです。
  4. 利益の処分に関する書類は、毎事業年度の損益計算において生じた利益を、翌事 業年度にどのように引継ぐかを記載したものです。
  5. 国立大学法人等業務実施コスト計算書とは、自己収入等を除き、本学の業務運営 に関して国民が負担するコストを明示したものです。

平成22年度財務諸表の特徴

資産

資産の総額は48,915百万円(対前年比0.4%減)となっており、その内訳は、固定資産が資産除去債務の計上による増加と、減価償却による減少などにより0.4%減の47,373百万円、流動資産が予算の計画的な執行による普通預金の増加、有価証券の償還による減少などにより0.7%減の1,542百万円となっております。

負債

負債の総額は5,328百万円(対前年比9.2%増)となっており、その内訳は、固定負債が資産除去債務の計上による増加と、運営費交付金による資産取得に伴う資産見返負債の増加などにより15.8%増の3,769百万円、流動負債が授業料前受金の増加と、未払金の減少などにより4.0%減の1,559百万円となっております。

純資産

純資産の総額は43,586百万円(対前年比1.5%減)となっており、その内訳は、資本金が増減なしの43,693百万円、資本剰余金が減価に対応する収益の獲得が予定されていない資産の減価償却を損益外処理とするための減少により339.2%減の△526百万円、利益剰余金が当期総利益の増加などにより28.5%増の419百万円となっております。

費用

経常費用の総額は7,891百万円(対前年比3.5%減)となっており、その内訳は、人件費が人事院勧告による賞与の減少と、職員給与細則の改正による地域手当の増加などにより1.7%減の6,083百万円、人件費を除く経常費用は、前年度繰越予算がなかったことによる減少、図書の除却による増加などにより9.0%減の1,807百万円となっております。

収益

経常収益の総額は8,238百万円(対前年比2.7%増)となっており、その主な内訳は、運営費交付金収益が退職者の減少による特殊要因運営費交付金の減少や、新規採択額の増加による特別運営費交付金の増加などにより1.3%減の5,113百万円、授業料収益が授業料を財源とした資産取得の減少により4.8%増の2,181百万円、受託事業等収益が新規採択額の増加により129.9%増の68百万円、資産見返負債戻入が図書の除却による増加などにより142.3%増の253百万円となっております。

当期総利益

以上の理由により、当期総利益は347 百万円(前年度比32.1%増)となっております。
なお、前年度には国立大学法人会計基準第78 第3 項の規定に基づく運営費交付金債務残高の臨時利益への振替額が含まれています。

愛知教育大学理事(財務・施設)
白石 薰二

 

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