2015年2月21日 東海地区障害学生支援担当者教職員研修会を開催
2015年03月31日
2月21日(土),愛知教育大学において,日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク平成26年度地域ネットワーク形成事業として,東海地区障害学生支援担当者教職員研修会が開催され,東海地区の教育関係者を中心に約90人が参加しました。
開会あいさつとして,本学の新井美保子副学長から聴覚障害学生支援など本学の取組について説明が行われました後,日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク事務局を務めている筑波技術大学の石原保志副学長から,日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワークの取組や本研修会の趣旨について説明が行われました。
プログラムの第1部は,「我が国の障害者施策の動向と大学等における今後の対応」として,文部科学省高等教育局学生・留学生課辻直人課長補佐および内閣府の障害者政策委員会委員長を務められている静岡県立大学石川准教授から,平成27年4月の障害者差別解消法の施行に向けた国の施策や大学等の対応について講演がありました。
参加者からは,合理的配慮の内容について障害者の納得が得られなかった場合の対応策などについて質問が出されました。
第2部では東海地区障害学生支援担当者情報交換会として,同志社大学,東洋大学および関西学院大学の取組について報告があった後,テーマ別に分かれて組織的な障害学生支援体制の構築等,教員への理解啓発および支援内容決定プロセスについて熱のこもった活発な議論が行われました。最後に本学障害児教育講座の岩田吉生准教授より東海地区でのネットワーク活動について報告が行われ,地域の大学連携の重要性を改めて確認しました。
なお,本会議は,本学聴覚障害学生の情報保護支援学生団体「てくてく」および特別支援学校教員養成課程の学生スタッフの協力を得ました。
(学生支援課 課長 竹内美佐子)