News & Topics:2023年12月掲載分
- 2023年11月7日から14日までの6日間 学生ICT支援員が本学附属名古屋小学校の秋の公開授業をサポート
- 2023年11月21日 令和5年度第3回喫緊の教育課題を学ぶ会を開催しました。
- "節電"取り組み大賞の応募および受賞結果について
- 2023年10月4日 子育てサポート企業の特例認定「プラチナくるみん」を取得
- 2023年11月14日 「令和5年度愛知教育大学永年勤続者表彰式」を行いました。
- 2023年10月31日 未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の一環で井ケ谷幼児園の園児がどんぐり拾いと美術・技術実習棟見学のため来訪
- 2023年11月30日 本学卒業生から愛知教育大学未来基金へ100万円のご寄附をいただき、学長から感謝状を贈呈
- 2023年11月分 本学掲載の新聞記事、メディア紹介
- 2023年11月21日 井ケ谷地区役員と愛知教育大学との懇談会を開催しました。
- 2023年12月1日~12月27日 「愛知教育大学『明倫堂文庫』展」を開催
- 2023年10月25日、11月15日 自然体験活動の一環で稲刈りとはざ架け、籾すりと精米作業を実施
- 本学職員が「司書さんの句歌会」で最優秀賞を受賞
- 2023年12月10日 かがやけ☆あいちサスティナ研究所成果発表会に参加しました。
- 2023年12月9日 天文愛好会COREが『ASOB!TREE』で子ども向けワークショップを行いました。
- 2023年11月5日 てくてくの学生が「第19回日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウム」に参加しました。
- 2023年11月29日 全学FD講演会「外国にルーツを持つ子どもたちへの教育の必要性を大学全体で認識する」を開催
- 2023年12月6日 令和5年度第4回喫緊の教育課題を学ぶ会を開催しました。
- 2023年12月4日と7日に学生ICT支援員が講師になりSD研修会「オンライン配信のための機器操作体験会」を開催
- 2023年12月10日 手芸サークルCRAFTが「刈谷あきんどマルシェ」に出展しました。
- 2023年11月19日に創基150周年記念式典、11月22日、23日に記念事業「地域の教育に関する企画展」を開催しました。
- 2023年11月23日(木・祝)未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」で第4回「あつまれ!子どもキャンパス」を開催
- 2023年12月12日 紺綬褒章伝達式を挙行
2023年11月7日から14日までの6日間 学生ICT支援員が本学附属名古屋小学校の秋の公開授業をサポート
2023年12月 4日
2023年11月7日(火)から14日(火)の6日間、教職キャリアセンターICT活用等普及推進統括部門の学生ICT支援員7人と大学院生1人が、本学附属名古屋小学校の秋の公開授業のサポートをしました。
公開授業はライブ配信とオンデマンド配信を行うため、事前に教科ごとの打ち合わせに参加し、機器の操作手順を教わって練習し、準備を進めました。
公開授業当日は、機器の操作を担当したり、用意されたタブレットや一眼レフカメラで、児童の生き生きした活動の姿を撮影したり、児童の活動をサポートしたりと、それぞれの授業によって担当する支援内容はさまざまでしたが、皆さん真摯に取り組みました。
学生ICT支援員は、普段は大学の授業支援などで活躍していますが、学校現場での実践で経験を生かすことができ、学生自身の学びやスキル向上にもつながり、大変有意義な支援となりました。
【附属名古屋小学校の先生方の感想】
・秋は、他の学級が通常の授業を行う中で公開授業をしています。学生のサポートのおかげで安心して全ての授業を行うことができました。学生にとっても、授業の工夫と配信のポイントを学ぶ機会になっていたように感じました。これからもぜひお願いしたいです。(阿部健一校長)
・当日は、配信や撮影の手伝いをしていただき大変助かりました。本校教員からも「授業に集中できてよかった」「春の発表会でもぜひお願いしたい」など、大変好評でした。今後もぜひお願いしたいなと思っています。ありがとうございました。(松尾裕太教諭)
【サポートした学生の感想】
・ライブ配信をすることで病気やケガなどで学校に来られない児童・生徒も授業を受けることができると感じた。
・自分が学生のころにはなかったICTを活用した授業に支援員として携わることができ、新たな学びの形を知る機会になった。今後のICTの活用による授業の発展に興味が強くなった。
・ライブ配信を行なってYouTubeなどでライブをする方法が分かった。またライブをする時はどのような準備が必要でどのようなことに注意する必要があるか分かったので自分でライブする時に生かしていきたい。
・私は写真撮影を担当していましたが、web配信の機器を担当している先生が、授業の展開によってカメラを切り替えたり、ズームしたりしているのを見て、使いこなせるようになると格好いいなと思いました。
・附属小の先生方の授業を拝見できたので勉強になりました。機器の操作もあまり難しくはないです。子どもの様子も見ることができ、よい経験になりました。
・ライブ配信は思っていたより、カメラや音声の切り替えなどが大変でした。
(教務企画課 教育高度化支援係 小笠原有香)
(教職キャリアセンター ICT普及推進統括部門 こらぼ 正木香)
2023年11月21日 令和5年度第3回喫緊の教育課題を学ぶ会を開催しました。
2023年12月 4日
11月21日(火)に愛知教育大学教職キャリアセンター教員研修部門が主催する令和5年度第3回喫緊の教育課題を学ぶ会をJPタワー名古屋にて開催しました。この研修会は「『学びに向かう力』を引き出す授業デザイン」をテーマとして、名古屋市立神宮寺小学校教諭 日比野 浩規 先生、名古屋市立桃山小学校教諭 石田 典之 先生よりご講演いただき、北海道教育大学教授 藤川 聡 先生に総括をしていただきました。今年度3回目となる今回の研修会には、県内の小学校教諭、中学校教諭をはじめ計18人が参加しました。冒頭では、教職キャリアセンター教員研修部門長の磯部征尊准教授が主催者あいさつおよび本研修会の趣旨について説明を行いました。
主催者あいさつに続いて、椅子を円形に配置して座り、アイスブレーキングも兼ねて、あだ名を呼びながらタオル(ボールの代わり)をパスしてつなげていく活動を行いました。参加者全員にパスがまわるまで1分35秒かかっていましたが、「より短くするにはどうすればよいか?」という日比野先生の問い掛けに、参加者が考えて意見を出し合いました。このような目標と現状の理解をしたうえで、目標に向かって考えていくプロセスが、学びに向かう力のイメージであるとして、参加者に共有されました。初めは固い雰囲気でしたが、次第に緊張が和らいでいきました。
次に、石田先生から1時間の授業の中で学びに向かう力を引き出す授業の一部を行っていただきました。学びに向かう力を引き出すために、「解決できそう!」という思いをもたせたり、「あれ?」「どうして?」という問いをもたせたりすることが大切であるとお話しいただきました。そして、その具体的な問い返しの方法もご教授いただきました。6年生の算数における「場合を順序よく整理して」の例を挙げ、授業の導入において、子どもたちが調べてみたい、確かめてみたいという気持ちを引き出し、学びに向かう力を引き出す実践をご報告いただきました。
続いて、日比野先生から単元を通して学びに向かう力を引き出すことについてご紹介いただきました。3年生の総合的な学習の時間における「香流川博士になろう!」において、子どもたちに偽の情報を提示し、疑問をもたせたうえで、今持っている知識では真偽を確認できないことから調べる必要感が生まれ、調べたいと思うようになるという実践をご紹介いただきました。また、4・5年生合同のドッジボール大会の時に、ドッジボールコートをきちんとかくための課題を児童から挙げてもらい、各課題の解決に向けての難しさや解決するために必要な時間から議論し、解決する順番を考えるという実践をご報告いただきました。さらに、教室環境から引き出す学びに向かう力については、児童同士の対話を促すために向かい合った座席配置にする工夫や、サークル対話を行えるサークルゾーン・集中して作業や学習に取り組める集中ゾーン・グループでアイデアを出し合ったり、協働作業を行ったりできるミーティングゾーンなどを設ける工夫をご紹介いただきました。
最後に、一人一人の才能や学びに向かう力を引き出すには、マルチプルインテリジェンスの考え方を基本に、自己分析させ、他者のことについて理解し、互いの才能を生かしていくことが重要であるとお話しいただきました。
2人の先生によるご講演後、藤川先生より、Weinerの帰属理論や市川伸一先生の教訓帰納をご紹介いただき、失敗時や成功時の学びに向かう力についてお話しいただきました。研修会後のアンケートでは「講師の先生の提案内容が非常に面白かった」「体験を含めた内容で分かりやすかった」「授業づくりの大切なポイントについて、体験を交えながら分かりやすく学ぶことができた」などの感想が寄せられ、有意義な研修会となりました。
次回の研修会は、「プログラミング教育をもっとかんたんに」をテーマに12月6日(水)の開催を予定しています。
(教職キャリアセンター教員研修部門 黒川雅幸)
"節電"取り組み大賞の応募および受賞結果について
2023年12月 4日
附属学校園を含む本学の構成員全員に対して、6月1日(木)から9月26日(火)まで、夏場の節電についてのアイデアや取り組みの募集をしました。
募集をした経緯は、昨今の燃料価格の高騰に伴い、本学の光熱水費が大幅に増加しており、この増加傾向が続くと、大学運営に支障をきたす恐れから、教職員や生徒一人ひとりの節電に対する自由な発想や実践で、この難関を乗り切りたいという思いからです。
多くの生徒や教職員から応募をいただき、ありがとうございました。 応募いただいた内容について、厳正な審査により、以下の方々が受賞されました。
学長賞
- 附属名古屋小学校 4年2組の皆さん(団体)
「どうしたら、わたしたちは節電することができるだろう?」
- 附属名古屋小学校2年2組足立百合亜さん(個人)
「お日さませつ電」
選考会特別賞
- 附属名古屋小学校6年4組の皆さん(団体)
「帰国学級児童が考えた、学校でできる節電アイデア」 - 附属名古屋中学校3年E組 荒木咲菜さん(個人)
「早起きは3℃の得」 - 附属名古屋中学校1 年E組 荒木萌友さん(個人)
「夏休みの期間変更・クールグッズ持参」 - 教務企画課の皆さん(団体)
「学生の気づきを促す省エネルギー行動の推進について」
アイデア賞
- 附属名古屋小学校3年2組 新藤沙菜さん(個人)
「夏休みは電気を使わない遊びをしよう」
今回、多くの生徒や教職員の方々からの応募により、節電の実践および節電意識の向上を図ることができました。
本件も含む本学独自の節電対策により、大学全体では、上半期(4~9月)の電気使用料415万円、光熱水費全体932万円を削減することができましたが、電気料金は、依然高止まりしており、節電対策が必要な状況が続いています。下半期においても、一人ひとりの節電の実践により、この難関を乗り切りたいと思いますので、引き続きご協力をお願いいたします。
(施設課 副課長 谷川正憲)
2023年10月4日 子育てサポート企業の特例認定「プラチナくるみん」を取得
2023年12月 4日
本学は、10月4日(水)に厚生労働大臣より「プラチナくるみん」認定を取得いたしました。
「プラチナくるみん」とは、仕事と子育ての両立支援制度の導入や利用などについて、高い水準の取り組みを行っている企業を厚生労働大臣が認定する特例認定制度です。次世代育成支援対策推進法に基づき一般事業主行動計画に定めた目標を達成し、一定の基準を満たした企業が受けられる「くるみん」認定を取得した企業のうち、より高い水準の取り組みが認められた企業が「プラチナくるみん」認定を受けることができます。
本学は2008年に「くるみん」認定を取得しており、この度、本学の次世代支援育成行動計画に基づく活動や目標達成などが評価され、「プラチナくるみん」の認定を取得いたしました。
今後も引き続き、職員のワーク・ライフ・バランスの推進や次世代育成支援のための取り組みを進めてまいります。
(人事労務課 労務・福祉係 藤本健)
2023年11月14日 「令和5年度愛知教育大学永年勤続者表彰式」を行いました。
2023年12月 4日
11月14日(火)に、本学第五会議室にて、令和5年度愛知教育大学永年勤続者表彰式を行いました。今年度の対象者4人が表彰式に出席し、一人ひとりに感謝状および記念品が贈呈されました。
野田敦敬学長から、これまでの功績に対する感謝と今後の活躍への期待を込めたお祝いの言葉が贈られました。これを受けて、表彰対象者を代表して平野俊英教授(理科教育講座)から表彰に対するお礼と感謝とともに、「今後も同僚と協働的で創意工夫のある職場環境の中で、教員や教育を支える専門職の養成を通じた社会貢献に尽力していきたいと思います」と謝辞を述べられました。
(人事労務課 労務・福祉係 藤本健)
2023年10月31日 未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の一環で井ケ谷幼児園の園児がどんぐり拾いと美術・技術実習棟見学のため来訪
2023年12月 7日
10月31日(火)、愛知教育大学未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の取り組みとして、井ケ谷幼児園の園児によるどんぐり拾いを本学キャンパス内で実施し、井ケ谷幼児園の4歳児47人と5歳児54人、引率教諭10人、大学からは教員3人の合計114人が参加しました。
井ケ谷幼児園を出発した園児たちは、正門で社会科教育講座の真島聖子准教授に迎えられ、4歳児は附属図書館南側通路に、5歳児は美術・技術実習棟に行きました。
4歳児は到着後、大きな声で大学関係者にあいさつし、端から端まで目いっぱいに広がってどんぐりや葉っぱなどを探し始めました。真島准教授のほか生活科教育講座の西野雄一郎准教授も参加し、みんなで多くのどんぐりを拾い集めました。子どもたちは傘の付いたどんぐりや丈夫な木の枝を見つけると、「こんなの見つけたよー!」「見て見て、いっぱいとれた!」と楽しそうに大学関係者や通りすがりの学生に見せていました。たくさんの宝物を拾い終わった4歳児は、一足先に大学を後にして幼児園に帰りました。
5歳児は到着後、美術・技術実習棟に展示されている美術作品を見学しました。美術教育講座の中村僚志教授に見守られながら、園児たちは大きな彫像から小さな瓦作品までさまざまな作品があることに驚きつつ、一つ一つじっくり観察しました。その後、養護・幼児棟前に移動し、芝生で寝転がったり野草を集めて束にしたりするなど思い思いに遊びました。遊び終えた後は教育支援棟Ⅰの前に移動し、どんぐりや木の枝を拾い集めました。最後に真島准教授からあいさつを受けるとともに、本学のマスコットキャラクターである「愛教ちゃん」と「エディ」の描かれたシールをもらうと、大事にポケットにしまい、大学関係者にお礼とお別れを伝え幼児園に帰りました。
参加した園児からは「どんぐりがいっぱい拾えてよかった」「芝生でゴロゴロするのが楽しかった」などの感想があり、また、井ケ谷幼児園の教諭からは「秋の自然物を集めたり、芝生で遊んだりして、子どもたちにとって貴重な体験をさせていただきありがとうございました。自然物は園で遊びに使わせていただきます」というお言葉をいただきました。
当プロジェクトは、「子どもと共に、学生と共に、社会と共に、附属学校園と共に、未来の教育を創ります。」というビジョンを実現するため、積極的に地域の子どもたちを受け入れていきます。
(企画課 未来共創推進室 未来共創推進係 柘植貴史)
2023年11月30日 本学卒業生から愛知教育大学未来基金へ100万円のご寄附をいただき、学長から感謝状を贈呈
2023年12月 7日
11月30日(木)、愛知教育大学未来基金による高額寄附者への感謝状贈呈式を学長室において行いました
感謝状贈呈式は100万円以上のご寄附をいただいた方に対して行っており、今回は本学卒業生である三輪喜代子氏(昭和39年卒業)から同未来基金へ100万円のご寄附があったことを受け、野田敦敬学長から感謝状を贈呈しました。
三輪氏の「奨学金として役立ててほしい」との思いからご寄附をいただいたことに対し、野田学長からは敬意をもって感謝の言葉が述べられ、贈呈式を終了しました。
その後、出席者による懇談会では、三輪氏および野田学長の学生時代や教員時代のお話などに花が咲き、とても和やかな雰囲気に包まれたものとなりました。
愛知教育大学未来基金では、皆さまからのご寄附を教育研究活動に関する支援事業、修学に関する支援事業、国際交流の推進に関する支援事業、教育研究環境に関する整備事業などに活用させていただきます。
今後とも、愛知教育大学未来基金へのご理解・ご支援をよろしくお願い申し上げます。
詳しくは、以下のページをご覧ください。
(広報課 未来基金担当 加藤 昌)
2023年11月分 本学掲載の新聞記事、メディア紹介
2023年12月 8日
2023年11月に掲載された新聞記事は7件、テレビ番組は3件、ラジオ番組は2件です。この他に紹介された記事等があれば広報課まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 福岡教育大学は教員への高い志や熱意を養う「小学校の先生になろうプロジェクト」を始動し、愛知教育大学の学生とオンラインで交流するなどの取り組みを行っています。
【11月1日(水) 読売新聞朝刊25面】
- 9月9日(土)から11月26日(日)まで、「動きや音を楽しむ 樋口一成 木のおもちゃ展」がおかざき世界子ども美術博物館で開催されました。樋口一成教授(幼児教育講座)がデザインし、長野県根羽村森林組合などが製作した大型の木のおもちゃや、のこぎりなど道具の形をした木製のベンチなど計55点が展示され、多くの子どもたちが夢中になりました。
- 本学がロケ地としても使用された自主制作映画「Ben-Joe(ベンジョー)」(三河映画制作)が、北欧エストニアで開かれた国際映画祭「タリン・ブラックナイト映画祭」で初上映されました。
- いじめ・不登校予防に向けて「学級力向上プロジェクト」に取り組む日進市に、学級力を研究する磯部征尊准教授(技術教育講座)が助言しました。
- 日米関係が悪化した昭和初期、米国の宣教師から友好の証しとして日本全国の小学校などに贈られた「青い目の人形」について紹介する記事で、本学で開催された「青い目の人形展」が取り上げられました。
【11月11日(土)毎日新聞】
- 11月25日(土)に春日井市レディヤンかすがいで行われたシンポジウム「ひきこもり・不登校の『これから』を考える」でひきこもりの実態に詳しい川北稔准教授(教育ガバナンス講座)が来場者に向けて支援の在り方について話しました。
テレビ番組
- 11月15日(水)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME30」
愛知教育大学創基150周年記念事業の一環で10月16日(月)から11月23日(木・祝)まで附属図書館で記念写真展を開催しました。オープニングセレモニーも行い、にぎわいました。 - 11月21日(火)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME30」
本学は1873年に本学の前身である「愛知県養成学校」が設置されてから、本年、150年の節目を迎えました。これを記念し、11月19日(日)午前10時から、創基150周年記念式典および記念講演会を本学講堂にて挙行しました。午後は、本学附属学校6校、本学管弦楽団OBが150年目にして初めて一堂に会し、「創基150周年記念音楽会」を開催しました。観客からは「とても素敵な心温まるアットホームな音楽会であった」との声も聞かれ、充実した記念式典となりました。 - 11月29日(水)放送 テレビ愛知「5時スタ」
天気予報のコーナーでシキザクラについての紹介があり、渡邊幹男教授(理科教育講座)が情報提供しました。
ラジオ番組
- 11月11日(土)放送 CBCラジオ「石塚元章ニュースマン!」
渡邊幹男教授(理科教育講座)がスエコザサとハルリンドウについて生放送で出演し、解説しました。 - 11月17日(金)放送 CBCラジオ「多田しげおの気分爽快~朝からP・O・N」
渡邊幹男教授(理科教育講座)がイチョウについて生放送で出演し、解説しました。
(広報課 広報・渉外係 向井健人)
2023年11月21日 井ケ谷地区役員と愛知教育大学との懇談会を開催しました。
2023年12月11日
11月21日(火)、本学教育未来館多目的ホールにて、井ケ谷町地区役員との懇談会を開催しました。この懇談会は本学の現状を大学所在地域である刈谷市井ケ谷地区に広く紹介し、意見交換を行うことにより本学と地域との交流を深め、さまざまな課題への対応のための連携がより円滑に行えるようにすることを目的として毎年この時期に開催しています。井ケ谷地区からは早川輝地区長、近藤澄男市議、町内会、老人クラブ、女性の会、子ども会の役員、自主防災会などから計15人、本学からは、野田敦敬学長はじめ、理事、学生支援・国際交流・未来共創担当副学長、地域連携センター長、部課長ら14人、合わせて29人が出席しました。
懇談会では意見交換会に先立ち、野田学長から、日ごろの本学へのご理解、ご協力に対しての御礼ならびに、連携して行う行事が年々増えてきていることに対して感謝の言葉があり、早川地区長からは、本学学生、教職員等の地区行事への参加協力に対しての御礼および今後も大学とのかかわりを大切にしていきたいと述べられました。
続いて、事前に井ケ谷地区からいただいた3項目の要望、意見に沿って意見交換を行いました。井ケ谷地区からは、教職員および大学生の車や自転車の運転時のマナーとルールの遵守徹底に関する要望・意見および地域の方が本学図書館を利用する際の駐車場所に関する質問などがあり、理事および担当副学長から丁寧にお答えしました。
なお、本懇談会開始前には、本学図書館で23日まで開催している「創基150周年記念写真展」と「地域の教育に関する企画展」を観覧していただき、本学が刈谷市に移転した当時の写真やビデオなどを懐かしそうに見られている方もいました。
約30分の意見交換終了後、第二福利施設2階 教職員交流ラウンジに場所を移して4年ぶりに懇親会を催しました。近藤公民館長の発声による乾杯で始まり、終始和やかな歓談のなか、最後に新津勝二理事から、今後も率直な意見等を伺いながら、大学と地域の発展のため良好な関係を築いていきたいとのあいさつがあり、会を終えました。
(総務課 副課長 浅岡明美)
2023年12月1日~12月27日 「愛知教育大学『明倫堂文庫』展」を開催
2023年12月11日
12月1日(金)から27日(水)まで、附属図書館で「愛知教育大学『明倫堂文庫』展」を開催しています。
愛知教育大学附属図書館は、尾張藩の藩校明倫堂の蔵書であった和書や漢籍を所蔵しています。その数は8,000冊を超え、質的には明倫堂旧蔵書の半分程度を占めています。これほどの規模で所蔵している例は他にありません。会期中は明倫堂関連の和漢書のうち特徴的な17点を展示するとともに、明倫堂の旧蔵書が本学所蔵となるまでの経緯や蔵書印などについて解説しています。来場者アンケートには「貴重なものを見せていただいたと感動しました」といったコメントが寄せられており、江戸時代の和漢書への関心の高さが伺えます。
学内外問わずどなたでも来場可能です。お気軽にお越しください。
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●入場無料
●附属図書館の開館スケジュール・開館時間については、愛知教育大学附属図書館サイト(外部サイト)にてご確認ください。
本学に伝わる明倫堂関連の和漢書のリストは愛知教育大学「明倫堂文庫」(外部サイト)で公開しています。
(学術研究支援課 図書館運営室 資料利用係 近藤裕美)
2023年10月25日、11月15日 自然体験活動の一環で稲刈りとはざ架け、籾すりと精米作業を実施
2023年12月11日
10月25日(水)、自然体験活動(創作和菓子コース)の一環で自然観察実習園において稲刈りとはざ架けを実施しました。これは、11月23日(木・祝)に未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」として開催される第4回「あつまれ!子どもキャンパス」でおはぎ作りに使うもち米を稲から育てる体験をするものです。社会科教育講座の小坂俊介講師の監督の下14人の学生が参加し、稲刈りとはざ架けにチャレンジしました。
穏やかな秋晴れの中、学生は長袖長ズボンに長靴を履いて田んぼの前に集合しました。自然観察実習園の作業員である近藤末男さん、稲垣憲孝さんや岡田廣之さんに、稲刈りの方法を教えてもらった後、一列に並んで稲刈りをスタートしました。
すべての稲を束にしたあと、作業員さんが用意したはざに束を架けました。これから約2週間、天日で乾燥させて水分を抜くそうです。最後に稲を刈り取る機械「バインダー」の操作を体験して25日の授業は終わりました。
11月15日(水)は7人の学生が参加し、籾すりと精米作業を行いました。先週に雨天で脱穀作業ができなかったため、残った稲を使って脱穀体験をしました。その後、籾すりを行う班と精米を行う班に分かれて活動しました。
籾すり器に脱穀した籾を投入するとものすごい音ともに籾殻が空中に舞い上がります。学生は埃まみれになりながらも作業に没頭していました。籾すり後の玄米を精米器に投入すると白く精米されたもち米が出てきて、学生からは歓声があがりました。
体験した学生からは「自分たちが何気なく食べているお米を農家の方々がとても苦労されて作っていることが分かった」「子どもたちに自分たちが作ったもち米でおはぎを振る舞うことが楽しみです」という声がありました。
今回収穫したもち米は、11月23日(木・祝)に開催された第4回「あつまれ!子どもキャンパス」の中の「オリジナルおはぎを作ろう!」というプログラムで、子どもたちに食べてもらいました。
(企画課 未来共創推進室 室長 稲垣匡人)
本学職員が「司書さんの句歌会」で最優秀賞を受賞
2023年12月13日
10月24日(火)、25日(水)に横浜で図書館総合展が開催され「司書さんの句歌会」の当日部門において、本学附属図書館職員の福井千都さんが詠んだ短歌が最優秀賞を受賞しました。
受賞作:あなたには聞こえませんか「ボクの位置、ここは違う」と本のため息
図書館総合展は年に一度の図書館界最大のコンベンションで、今年で25回目の開催です。福井さんは本学でも開催した「あらまし読み」のブースに参加するために訪れたところ、「司書さんの句歌会」のポストを見つけ、その場で応募しました。この受賞作は、就職したばかりのころ、書架整理に追われる中で、利用者により誤った位置へ戻されてしまった図書が多い状況を詠んだもので、このような図書を見つける度、図書館で行う利用者説明会の大切さを痛感したとのことです。
また、福井さんは、あらまし読みのブースに掲示された教育大生のコメントを読んだ参加者の方から「海外赴任していた頃、日本人は視野が狭い人が多いと感じていた。未来の日本人は地球全体を俯瞰的に見て世界平和に貢献してほしい。そのために教育大学の果たす役割は重要だ」との話を伺ったそうです。
福井さんは「30年前に作った短歌で思いがけず最優秀賞を受賞し、さらに、世界平和に貢献する子どもたちを育てるというスケールの大きな期待を伺ったことで、教育大学が果たす役割について改めて考える機会となり、今年の図書館総合展は忘れられないものになりました。学生の皆さんも、図書館で目的の本を借りるだけでなく、展示会や新着図書も見て出会いを楽しんでほしい」と話しました。
その他の受賞作は図書館総合展サイト(外部サイト)で公開しています。
本学附属図書館では愛知教育大学「明倫堂文庫」展を開催中です。
(学術研究支援課図書館運営室 室長 島村瑞穂)
2023年12月10日 かがやけ☆あいちサスティナ研究所成果発表会に参加しました。
2023年12月13日
12月10日(日)、名城大学ナゴヤドームキャンパス南館DSホールで開催された「かがやけ☆あいちサスティナ研究所成果発表会2023」に本学の学生が参加しました。「かがやけ☆あいちサスティナ研究所」は、未来のあいちの担い手となる大学生が、グローバルな視点を持って継続的にエコアクションを実施することができるよう、2015年に愛知県が始めた事業であり、2014年のESD国際会議を開催した翌年から、大学生によるESD、SDGs活動の推進として積極的に取り組まれています。大学生が研究員として、パートナー企業から提示された環境面での課題について解決策を企業側に提案し、その成果を広くPRします。この成果発表会は、半年間にわたって大学生と企業とが協働しながら提案した課題解決策を成果として広く発表する会として行われました。
第9期目となる本年度は、愛知県の8つのパートナー企業・団体によるチームが編成され、本学からは、学校教員養成課程義務教育専攻生活・総合専修1年の伊藤和花さんが「チーム・バロー」に、学校教員養成課程義務教育専攻理科専修3年の家永萌音さんが「チーム・にししん」に、同3年の細見洸旗さんが「チーム・アルペン」に、同2年の高山隼汰さんが「チーム・Pasco」にそれぞれ参加しました。
「チーム・バロー」では、「フードロス削減に向けて子どもと取り組めるプログラムを提案せよ」の課題に対して、「カードゲームでサステナブルな買い物の練習を!冷蔵庫内に期限切れ食材が無いようにしよう!」をタイトルに、小学生が楽しみながら体験できる買い物シミュレーションゲームを開発し、また、フードロスを家庭で考え、実践するフードラブックを開発し、それを子どもたちに実践、バローで閲覧できる仕組みの企画を提案しました。
「チーム・にししん」では、「にししんアプリやSNSを活用した家庭や地域でのエコ活動を企画せよ」の課題に対して、「~みんなで取り組もう!~地域で繋がる「にしエコトライアングル」」をタイトルに、にししんのアプリを地域事業者と家庭とつないだエコ活動推進するアプリの活用とそれを推進する仕組みやキャンペーンの企画を提案しました。
「チーム・アルペン」では、「スポーツを未来につなげるために、スポーツ小売にできる新たなアクションを検討せよ」の課題に対して、「SDGs×スポーツイベント~フォトギング~」をタイトルに、写真を撮りながらジョギングを行う新しいスポーツを提案しました。町の中を一緒にジョギングする仲間とツーショットを撮ったり、SDGsの目標と同じ色を見つけて撮影したりと、楽しみながら街の中のSDGsを見つけ、地域の魅力に気付く、運動要素を取り入れた新しいスポーツの企画を提案しました。
「チーム・Pasco」では、「健康で豊かな食生活に役立つサステナブルな製品・サービスを考案せよ」の課題に対して、「パンを健幸食に!~"Health & Well-being for all with Pasco~」をタイトルに、朝食を食べない20代を対象にマイスタイルパンの開発、好きなパンを食べたくても食べられない高齢者を対象としたアレンジレシピの開発と、学生ボランティアによる交流企画を提案しました。
どのチームにおいてもそれぞれ個性的なプレゼンテーションが行われました。課題解決発表後、審査員による厳正な審査の結果、最優秀賞は「チーム・Pasco」が、優秀賞とオーディエンス賞は「チーム・サンゲツ」がそれぞれ受賞しました。今後、提案された課題解決策について、企業が実現させていくこととなります。
令和6年1月に、再度、愛教大の学生が参加した3チームの学内発表会を開催予定です。ぜひ、成果を聞きに来てください。今後の活躍に注目です。そして、本事業は次年度も開催予定です。学生の皆さん、次の研究員としてぜひトライしてください。
(地域連携センター長 大鹿聖公)
2023年12月9日 天文愛好会COREが『ASOB!TREE』で子ども向けワークショップを行いました。
2023年12月14日
12月9日(土)、AUEパートナーシップ団体※である天文愛好会COREがプライムツリー赤池で開催された『ASOB!TREE』において、「宇宙を楽しもう!!!」と題し、子ども向けワークショップを実施しました。
『ASOB!TREE』は株式会社アイワットが月に1回企画・運営しているもので、地域連携の一環として本学の地域連携センターに参加の依頼がありブースに出展しました。
ワークショップでは、「星座早見盤」や、宇宙飛行士の試験にも使われた「ミルクパズル」に親子が挑戦しました。「星座早見盤」の作業前には、学生は「右利きかな?左利きかな?」と優しく声を掛け、ハサミを用意するなど円滑に作業ができるよう配慮していました。また、真っ白なピースだけの「ミルクパズル」では子どもたちが苦戦し、バトンタッチで途中から母親が挑戦する姿を子どもと学生で一緒に応援するなど微笑ましい光景も見受けられました。子どもたちは、ショッピングの合間にワークショップに参加でき、とても楽しんでいる様子でした。
※AUEパートナーシップ団体:本学学生団体のうちで主体的・積極的に学内外で活動を行い、本学の教育、研究および社会貢献活動に貢献していると認定した団体
(地域連携課 地域連携係 松本典江)
2023年11月5日 てくてくの学生が「第19回日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウム」に参加しました。
2023年12月14日
情報保障支援学生団体てくてくは、聴覚に障害のある学生に向けて主にパソコンノートテイクなどの支援を行っている団体で、11月5日(日)につくば国際会議場で開催された「第19回日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウム」に参加しました。(PEPNet-Japan主催※)
コロナ禍が明けてから4年ぶりの対面開催となる今回のシンポジウムは、「一人一人の聴覚障害学生の"ニーズ"を支える」をテーマに、大学内の授業支援のみに留まらない環境整備など一人一人の学びを支えるための方策について考える機会となりました。
シンポジウム内で行われた実践発表では、参加大学・団体による実践報告や事例・研究報告が行われました。てくてくは、学生が主体となって企画、運営を行った学生講座(手話部、パソコンテイクの疑似体験)について報告しました。
学生間の情報交換スペースでは、他大学の聴覚障害学生や支援学生と交流を行い、本学の支援の質を高める方法を考えるための有益な時間となりました。
シンポジウムに参加した学生からは、「聴覚障害学生のニーズを考えると同時に、本学の情報保障支援の良い点と課題点を見つめ直すことができた」「今回参加して、当事者の生の声を聞くことや、他大学の支援方法について学ぶことで今後の支援の参考になった」などの感想があり、充実した学びの時間となりました。
今回学んだことを生かし、今後も精進してまいります。
(てくてくコーディネーター/教育支援専門職養成課程 教育ガバナンスコース 細川祥吾)
2023年11月29日 全学FD講演会「外国にルーツを持つ子どもたちへの教育の必要性を大学全体で認識する」を開催
2023年12月14日
11月29日(水)、日本語教育支援センター外国人児童生徒支援リソースルーム主催で、全学FD講演会「外国にルーツを持つ子どもたちへの教育の必要性を大学全体で認識する」を開催し、本学教職員、学生ら、およそ40人が参加しました。
愛知県は、文部科学省が実施する「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査」において、日本語指導が必要な児童生徒数が全国で最多となっています。この「日本語指導が必要な児童生徒」には、日常会話だけではなく、学年相当の教科学習内容の理解が難しい児童生徒も含まれます。そのため、日本語指導が必要な児童生徒への指導には、担任や教科担当もかかわる必要性があり、本FD講演会は、教員養成大学全体として、外国にルーツを持つ子どもたちの教育の必要性について認識を高めることを目的として実施しました。
講師には、横浜市教育委員会事務局所属、また文部科学省外国人児童生徒教育アドバイザーの横溝亮氏をお迎えし、「外国人児童生徒の教育~横浜市の日本語支援事業の現状と課題~」というテーマのもとご講演いただき、学級担任としてのかかわり、国際教室担当としてのかかわりの経験を通じて、外国につながる子どもたちへの指導で大切にしてきたことをお話いただきました。
講演後にも多くの質疑があり、今のそれぞれの立場で、具体的に何ができるかを考えるきっかけ作りにもなりました。
参加者からは「子どもの状況を知り、寄り添うことが大切であることの確認ができた」「日本語教育や学習支援だけでなく、外国につながりのある子どもたちにとっても、過ごしやすい教室づくりなど、自分にもできそうなことが多かったので、とても勉強になった」などの感想があり、大変有意義な講演会となりました。
今後も、日本語指導が必要な児童生徒数の増加が見込まれる愛知県において、教員養成大学全体として、外国にルーツを持つ子どもたちの教育の必要性について認識を高めていくことが期待されます。
(外国人児童生徒支援リソースルーム 西山幸子)
2023年12月6日 令和5年度第4回喫緊の教育課題を学ぶ会を開催しました。
2023年12月14日
12月6日(水)に愛知教育大学教職キャリアセンター教員研修部門が主催する「令和5年度第4回喫緊の教育課題を学ぶ会」を本学の教育未来館で開催しました。この研修会は「プログラミング教育をもっとかんたんに」をテーマとして、理想科学工業株式会社AS事業開発部リーダ 大高 聡 氏、部長 藤吉 俊晴 氏にお越しいただきました。今年度4回目となる研修会には、県内の小学校教諭、中学校教諭をはじめ計13人が参加されました。冒頭では、教職キャリアセンター教員研修部門長の磯部征尊准教授が主催者あいさつおよび本研修会の趣旨について説明を行いました。
主催者あいさつに続いて、大高氏から学校におけるICT環境の整備状況、教育環境の利活用ロードマップ、GIGA端末において利活用されているWebサイト、プログラミング教育の実情や必要性について解説いただきました。プログラミングとはそもそも何か?という話題から始まり、理想科学工業で製造されているカラープリンタのプログラミングについてもご紹介いただきました。次に、小学校でのプログラミング教育について、学習指導要領で示されていることや、プログラミング教育のねらい、プログラミング的思考とは何か、プログラミングの基本となる3つの要素(順次、分岐、反復)について解説いただきました。
続いて、受講者がプログラミングを体験する活動を行いました。受講者に1台ずつ配付されたiPadを用いて、藤吉氏のご指導のもと、RISO版のScratchを体験しました。課題はステージに四角形を描くもので、参加者は1つ1つ操作を確認しながら熱心に取り組んでいました。また、幾何学模様を作成する課題にも取り組みました。受講者は思い思いの描きたい幾何学模様を考えながら、楽しそうに取り組んでいました。
最後に藤吉氏から、理想科学工業が自治体と協同で行っているプログラミング教材と印刷を組み合わせたモノづくりの実践的取り組みについてご報告いただきました。研修会後のアンケートでは「明日すぐに取り組んでみたいような内容でした」「スクラッチを使ったことないが、面白い。ものづくりをさせたい」などの感想が寄せられ、実践に生かせる有意義な研修会となりました。
本年度の自主研修会は今回が最後になります。次年度の開催につきましては開催が決まり次第、教職キャリアセンター教員研修部門のホームページ等でお知らせいたします。
(教職キャリアセンター 教員研修部門 黒川雅幸)
2023年12月4日と7日に学生ICT支援員が講師になりSD研修会「オンライン配信のための機器操作体験会」を開催
2023年12月14日
12月4日(月)、12月7日(木)に計3回、教職キャリアセンターICT活用等普及推進統括部門の学生ICT支援員が講師になり、SD研修会「オンライン配信のための機器操作体験会」を開催しました。
この研修会は、11月に本学附属名古屋小学校の秋の公開講座のライブ配信のサポートで、学生ICT支援員が身に着けたスキルを大学内の教職員にも展開し、今後の講演会や研修会などライブ配信を行う場合に役立ててもらおうと企画したものです。オンライン配信で講演会等を開催する機会が増えている中、安心して運営ができるように、初心者や復習を希望する教職員12人が参加しました。
学生ICT支援員の拠点であるこらぼには、本学附属名古屋小学校の配信機器と同じものがあり、サポートしたときに学んだノウハウなども伝え、実際の機器に触りながら実践的に体験できるようにしました。
2人の学生ICT支援員は、資料を作成するところから準備を始め、当日は接続図を見ながら機器の説明を行い、参加者がセッティングから自分で進められるように工夫しました。また、カメラの設置場所についての注意事項や複数カメラの切り替えの方法のノウハウなど、大学でも使えそうな場面を想定して支援しました。
こらぼにある配信機器は、カートにセットされており、学内で貸し出しもしています。機器の設置や操作をサポートするために学生ICT支援員も派遣しています。今後、大学内の研修会などで、これらの機器を使う機会が増え、ますます活用されていくことを期待しています。
【参加者の感想】
・接続から始めるので機器の関連がよく分かりました。
・機材の接続の方法から各機器の用途を具体例を交えて説明してくださり、とても分かりやすかったです。資料も見やすかったです。
・機材に対して苦手意識が強かったので、このような体験会を開催していただきありがたかったです。次回、もし機会があれば、ZOOMにつないで実際に稼働させてみるなどしてみたいです。
・実際に機器を操作することができたため、より理解を深めることができた。
・まずは何を使って、どのようにセッティングが必要なのかが知りたかったので、具体的に体験できてよく分かりました。実際に附属小学校などで配信されたビデオなども見ることができたら、ワイプやカメラの切り替えをどのような意図でやっているのかの実際が分かったかなと思いました。次回はそんな場面もぜひ作ってほしいです。
・学生さんが丁寧で、人数も少人数だったため、質問などもしやすい会でした。
・気になっていた機器(スイッチャー)の説明が聞けて良かったです。質問についてもこちらの立場に立って説明してくれたのが印象的でした。
【講師を務めた学生ICT支援員の感想】
津野 雅人さん(中等教育教員養成課程 情報専攻4年)
・ウェブ配信の使い方を教職員の方に説明させていただくことで、教職員の方にとってはICT活用方法の幅が増え、学生にとっては配信の様子を見る機会が増えてより授業内におけるICT活用を身近に感じられるのではないかと思いました。
橋本 陽央さん(中等教育教員養成課程 情報専攻4年)
・今回のSD研修を行ってライブ配信のやり方を知りたいという教職員が一定数いることが分かりました。また皆さん自ら参加されているのでいろいろ触ってみたり、分からないことはすぐに質問していただき、とても価値がある研修になったのではないかと思います。今回の説明ではまだ改善点がいくつかあったので次回似たようにことを行う機会があるならその部分は改善してやっていきたいと感じました。
(教職キャリアセンター ICT活用等普及推進統括部門 こらぼ 正木香)
2023年12月10日 手芸サークルCRAFTが「刈谷あきんどマルシェ」に出展しました。
2023年12月15日
12月10日(日)、刈谷青果地方卸売市場で開催された「刈谷あきんどマルシェ」に愛知教育大学の手芸サークルCRAFTが出展をしました。本学が、刈谷駅前商店街振興組合らと刈谷市中心市街地活性化のための連携協定を締結しており、その縁から刈谷市商店街連盟から声掛けがあり出展する運びとなりました。
手芸サークルCRAFTの学生は、レジンや毛糸などの材料を用い作成したオリジナルのアクセサリーを販売しました。マルシェに訪れたお客さんは気に入るアイテムを手に取り、購入しました。お気に入りのアイテムをゲットして早速身に付ける子どもに、学生たちは笑顔で接客をしました。
愛知教育大学の学生たちは地域活性化にも協力しています。マルシェは毎月第2日曜日に開催され、学生たちも引き続き出展します。お近くへお越しの際は頑張っている学生の応援をよろしくお願いします。
(地域連携課 地域連携係 松本典江)
2023年11月19日に創基150周年記念式典、11月22日、23日に記念事業「地域の教育に関する企画展」を開催しました。
2023年12月20日
愛知教育大学は1873年に本学の前身である「愛知県養成学校」が設置されてから、本年、150年の節目を迎えました。これを記念し、11月19日(日)午前10時から、創基150周年記念式典および記念講演会を本学講堂にて挙行しました。
当日は天候にも恵まれ、清々しい秋晴れのもと、約200人の来賓、県内教育関係者、同窓会・後援会役員および本学教職員らの参加があり、創基150周年という節目を祝いました。
式典は、野田敦敬学長の式辞で始まり「今後も大学と附属、地域社会の皆さまと協働し、「創基150周年を迎え、新しい形の教員養成に挑戦し教職の魅力を高め、未来につなぐ!」を新たなコンセプトとして、一丸となって使命を果たしていきたい」と述べました。
来賓を代表して、盛山正仁文部科学大臣(代読:文部科学省 伊藤学司文部科学戦略官)、本学の卒業生でもある斎藤嘉隆参議院議員、飯田靖愛知県教育委員会教育長から祝辞をいただきました。
祝電披露の後、「卒業生からのビデオメッセージ」と題して、90代、50代、30代の異なる年代の卒業生3人からの学生時代の思い出、本学に今後期待することなどを含めたメッセージを投影し、最後に、1873年から始まった愛知教育大学の歴史を「150年のあゆみ」として、新津勝二総務・財務担当理事が紹介しました。
式典に引き続き、本学の卒業生で、森美術館 館長、国立アートリサーチセンター センター長 片岡真実氏による「世界を学び続ける」と題した記念講演会が行われ、現代アートは、激しく変わっていく「世界」を学ぶための「総合学習領域」であることが述べられ、今後現代アートが多様な分野への学びの入口となり、教師も児童生徒と共に世界を学び続けてほしいと教育・教職への期待が語られました。
午後は、本学附属学校6校、本学管弦楽団OBが150年目にして初めて一堂に会し、「創基150周年記念音楽会」を開催しました。本音楽会の総合プロデューサーである本学音楽教育講座 新山王政和教授の進行により学校ごとに趣向を凝らした合唱、合奏、吹奏楽が行われ、本学管弦楽楽団OBの管弦楽演奏も大いに盛り上がりました。音楽会のフィナーレは野田学長の指揮による客席も一体となった全員合唱で締めくくられました。観客からは「とても素敵な心温まるアットホームな音楽会であった」との声も聞かれ、充実した記念式典となりました。
創基150周年記念式典の様子(動画)
また、記念事業の一環として準備した「地域の教育に関する企画展」のうち、『二胡奏者張濱(チャンビン)氏によるコンサート&ワークショップ』を11月22日(水)に、『生田流筝曲 笹野大栄・朗読池上あきこコンサート&ワークショップ』を11月23日(木・祝)に開催し、両日ともにたくさんの方に参加いただき、150周年記念に彩を添えるイベントとなりました。
(創基150周年記念事業ワーキングメンバー 監査室長 樋口 眞二/総務課 副課長 浅岡 明美)
2023年11月23日(木・祝)未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」で第4回「あつまれ!子どもキャンパス」を開催
2023年12月26日
11月23日(木・祝)、愛知教育大学未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の取り組みとして、第4回「あつまれ!子どもキャンパス」を本学で開催しました。小学生456人と大学・附属高等学校から358人(学生・生徒313人と教職員45人)、地域の高校から12人(生徒11人、教員1人)の計826人(保護者の方を除く)が参加しました。
4回目の実施となる今回は午前開始の部と午後開始の部に分け、計31プログラムを実施しました。当日は小春日和となり、秋の深まりを感じさせる紅葉の中、元気いっぱいの子どもたちの声がキャンパス内に広がりました。
【午前開始の部】
①高校生と遊ぼう!!-世界の文化(遊び)を体験しよう-
②あそんでまなぼうさい!
③魔法使いのカフェで働こう!-マジック体験―
④はじめてのソフトテニスinあいちきょういくだいがく
⑤高校生と遊ぼう!!-サッカー・リズム運動-
⑥楽しさ発見 わくわくスポーツ探検隊
⑦ガラスのクリスマスリース飾りを作ろう!
⑧木とプラスチックを加工するデジタルものづくり体験
⑨切って繋げるバンブーロード~第2章~
⑩micro:bitの無線通信で遊ぼう!
⑪マイクラで大きな建築物をつくろう!
⑫愛教の馬に会いに行こう!
⑬愛教ベース!みんなの秘密基地を作ろう!
【午後開始の部】
⑭リズムに乗って楽しく体を動かそう!
⑮なりたい自分に変身!モデルをつくってVTuberデビュー!
⑯植物がシャボン玉に大変身!
⑰竹チップでカブトムシを育てよう!~冬の幼虫探し~
⑱高校生と遊ぼう!-バルシューレ教室&ボッチャ体験-
⑲電動車いすサッカーってなあに??
⑳大学生とミニ運動会!
㉑どっちのジャンプが得意!?
㉒作って遊ぼうレクリエーション!
㉓オリジナルおはぎを作ろう!
㉔大学に生えている竹でおもちゃや道具を作ろう!
㉕彫金でピンバッジを作ろう
㉖ひとりでできるもん!Cooking編
㉗ひとりでできるもん!Sewing編
㉘お仕事ドローンを考えよう!
㉙フィルムで体験「ココロを保存」
㉚バンブーランタンを作ろう!!
㉛和楽器音楽物語コンサート「愛知 青い目の人形物語」&お琴にチャレンジ
参加した子どもたちからは「楽しくいろんな国の遊びを体験できた。日本とちがうところもおもしろかった」(高校生と遊ぼう!!-世界の文化(遊び)を体験しよう-)、「はじめてテニスをしたけどおにいさんおねえさんがとてもやさしくしてくれてよかった」(はじめてのソフトテニスinあいちきょういくだいがく)、「おねえさんのさいごのおどりがよかった。ばななのだんすもたのしかった」(リズムに乗って楽しく体を動かそう!)、「じぶんだけのエコバッグが作れて、おかいものがたのしみになった」(作って遊ぼうレクリエーション!)などの感想が寄せられました。
プログラムを実施した学生や教職員からは、「異なる学年の児童が混ざって活動する様子は、教育実習とは違った視点で観察したり関わったりする必要があり、勉強になった」「豊かな知識や経験が無いと、自信をもって判断ができなかったり、できることが限られたりするので、活動の幅が広がらないと感じた」「学生主体でプラグラムを行った。最初はプログラムの実施に対してうまくできるか不安があったが、やってみると子どもたちがとても楽しそうに行ってくれたおかげで、指導に自信がついたようであった」などの感想があがりました。
当プロジェクトは、「子どもと共に、学生と共に、社会と共に、附属学校園と共に、未来の教育を創ります。」というビジョンを実現するため、積極的に地域の子どもたちを受け入れてまいります。
※感想はすべて原文ママ
(企画課 未来共創推進室 未来共創推進係 大森智子)
2023年12月12日 紺綬褒章伝達式を挙行
2023年12月26日
国立大学法人愛知教育大学への多額のご寄附をいただいた木村 永浩(きむら ながひろ)様に対して、紺綬褒章に係る章記等が授与されたことを受け、12月12日(火)、愛知教育大学学長室にて紺綬褒章伝達式を執り行いました。
この度の褒章は、昨年10月に「150周年記念事業および教育のために有効活用してほしい」とご寄附いただいたことに対して贈られたもので、伝達式では、野田敦敬学長から木村様の代理であるご子息の木村基浩様へ章記・褒章の伝達が行われ、受章の功績が称えられるとともに、改めてご寄附に対する謝辞がありました。
伝達式後、出席者による記念撮影および懇談会が行われました。
※紺綬褒章とは、国の報奨制度のひとつで、公益のために私財(個人であれば500万円以上、団体であれば1000万円以上)を寄附された者を対象に、表彰されるべき業績の生じた都度、各府省等の推薦に基づき審査され、授与されるものです。
(広報課 未来基金担当 加藤 昌)