News & Topics:2024年06月掲載分
- 2024年5月22日 地域協働教育体験活動の一環で田植えを実施
- 2024年5月5日 「第55回子どもまつり」を開催しました。
- 2024年5月7日から17日にこらぼで体験型研修会「Chromebook・iPad体験会」を開催
- 2024年5月11日、12日に「第55回大学祭」を、18日、19日「第55回スポーツの祭典」を開催しました。
- 2024年5月21日 学生ICT支援員が本学附属名古屋小学校 実践研究発表会「わくわくつながる授業デザイン~つながるの"シンカ"~」をサポート
- 2024年5月18日に豊田市のT-FACEで子どもキャンパスプロジェクト「第6回親子プログラミング教室-マイクラで大きな建物を作ろう-」を開催
- 2024年6月4日 地元の角文株式会社と富士松南小学校の4年生とともに川の環境学習を行いました。
- 2024年6月2日 未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の一環で「すはら池いきものさがし隊」を開催!
- 2024年6月4日 附属幼稚園児が本学自然観察実習園でじゃがいも掘りを行いました。
- 2024年6月11日 本学学生が豊田高校の高大連携進路探究の講師を務めました。
- 2024年6月12日 令和6年度第1回喫緊の教育課題を学ぶ会を開催しました。
- 令和6年度連携市等との公開講座開講中です。
- 2024年6月19日 「令和6年度愛知教育大学名誉教授称号記授与式」を行いました。
2024年5月22日 地域協働教育体験活動の一環で田植えを実施
2024年06月 3日
5月22日(水)、地域協働教育体験活動(自然領域:創作和菓子コース)の一環で、自然観察実習園で田植えを実施しました。これは、11月に開催される「あつまれ!子どもキャンパス」の和菓子作りに使うもち米を稲から育てる体験をするものです。社会科教育講座の小坂俊介講師の監督の下40人の学生が参加し、2チームに分かれて田植えにチャレンジしました。
心地よい風が吹く中、田植えをしたことがない学生は少し緊張した面持ちで、田植えをしたことがある学生はリラックスした様子で教育実験実習棟に集合しました。学生は田植えに即した服装に着替え、田植え用の長靴を着用して自然観察実習園の田んぼの前に移動しました。同園の作業員である近藤末男さんに、田んぼの中での歩き方と苗の植え方の説明を受け、田んぼの前に一列に並びました。
近藤さんの合図で田んぼの中に入ると、「田んぼの中が冷たい」「足が抜けない」「懐かしい感触」など、さまざまな声が上がりました。始めはこわごわ苗を植えていた学生も、同じく作業員である稲垣憲孝さんや岡田廣之さんに指導を受けながら一列一列丁寧に苗を植えていくと、だんだんと手際よく田植えができるようになりました。作業が終わるころには学生の後ろにはきれいに整列した苗が植えられていました。
終了後の学生からは、「田植えの大変さが分かり、普段食べているお米を大事にしようと思いました」「広い田んぼにどうやってきれいに一列に植えるのか知らなかったけど、やり方を知って体験できてよかったです」「またこのような機会があったら参加したいし、他の人もやったら楽しくなると思います」などの感想が寄せられました。
今回植えたもち米は10月頃に稲刈りをする予定です。
今回実施したもち米づくり体験をもとに未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」で実施される「あつまれ!子どもキャンパス」の企画・運営を行っていきます。
関連リンク
(企画課 未来共創推進室 未来共創推進係 大森智子)
2024年5月5日 「第55回子どもまつり」を開催しました。
2024年06月 5日
5月5日(日)に本学構内にて「第55回子どもまつり」を開催しました。
当日は晴天にも恵まれ、300人を超える子どもたちが参加しました。当日は来場した学生とグループとなり、子どもまつり実行委員会が提供する企画「おおきなせかい」「ちいさなせかい」をはじめ学内外の団体が企画するブースで、子どもたちの楽しむ様子を見ることができました。
また、子どもまつりの一大イベントである「かざりのおもちかえり」では、委員が作った会場を彩るかざりを両手に抱え、大事そうに持って帰る子どもで第一共通棟がいっぱいになりました。
【子どもまつり実行委員会委員長 常盤虎太郎さんのコメント】
第55回子どもまつりにご来場いただいた皆さん、そして企画を出展していただいた団体の皆さん、ありがとうございました。第55回子どもまつりはいかがでしたでしょうか。
今回の子どもまつりは、コロナ禍以降最多となる子どもの来場客数300人を超え、保護者等を含め合計で600人を超える来場者数を記録しました。コロナ禍以前の熱気を完全に取り戻すことができ、大変喜ばしく思っております。
今年で55代目となった子どもまつり実行委員会は、その歴史を大事にしながら、何回来ても楽しんでいただけるように委員一同活動しています。次は今年の12月15日(日)に「第48回冬の子どもまつり」が開催されます。どうぞご期待ください。
(第55回子どもまつり実行委員会)
2024年5月7日から17日にこらぼで体験型研修会「Chromebook・iPad体験会」を開催
2024年06月 7日
2024年5月7日(火)から17日(金)に、教職キャリアセンターICT活用等普及推進統括部門の拠点「こらぼ」で、体験型研修会「Chromebook・iPad体験会」を開催しました。期間中は、70人を超える来場者がありました。この研修会は、5月下旬以降教育実習に行く学生が、ChromebookやiPadを実際に触れて体験し、教育実習で活用できるように計画しました。
特に、愛知県内の複数の市町村の小中学校で使われているChromebookについては、見たことも触ったこともない学生が多いので、よく使う機能を中心に、学生ICT支援員が中心となって考えた体験課題を、学生が主体的に学ぶ方法で行いました。個人やグループで調べて体験する新たな試みで、こらぼで初めて会う学生同士が協力したり、教え合ったりしながら課題に取り組む姿が見られました。
iPadの操作については、iPadの基本操作は知っていても、各自治体で使っている授業支援ツールは触ったことがないという学生が多く、授業支援ツールの操作を希望する学生が体験できるようにしました。
アンケートに記載いただいた参加者からの要望などを取り入れて方法を改善し、今年度は7月、8月、9月にもそれぞれ1週間程度、秋に教育実習に行く学生を主な対象とした研修会を行う予定です。次回は、授業支援ツールの体験や、小中学校でよく使われている機器類などが体験できるような研修会にしたいと考えています。
【参加者の感想】
・Windowsとの違いを実感し、来てよかったと思いました。
・初めて知ることだらけで、もっと活用できるように勉強したいと思いました。
・モニターの使い方についても学びたかったです。
・実際に授業場面で使う時の操作をもっと試してみたいです。
【Chromebook体験について課題を作成し、構成を考えた学生ICT支援員の感想】
田中唯さん(学校教員養成課程 義務教育専攻 ICT活用支援専修 2年)
・今回の体験会を通して、多くの方にChromebookに触れていただいたことでいつも使っているPC環境との違いや指導する際の対応を考える機会をつくることができました。今回の体験会には講師として参加し、自分もアウトプットをしながら新たな発見をし、課題を見つけることができました。
(教職キャリアセンター ICT活用等普及推進統括部門 こらぼ 正木香)
2024年5月11日、12日に「第55回大学祭」を、18日、19日「第55回スポーツの祭典」を開催しました。
2024年06月 7日
5月11日(土)、12日(日)に本学キャンパスにて「第55回大学祭」を「Have a nice trip♪」というテーマを掲げ、開催しました。
キッチンカーや室外・室内における幅広い分野での出店、夜祭の企画、お笑いライブ等で多くの笑顔が生まれました。
また、今年度は本学と連携協力に関する包括協定を締結している刈谷市から企画の提案があり、緻密な話し合いの結果、大学祭への出展が実現しました。刈谷市は、令和7年に迎える市制施行75周年に向けた機運を高めるためのプレイベントとして市内周遊の謎解き「刈谷満喫ナゾめぐり」を6月30日(日)まで実施しています。今回は、そのスピンオフ企画として、教室内と学内周遊型で2つの「刈谷満喫ナゾめぐり特別コース」が用意され、学生や学祭参加者の方々が挑戦しました。今後も刈谷市・大学の連携を強化しながら、地域をともに盛り上げていきたいです。
その1週間後の5月18日(土)、19日(日)に「第55回スポーツの祭典」を本学キャンパスで開催し、多種多様なスポーツで盛り上がりました。
白熱した戦い、感動の逆転劇など、さまざまな試合が繰り広げられました。
【大学祭実行委員会委員長 清水亮冴さんのコメント】
「第55回大学祭・第55回スポ祭」に参加していただきありがとうございました!
今回で我々3年生の"旅"は終了となりますが、大学祭実行委員の"旅"はまだまだ続きます。引退した3年生と交代する形で委員会に入会してくれた多くの1年生、また今回の大学祭で大きな成長を見せた2年生が次回以降の大学祭を形作っていきます。どのような大学祭が完成するかは私自身も分かりませんが、大きい規模でまた多くの方々に楽しんでいただけるような大学祭となることは間違いないと思います。ぜひご期待ください。
11月30日・12月1日に開催が予定されている2024年度秋の祭典に向けて、すでに委員一同頑張って準備をしています!多数のご参加をお待ちしております!
(大学祭実行委員会委員長/学校教員養成課程 義務教育専攻 理科専修 3年 清水亮冴)
2024年5月21日 学生ICT支援員が本学附属名古屋小学校 実践研究発表会「わくわくつながる授業デザイン~つながるの"シンカ"~」をサポート
2024年06月10日
5月21日(火)に教職キャリアセンターICT活用等普及推進統括部門の学生ICT支援員が、本学附属名古屋小学校で実践研究発表会「わくわくつながる授業デザイン~つながるの"シンカ"~」をサポートしました。ライブ配信状況の確認や、写真撮影などのお手伝いをしました。
サポートを行った学生は、研究授業前に、小池一成客員准教授や中池竜一准教授と事前に教職キャリアセンターのこらぼにある機器類で、ライブ配信の手順や配信の様子をモニターで確認するなど、事前に練習を行い、当日に向けて準備しました。
当日は事前に確認を行った際には発生しなかった初見の配信トラブルも発生しましたが、附属小のICT支援員の方と連携しながら無事に復旧させ、授業の進行を妨げることなく配信を再開させることができました。
学生ICT支援員は、普段は大学の授業支援をしたり、イベントなどでライブ配信を行ったり、子どもたちを対象としたイベントでプログラミングを教えたりと、さまざまな場面で一人ひとりが持つスキルを生かした活動をしています。今回学校現場での実践でスキルを生かすことができ、また、実際の授業でどのようにICTが活用されているのかを自らの経験として体験することができ、大変有意義な支援となりました。
【附属名古屋小学校の先生の感想】
今回、2024実践研究発表会でICT支援の学生に来ていただき、とても助かりました。当日は、授業者はもちろん全職員に役割があり、とても慌ただしく人手が足りない状況ですので、Live配信の確認や写真撮影、緊急時のお手伝いをしていただける支援があることは、とてもありがたく思います。
支援をしてもらった教員からも、「記録写真を撮ってもらえるのは大変助かる」「今後も、研究発表会や秋の公開授業の時に来てほしい」との声が上がっています。
「学生にとっても学びがあり、大変勉強になった」とお聞きし、学校と学生の双方が良い機会になるということで、今後も継続してご協力いただけると大変ありがたいです。
【支援した学生ICT支援員の感想】
河野 健さん(学校教員養成課程 義務教育専攻 ICT活用支援専修 4年)
・研究会では授業を行った後に分科会で公開授業についての感想や意見を話し合うことを行い、授業づくりの見識を深めていくものでした。分科会では学校の先生や教育委員会の方、大学院生等さまざまな視点からの意見があり興味深かったです。また、そこでの質問や意見に対しても授業者の先生がしっかりと受け答えをしていたのを見て1つの授業に心血注いで作っていることを実感しました。
深田 広勝さん(学校教員養成課程 義務教育専攻 社会専修 4年)
・写真撮影係として苦労したことは、子どもの表情と手元が一緒に写すことができる画角を考えることです。参加した授業が調理実習を行っていたこともあり、距離感や周囲の状況に気を配ることが大変でした。授業の後半では、楽しく試食をする姿をきちんと捉えられたので、今後に生かしたいです。
(教職キャリアセンター ICT活用等普及推進統括部門 小池一成 中池竜一 正木香)
2024年5月18日に豊田市のT-FACEで子どもキャンパスプロジェクト「第6回親子プログラミング教室-マイクラで大きな建物を作ろう-」を開催
2024年06月10日
5月18日(土)に豊田市のT-FACEで子どもキャンパスプロジェクトとして教職キャリアセンターの中池竜一准教授と学生ICT支援員4人が「第6回親子プログラミング教室-マイクラで大きな建物を作ろう-」を未来ラボステーションYY・丸善雄松堂(株)との共催で開催しました。
午前中は小学1年生から3年生の親子10組が、午後は小学4年生から6年生の親子10組がマインクラフトについて説明を聞いた後、作品を作りました。
今回は、教育版マインクラフトを用いてプログラミングで大きな建物を作ることにチャレンジしてもらいました。参加した親子20組は、壁を作るプログラムや床を作るプログラムを駆使して、相談しながらさまざまな建物を作り上げました。
プログラミングを駆使して自分だけのオリジナルの建物を作るという楽しい体験によって、プログラミングの楽しさと奥の深さを学ぶことができたと思います。8月もまた、別のプログラミング環境を用いて体験イベントを実施する予定です。
これら体験イベントで得られた知見や成果は、未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」で実施される「あつまれ!子どもキャンパス」のイベント企画・運営に生かしていく予定です。
【支援した学生ICT支援員の感想】
金乙 敦也さん(教育学部 義務教育専攻 ICT活用支援専修 4年)
親子プログラミング教室に参加して子どもたちの適応力に驚かされました。マインクラフトが小学生の間で流行していることもあり、マインクラフトの知識が豊富な子どもが何人か参加していて、イベント中に学んだことともともと各々が持っていた知識を組み合わせて制作を進めていた点は舌を巻くという表現がピッタリでした。
高須 慈さん(教育学部 義務教育専攻 ICT活用支援専修 4年)
「今の子どもはうらやましい!」と感じるイベントでした! 本イベントは、マインクラフトを使って遊びながらプログラミングを学べる、私にとって一石二鳥の時間でした。「あーこういうイベントが小さいときにあったらな」と思うと同時に「子どもたちに楽しみながら学ぶ機会をもっと作りたい!」と思いました。
大原 悠稀さん(教育学部 義務教育専攻 ICT活用支援専修 3年)
自分自身がMinecraft Educationを扱ったことがほとんどありませんでしたが、子どもたちと学びながらマイクラにおけるプログラミングの方法や教え方を知ることができました。子どもたちの自由な発想に刺激を受けながら、自分のプログラムを考えることもできました。
神林 駿太さん(教育学部 義務教育専攻 ICT活用支援専修 1年)
私は今回が初めてのイベント参加でしたが、その中でも多くの学びを得ることができました。特に、私自身も思いつかなかったものを考えつく子どもや短時間でそのようなものを作り上げてしまう子どもが多くいたことは、子どもたちの興味関心の力の強さを再認識できた良い機会になりました。これからもこのようなイベントを通じて、自身の知見を深めると同時に、プログラミングの楽しさを子どもたちに伝えていきたいです。
(教職キャリアセンター ICT活用等普及推進統括部門 小池一成 中池竜一 正木香)
2024年6月4日 地元の角文株式会社と富士松南小学校の4年生とともに川の環境学習を行いました。
2024年06月11日
6月4日(火)、地元の角文株式会社が実施する刈谷市立富士松南小学校4年生を対象とした「川の環境学習」に、本学の学生や特別聴講生である交換留学生の8人が活動支援で参加しました。
この活動は今回で15年目を迎え、角文株式会社から参加した社員の中には、小学校4年生の時に、この川の環境学習活動を体験した社員もいます。120人の児童を対象とした川の学習は、安全面の配慮など学校単独の活動では難しい面もあり、地域の企業や本学の学生が支援することで継続した活動となっています。
活動場所は、刈谷市泉田町にある逢妻桜橋周辺の逢妻川流域で、にごり、透明度、pH、COD、川の流速などの調査を行った後、実際に川に入って川の生き物調査や川のごみ拾いを行いました。
ベンケイガニや鮎の稚魚、ボラの稚魚などの生物が見つかった一方で川底にはたくさんのゴミも落ちていました。拾ったゴミを、子ども由来であろうジュースの空き缶やおもちゃのボールなどと、大人由来であろうお酒の空き缶、栄養ドリンクの空き瓶、大きな長靴、車のミラー、バイクのタイヤの切れ端などと分類した結果、圧倒的に大人由来であろうゴミが多い状況でした。これに対して、小学生の子どもたちからは「大人はポイ捨て禁止というのに、卑怯だ!」といった感想も上がりました。
参加した留学生の一人ライヂョンホンさんは、「台湾でも里山の環境活動に参加したことがあったが、川の環境活動は今回が初めて。小学生や地域の皆さんとSDGsの活動に取り組めて、とても良い機会だった。」と感想を述べました。
逢妻川のゴミは一例ですが、美しい地球環境を次世代につないでいくために、この活動が私たちをはじめ大人の皆さん一人一人が現状を把握し、考えるきっかけとなることを願います。
※COD:化学的酸素要求量・・・薬品を使って、水の中の酸素の使われる量を調べることで、川の汚れの目安を調べる方法。
(地域連携課 地域連携係 係長 松本典江)
2024年6月2日 未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の一環で「すはら池いきものさがし隊」を開催!
2024年06月12日
6月2日(日)、愛知教育大学未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の一環で、「すはら池いきものさがし隊」を開催し、小学生19人とその保護者が参加しました。
本プログラムは、2024年3月に本学理科教育講座の澤正実特別教授が生き物図鑑「かわいいなかま⑤ あいきょう大・すはら池でいきものをさがそう」を出版し、近隣小学校の小学生に寄贈したことをきっかけに、澤特別教授が同図鑑の活用方法を案内しながら実際に洲原公園を散策して生き物の見つけ方や解説をするものです。
当日はあいにくの天気だったため、参加者はまず自然科学棟の教室に入り、野田敦敬学長から開会のあいさつを聞きました。次に澤特別教授から図鑑の使い方について説明があり、図鑑に掲載されている生き物について解説を加えながら「見たことがあるか」「名前を聞いたことがあるか」に分類するワークショップを行いました。
その後天気が回復したため、みんなで洲原公園に繰り出しました。道の途中で壁にへばりついているカタツムリを見つけてお父さんにとってほしいとねだる子がいたり、池の中にいたヨシノボリの仲間をつかまえて、澤特別教授に「この生き物の名前は何ですか?」と聞いている子もいました。公園から大学に戻る際には、トイレに幾つもの巣を作っているツバメや水門の近くで気持ちよく泳いでいるカメの様子を見ながら、雨上がりの休日の一時を楽しんで帰ってきました。
子どもたちからは「カムルチーが見たかった」「お父さんやお母さんとまた一緒に来たい」、保護者からは「いつも来ている公園ですが、生き物の名前をはじめて知りました」といった感想をいただきました。参加者には、洲原公園やその近隣の豊かな自然を身近に感じることで、生き物への関心を高めるだけでなく、郷土に対する愛情を育む非常に有意義な機会となりました。
当プロジェクトは、「子どもと共に、学生と共に、社会と共に、附属学校園と共に、未来の教育を創ります。」というビジョンを実現するため、積極的に地域の子どもたちを受け入れていきます。
(企画課 未来共創推進室 室長 稲垣 匡人)
2024年6月4日 附属幼稚園児が本学自然観察実習園でじゃがいも掘りを行いました。
2024年06月12日
6月4日(火)、前週までの不安定な天候をかき消す快晴の中、本学の自然観察実習園において、附属幼稚園の5歳児50人、幼児教育専攻およびものづくり・技術専攻の学生30人ならびに幼児教育講座教員合わせて総勢80人がじゃがいも掘りを行いました。
畑を管理する実習園の作業員からじゃがいもの育ち方などの説明に耳を傾けながら、自身の手やスコップで、じゃがいも掘りにチャレンジしました。
今年度は天候不順の関係から、例年に比べ小粒のじゃがいもが多い中でしたが、まれに手に収まりきらない大きなじゃがいもも収穫でき、お手伝いで参加した学生が「もっと大きなじゃがいもがあるかもしれないから、ここも掘ってみよう!」と声を掛けながら、園児とともに楽しく収穫する場面も見られました。
じゃがいも掘りの終盤には、会議を終えた野田敦敬学長が自然観察実習園に駆けつけ、園児と学生の交流を見守っていただきました。
収穫が終わると園児達が袋いっぱいに詰めたじゃがいもを手に「じゃがいもがこんなにいっぱい採れたよ!」と笑顔で幼児教育専攻の学生と会話をしており、これから教員を目指す学生だけではなく、教職員にとっても非常に貴重な体験の場となりました。
じゃがいも掘りの様子(動画)
「附属幼稚園児とじゃがいも掘り」
(学術研究支援課 学系支援係 係長 玉城寛人)
2024年6月11日 本学学生が豊田高校の高大連携進路探究の講師を務めました。
2024年06月19日
6月11日(火)、愛知県立豊田高等学校からの依頼で、学校教員養成課程義務教育専攻学校教育科学専修4年の学生2人が、高校3年生の進路探究授業に講師として参加しました。この取り組みは、複数の大学の現役大学生を講師として招き、希望する学問を専攻する大学生から進路選択のきっかけや大学での学びについて直接話を聞くことで意欲を高めるためるためのもので、2021年から行われています。昨年度の講座に参加した高校生のうちの4人はこの4月から本学へ進学するなど、この講座をきっかけに豊田高校からの進学者増加にも一役買っています。
講師を務めた竹内晴輝さんは昨年度も参加していることもあり、一風変わった面白い授業の話、アルバイトに関するクイズなど高校生の興味を引くようにテンポよく語りかけ、明るい雰囲気で進行しました。
一方、齊藤柚さんは、授業を紹介する動画や教員を目指した中学校当時に恩師と撮った写真を含んだ入念なパワーポイント資料を準備し、高校時代の勉強方法や大学選択など、高校生の今の疑問に真摯に答えました。「今しか頑張れないことがある。自分で決めたことに後悔しない。好きなことを大切に。自分なりに生き抜く力を! 」とエールを送りました。
講座では自身の経験や大学での学びについて紹介した後に、「今はまだ具体に学びたい学部や進学する大学について迷っている高校生もいるかと思う。やりたいことが分からないと思ったときに、自分を見つめる時間や自分を知ることが将来の夢を考えるきっかけとなるかもしれない」と、自分を表す言葉やその言葉の説明、象徴するエピソードを考えるワークを行いました。
今回、2人の大学生は教育実習と教員採用試験の合間にもかかわらず、非常に素敵な先輩の姿を高校生に披露していただきました。将来のために、今何をすべきか、キャリア教育を専攻する4年生として高校の期待に大いに応えることができ、様子を見守っていた高校の先生からも非常に高い評価をいただきました。
(地域連携課 地域連携係 係長 松本典江)
2024年6月12日 令和6年度第1回喫緊の教育課題を学ぶ会を開催しました。
2024年06月20日
6月12日(水)に愛知教育大学教職キャリアセンター教員研修部門が主催する「令和6年度第1回喫緊の教育課題を学ぶ会」を本学の教育未来館で開催しました。今回は県内の小学校教諭、中学校教諭など多数参加され、「確かな学習評価に基づく指導と評価の一体化を目指して」をテーマとして2部構成で行われました。
第1部では、湘南工科大学の尾﨑誠先生より「『主体的に学習に取り組む態度』って何だろう? 」と題しお話がありました。はじめに「主体的に学習に取り組む態度」を『心の風船』に例え、ゆっくりと膨らむように徐々に育てていくものであることが説明されました。そしてこの態度は、関心・意欲、粘り強さ・自己調整、教科でねらう態度の3つに分けることで評価しやすくなること、それぞれに評価しやすいタイミングがあること、評価するために生徒にアウトプットしてもらうための具体的な問いかけ方などを、具体的な事例を基に提示いただけました。全体を通して、生徒の実際の記述を評価する演習があり、実践力として「主体的に学習に取り組む態度」について妥当性をもって評価する考え方を学ぶことができました。
第2部では、群馬大学の紺谷正樹先生より「高校情報科『情報Ⅰ』で学ぶデータの分析方法は、ここまで進んでいる! 」と題しお話がありました。はじめに、2025年1月の大学入学共通テストにおいて国立大学志望の高校3年生全員が「情報Ⅰ」を入試科目として選択することを挙げ、統計教育(データサイエンス)を素養として学んだ人たちがこれからの社会をつくっていくことを認識する必要性を説明されました。これまで以上にさまざまなデータサイエンスの分析方法を学習評価に取り入れることが喫緊の課題となる話がありました。その上で、「情報Ⅰ」の学習内容として、テキストマイニング(※1)で抽出された分析情報の見方や相関関係の分類などの紹介がありました。加えて、単位の違う身長と体重の数値を合算できないことを例に、観点別の評価を合算することの是非についての示唆をいただきました。また、国立教育政策研究所が示した「主体的に取り組む態度の評価のイメージ」の散布図を用いた評価方法は、これまでの学習評価をブレークスルー(※2)するものであることを強調されました。参加者は、学習評価にデータサイエンスを生かす時の留意点を学ぶとともに、データサイエンスを学んできた未来の先生が身につけている分析方法に参加者一人ひとりの経験値(かん・こつ・てま・ひま)を掛け合わせることこそが、「指導と評価の一体化」の理想であることを実感していました。
次回の研修会は、「AIを活用した学級・授業づくり」をテーマに8月28日(水)の開催を予定しています。
※1 テキストマイニング...大量の文章データ(テキストデータ)から、有益な情報を取り出すことを総称してテキストマイニングと呼ぶ。
※2 ブレークスルー...困難な状況や問題を突破し、新たな進歩や発見を達成することを指す言葉。
(教職キャリアセンター 教員研修部門 永江智尚)
令和6年度連携市等との公開講座開講中です。
2024年06月26日
6月15日(土)、豊明市との連携公開講座「身近なところからはじめるSDGs」を豊明市南部公民館で実施しました。講師は本学地域連携センター長である大鹿聖公教授が務め、小学生の親子から70代まで幅広い年代の方々が講座を受講しました。
この講座は、SDGsを題材として、幅広い世代が受講できるようカードゲームなどを取り入れた講座をという豊明市の強い要望があり実現しました。今回の公開講座では現在のさまざまな課題とSDGsの話をした後に、SDGsのまちづくりとバイオミミクリートランプの体験を行い、受講者は皆、積極的に受講していました。アンケートでも、「具体例があって分かりやすかった。アクティビティがあり体験しながら学べたところがよかった」との意見が寄せられました。
SDGsの浸透に伴い、さまざまなところでロゴマークなどを見かける機会も増えています。それだけさまざまな社会の課題とSDGsのつながりがあることを象徴しているかと思います。しかしSDGsは特別なことと考え、取り組むことはハードルが高いと思っている人もいるかもしれません。
本学では令和6年度もSDGsのゴールの一つである多くの人へ学習の機会を提供するために近隣市等と連携した公開講座を開設しています。夏休みに向けて募集中の講座もありますので、下記のURLを確認いただき、興味のある講座がございましたら所定の手続きによりお申し込みください。
- 関連リンク
各市との連携公開講座
(地域連携課 地域連携係 係長 松本典江)
2024年6月19日 「令和6年度愛知教育大学名誉教授称号記授与式」を行いました。
2024年06月26日
6月19日(水)に、本学第五会議室にて、令和6年度愛知教育大学名誉教授称号記授与式を行いました。
「名誉教授」の称号は、本学で長年教壇に立ち、教育上または学術上特に功績をあげられ、退職された教員を対象に、愛知教育大学名誉教授称号授与規程に基づき贈られます。
今年度は10人の先生方に名誉教授の称号を授与することとなり、式に出席された5人の先生方に、野田敦敬学長から称号記が手渡されました。
野田学長から、名誉教授を授与された先生方の功績を讃えるお祝いの言葉と、長年に渡って本学の発展にご尽力いただいたことへの感謝の言葉が述べられました。
名誉教授を代表して、鈴木裕子名誉教授から称号記授与に対するお礼とともに「これまで培ってきた教育や研究の成果を次の世代に何らかの形に還元していきたいと存じます。そしてそれが愛知教育大学の教職員の皆さま、そして学生の方々にとって実りあるものになるよう心より希望してやみません」と、謝辞が述べられました。
式の後、記念撮影が行われ、引き続き昼食を取りながらの懇談会が開催されました。
(人事労務課専門員 小掠達也)