News & Topics:2024年05月掲載分
- 2024年4月20日 たのしいものづくり教室「木でつくる身近なものづくり」を開催
- 2024年4月15日~19日 附属図書館にて「附属図書館利用説明会」を開催
- 2024年4月15日~19日 こらぼで体験型勉強会「第4回愛教大ICT見本市」を開催
- 2024年4月24日 本学附属名古屋小学校の2年生が遠足で来訪
- 2024年4月24日 豊橋南高等学校教育コースの生徒が本学で授業体験と個人課題研究中間発表会を実施
- 2024年5月3日 本学茶道部が知立駅前暫定広場にて「青空お茶会」を実施
- 2024年5月15日 地域協働教育体験活動の一環でさつまいもの苗植えを実施
- 2024年5月9日 実用数学技能検定「数検」グランプリ奨励賞を受賞
- 学生団体SAGA(サーガ)が情報誌「Cocon club(ここんくらぶ)」の表紙に掲載されました。
2024年4月20日 たのしいものづくり教室「木でつくる身近なものづくり」を開催
2024年05月 8日
毎年、本学では科学・ものづくり教育推進センターの活動の一環として、本学技術教育講座が小学生・中学生を対象に楽しく、分かりやすく、ものづくりの技術を指導する「たのしいものづくり教室」を開催しています。4月20日(土)には今年度の初回となる磯部征尊准教授の「木でつくる身近なものづくり」を開催し、小学校1年生から中学校2年生まで、定員いっぱいとなる15人とその保護者が参加しました。
参加した子どもたちは「写真立て」「貯金箱」「円形木琴」の中から、自分の作りたいものを選んで材料を受け取り、作品ごとに分かれて作業台に向かいました。最初に玄翁(げんのう※)を使う際の注意事項の説明を受けると、早速作業開始です。トントン、カンカンとあちらこちらで良い音が響き、子どもたちは一生懸命に釘を打ちました。
それぞれの作業台には、磯部ゼミの井深寛太さん(学校教員養成課程 義務教育専攻 ものづくり・技術専修 4年)、岡田直樹さん(同4年)、芝波田一也さん(同4年)、岡田楓梨さん(同3年)がサポートにつきました。学生たちは作成手順を教えたり、釘を打ちやすいように介添えしたり、まっすぐに入らなかった釘を抜いたりと、子どもたちの製作を支援しました。釘がまっすぐ入らず苦戦する子どももいましたが、学生や保護者の支援のもと、最後は素敵な作品を作りあげました。
アンケートでは「釘を打つのは難しかったけど楽しかった」「また参加してみたい」といった感想が見られ、子どもたちにとって楽しい体験となりました。また子どもたちをサポートした学生からも「苦戦している子どもの支援をすることは自分たちの経験にもなります」という感想が聞かれ、学生にとっても「たのしいものづくり教室」となりました。
※玄翁(げんのう)・・・片方の面は平面で、もう片方の面には少しふくらみがある金槌
(地域連携課 課長 古田紀子)
2024年4月15日~19日 附属図書館にて「附属図書館利用説明会」を開催
2024年05月 8日
4月15日(月)~19日(金)に「附属図書館利用説明会」(40分制、期間中全5回開催)を附属図書館にて開催し、学部・大学院・特別専攻科から計 10人の新入生が参加しました。
これは、主に新入生を対象として図書館が例年開催している利用説明会です。図書館で利用できる設備や貸出・返却方法について紹介する館内ツアーと、本学が所蔵している蔵書の検索方法を解説する検索演習の2部構成で行いました。参加者は時折質問をしながら、図書館職員による説明に熱心に耳を傾けていました。
参加者からは、「図書館には多くの貴重な資料や学べるスペース、分からないときに聞くことができる職員の方がいることを知った」「活用して学びを深めていきたい」などの声があり、今後の大学生活に役立つ説明会となりました。
附属図書館は、今後も学生の皆さんが利用しやすい図書館を目指して、定期的に説明会を開催していきます。
(学術研究支援課 資料利用係 専門職員 高瀨菜津)
2024年4月15日~19日 こらぼで体験型勉強会「第4回愛教大ICT見本市」を開催
2024年05月 8日
2024年4月15日(月)から19日(金)の5日間、教育交流館にある教職キャリアセンターICT活用等普及推進統括部門の拠点「こらぼ」で、学生ICT支援員が中心となり、体験型勉強会「第4回愛教大ICT見本市」を開催しました。個別の来場者数は少なかったものの、全ての来場者がじっくり見て体験したり、新入生向け講習会には3回合計で19人の参加者があったりと、充実した見本市になりました。また、期間内に授業内に見本市を取り入れた授業も行われ、合計約40人の受講者に対して、学生ICT支援員が説明や体験の補助を行い、活躍しました。
この体験型勉強会は、昨年度から、「こらぼ」で貸し出している機器類を実際に触って、授業で使えるイメージを持っていただけるように開催しています。また、授業支援アプリを実際に体験してみて、授業や模擬授業で取り入れていただけるように行っているイベントの第4回目です。
GIGAスクール構想の下、実際に小中学校で使われている数種類の授業支援アプリを学生ICT支援員のサポートを受けながら体験してみたり、プログラミング教材を使っての小学校プログラミングの体験をしてみたり、昼休みに新入生向けの講習会を行ったりといろいろな体験をできるようにしました。
新入生対象の講習会では、教育版マインクラフトの体験会、Scratchによるプログラミング入門講座、1年生のためのパソコン勉強会をこらぼ前のオープンスペースで行い、その様子を第一福利施設ロビー、自然科学棟オープンラウンジ、教育交流館ラーニングコモンズでライブ配信しました。
見本市に来場した教員からは、新規で授業に授業支援アプリを取り入れられるように申し込みがありました。
学生ICT支援員も、見本市期間中に来場者への説明などをすることによって、より知識を深められ、経験を積むことができました。
今後も引き続き、こらぼのイベントとしての見本市を継続するとともに、授業などへ出張して行うオーダーメイド見本市を積極的に行い、教員・学生のニーズにこたえたいと考えています。
【参加者の感想】
・時代の流れに大学教員がついていくことも大切だなと感じていますので、このような企画自体大切だと思います。
・普段利用することのない機械や、将来教員になったときに活用できそうなツールまで触れることができて、とてもよかったです。
【見本市のスタッフとしてサポートした学生ICT支援員の感想】
高須 慈さん(学校教員養成課程 義務教育専攻 ICT活用支援専修 4年)
・今回の見本市では、パソコン勉強会を行いました。初めてのYouTubeライブ配信は緊張しましたが、良い経験をさせていただきました。こらぼの部屋で、今後も授業支援アプリや勉強会の作成を通じて地力を高めていきます。
降田 英佑さん(学校教員養成課程 義務教育専攻 ICT活用支援専修 3年)
・こらぼの部屋で見本市を行ったことで、保有している多くの機材を紹介することができました。今回体験したことをきっかけに自主的に訪問してくれる学生もいたので、今後も多くの人にICTを活用してもらいたいと思いました。
田中 唯さん(学校教員養成課程 義務教育専攻 ICT活用支援専修 2年)
・今回のICT見本市では主に映像系を担当していました。生協や自然科学棟の前で行ったライブ配信の機材をセッティングし、実際にTeamsやYouTubeでライブ配信を行いました。歩きながら多くの方に見ていただくことができたのでよかったです。また、こらぼの部屋で支援員の仲間と交流しながら知識を深め合う時間もあり、有意義な見本市となりました。
(教職キャリアセンター ICT活用等普及推進統括部門 こらぼ 正木香)
2024年4月24日 本学附属名古屋小学校の2年生が遠足で来訪
2024年05月17日
4月24日(水)、愛知教育大学未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の取り組みとして、本学附属名古屋小学校の2年生89人と引率教員4人が遠足で本学に来訪しました。
静かに小雨が降る中、バスが大学に到着すると、子どもたちのにぎやかな声があたりにぱっと広がりました。講堂前広場で野田敦敬学長があいさつを行い、続いて引率する本学学生が自己紹介を行い、クラスごとにプログラム体験へと出発しました。
プログラム体験では「学長室見学と学長によるぐるぐる実験」「ものづくり体験」「馬とのふれあい体験」の3つのプログラムを順番に体験しました。「学長室見学と学長によるぐるぐる実験」では子どもたちが学長室を訪れ、学長から部屋の内部の説明を受けました。その後場所を移動し、紙コップを用いた空気の振動の力を観察する実験を行い、みんなで大はしゃぎしました。「ものづくり体験」では生活科教育講座の柿崎和子教授と西野雄一郎准教授、生活・総合専修の学生たちと、アルミホイルとビー玉を使ったおもちゃづくりに挑戦し、出来上がるとみんなで楽しく遊びました。「馬とのふれあい体験」では馬術部員から馬の説明を受け、馬やポニーにそうっと近づき鼻やあごをなでて、生き物の温かみを感じました。
プログラム体験を終えた後は本部棟第一会議室に移動して昼食をとり、その後第二体育館へ移動すると、愛教ちゃんとエディが子どもたちを出迎えました。みんなニコニコ笑顔でクラスごとの写真撮影を行い、バスに乗って帰路につきました。子どもたちの明るい声で満たされた一日となりました。
子どもたちからは「大学生の人がとっても優しく教えてくれたから物知りになれた気分」「学長室は普段は入れない場所だから入れてうれしかったし、いろんなものがあるから見て飽きなかった」という感想が、参加した学生からは「安全に気をつけて活動するために、発達段階を理解しながらかかわるよい経験ができた」という感想が寄せられました。
当プロジェクトは、「子どもと共に、学生と共に、社会と共に、附属学校園と共に、未来の教育を創ります。」というビジョンを実現するため、積極的に地域の子どもたちを受け入れていきます。
(企画課 未来共創推進係 大森智子)
2024年4月24日 豊橋南高等学校教育コースの生徒が本学で授業体験と個人課題研究中間発表会を実施
2024年05月21日
4月24日(水)豊橋南高等学校教育コース3年生32人が本学に来訪しました。
愛知県教育委員会との相互連携協定に基づき、県立高校教育コースの教育活動に本学が継続的に協力をしており、個人課題研究中間発表会では毎年本学の地域連携センター担当教員がアドバイザーを務めています。昨年度までは土曜日の開催でしたが、教員の働き方改革に資することや高校生が普段の大学の様子を知ることを目的に、5回目となる今年度は初めて個人課題研究中間発表会を平日に実施しました。
まず、高校生は本学の附属図書館を職員の案内で見学しました。史資料室や模擬授業ルーム、キッズライブラリーなど、機能に応じた設備の充実と蔵書の多さに驚いた様子でした。
次に、生徒たちは授業体験としてそれぞれが希望する大学の授業を受講しました。「点字の応用」では、基礎を習得した大学生の振り返りも兼ねて学生から点字についての説明を受けた後に、教員として点字で教科を教えるためには算数や英語といった各教科の点字資料作成を習得する必要があるという前提のもと、算数プリント作成の実践授業を体験しました。また、「初等音楽科教育内容」では、小学校の音楽科の授業で取り扱われている活動を体験することで、その活動に込められた意味などを再確認すべく、大学生とのグループでリズムクラッピングを行いました。
各授業に参加した生徒は「久しぶりの音楽の授業で、グループで主体的な活動を行う授業だったので楽しかった」「小学校の授業の内容を、教師としての視点で考えつつ体験すると、子どもたちの理解の難しさに気づいたり、どのように教えるのがよいのか考えたりできるということが勉強になった」といった感想を述べました。
午後からは、来訪の一番の目的である個人課題研究の中間発表会を実施しました。各グループに分かれ、地域連携センター教員がファシリテーターを務め、学生間での質問や意見交換、そして地域連携センター教員からのアドバイスを行い、今後の探究活動の方向性をあらためて考える機会となりました。なお、中間発表会が平日に行われたため、豊橋南高等学校教育コースの卒業生で本学在学生が後輩の発表の様子を見守り、発表会終了後には地域連携センター教員や先輩である本学の学生に個別に質問する様子も見られ、実りのあるものとなりました。
(地域連携課 地域連携係 係長 松本典江)
2024年5月3日 本学茶道部が知立駅前暫定広場にて「青空お茶会」を実施
2024年05月23日
5月3日(金・祝)知立駅前暫定広場で行われた「知立ドリームマルシェ」のイベント内で、本学茶道部が「青空お茶会」を実施しました。
本イベントへの茶道部参加のきっかけは、昨年11月に知立市が主催した「知立駅周辺エリアまち育てワークショップ」に茶道部代表の稲垣英怜奈さん(教育支援専門職養成課程 心理コース 4年)が参加したことです。その後、参加者らと企画した「学生マルシェ」内で3月に青空お茶会を実施予定でしたが、雨天のため中止となったため、知立市側から成果を披露する場所として声が掛かりました。リベンジ当日は初夏の訪れを感じる絶好の野点日和(のだてびより)に多くのお客様が訪れました。
茶道と聞くと、お作法など敷居が高く感じる方も多いかと思いますが、部員がお点前(てまえ)を披露した後に、自分で点(た)てた抹茶を楽しんでもらおうと体験型にしたこともあり、お抹茶が初めてという家族連れなどさまざまな方が、部員の手解きを受けて笑顔でお茶を楽しみました。
また、茶道部の学生らが本学に在籍していた期間はコロナ禍ということもあり、活動に制限がかかることも多く、大勢の前でお点前を披露する機会も減っていたことから、初めて野点(のだて)に挑戦しました。
そこで、当日は知立市内の中学校で茶道を教えている先生にチャレンジをサポートいただきました。
今回のイベントは、お茶を囲んだ地域交流・世代間交流の良い機会となりました。
【茶道部代表 稲垣英怜奈さんのコメント】
開催にあたり、市職員の方をはじめ多くの方々にご協力いただき感謝しています。本番では、子どもから大人まで多くのお客様に楽しんでいただくことができて頑張ってよかったと思いました。部員の子たちには、今回の経験をもとにこれからもお茶会の開催に挑戦してほしいと思います。
(地域連携課 地域連携係 係長 松本典江)
2024年5月15日 地域協働教育体験活動の一環でさつまいもの苗植えを実施
2024年05月28日
5月15日(水)、地域協働教育体験活動(創作和菓子コース)の一環で自然観察実習園においてさつまいもの苗植えを実施しました。これは、11月に開催される「あつまれ!子どもキャンパス」の和菓子作りに使うさつまいもを苗から育てる体験をするものです。社会科教育講座の真島聖子准教授の授業を受講している10人の学生が参加し、さつまいもの苗植えにチャレンジしました。
時折雲間から日差しが差し込む天気の下、自然観察実習園の作業員である近藤末男さんに、さつまいもの苗の植え方や育て方の説明を聞いた後、畝(うね)に張った黒マルチ(黒いビニールシート)に穴をあけて、苗を一本ずつ植えていきました。
始めは自信なさそうに作業していた学生も、同じく作業員の稲垣憲孝さんや岡田廣之さんの指導を受けながら、約60本の苗を予定よりも早く植えることができました。その後、苗がしっかり根をはるようにじょうろに水を汲んでたっぷりと水をやりました。
終了後の学生からは、「苗を垂直に植えるのではなく、竹筒を使って水平に植えることを初めて知りました。とてもおもしろかったです」「黒マルチによって除草作業が楽になるだけでなく、畝を温めることによって収穫を多くすると聞いて、農家の方の工夫がすごいなと思いました」などの感想が寄せられました。
今回植えたさつまいもは10月頃に収穫する予定です。
今回実施したさつまいもの苗植え体験は、未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」で実施される「あつまれ!子どもキャンパス」の企画・運営につなげていきます。
(企画課 未来共創推進室 未来共創推進係 稲垣匡人)
2024年5月9日 実用数学技能検定「数検」グランプリ奨励賞を受賞
2024年05月28日
実用数学技能検定「数検」グランプリは、積極的に算数・数学の学習に取り組んでいる個人・団体の努力を称え、さらに今後の指導・学習の励みとする目的で、とくに成績優秀な個人および団体を表彰する制度です。毎年、実用数学技能検定を受検した個人・団体からそれぞれ選出されます。
2023年度に実用数学検定団体受検を実施、多大な学習効果を挙げたとして、5月9日(木)、本学が公益財団法人日本数学検定協会(甘利俊一会長、髙田忍理事長)の「実用数学技能検定『数検』グランプリ奨励賞」を受賞しました。
今回受賞した実用数学技能検定「数検」グランプリ奨励賞は、積極的に実用数学技能検定を活用し、多大な成果を挙げた団体のなかから、公益財団法人日本数学検定協会の選考会によって認められた団体に3か月おきに贈られます。
これまでに、2009年度、2016年度にも金賞受賞、2021年度に文部科学大臣賞受賞、2022年度に奨励賞受賞しており、今回が3年連続、5度目の受賞になります。
本学では大学生と附属高等学校生徒を対象に年に3回団体受検を実施しています。2023年度は大学生12人、高校生徒11人が受検しました。
(情報教育講座 教授 安本太一)
学生団体SAGA(サーガ)が情報誌「Cocon club(ここんくらぶ)」の表紙に掲載されました。
2024年05月31日
学生団体SAGA(サーガ)が2024年5月17日発行の「Cocon club(ここんくらぶ)」2024年6月号の表紙を飾りました。
「Cocon club」とは、本学の所在する刈谷市を発行エリアとする総発行部数60,000部の地域みっちゃく生活情報誌です。発行元の中広は、情報誌の発行を通して、地域経済の活性化や社会課題の啓発といった側面から持続可能な社会の仕組みを進める取り組みを行っています。
今回は、本学学生団体SAGAの進める、子どもたちにSDGsとは何かを知ってもらったり、身近な環境にあるいろいろな課題や問題に気づいたりしてもらうためのきっかけ作りとなる教材開発に着目していただき、巻頭特集とともに表紙にも採用いただきました。
これからも地域の大学として、持続可能な地域づくりやESD(持続可能な社会のための教育)などさまざまなアプローチから、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めます。
(地域連携課 地域連携係 係長 松本典江)