News & Topics:2024年02月掲載分
- 2024年1月16日 大谷翔平選手からのグローブが到着 附属名古屋小学校・附属岡崎小学校・附属特別支援学校に配布しました。
- 2024年1月27日 「地域連携フォーラム2023」を開催
- 2024年2月1日 学生ドキュメント動画第七弾「特色あるカリキュラム」の自然体験活動編と企業体験活動編の公開をもって、シリーズ動画が完結しました。
- 2024年1月分 本学掲載の新聞記事、メディア紹介
- 刈谷駅周辺に本学美術教育の学生や教員のパブリックアートが展示されています。
- 2024年1月20日 ロイロ認定ティーチャーを講師にお招きし、「ロイロ授業デザイン作成会」を開催
- 2024年1月31日 教職キャリアセンター教科教育学研究部門と未来共創プラン戦略2「教育のプラットフォーム構築プロジェクト」の共催で「教育のプラットフォーム構築シンポジウム~授業記録を通して学び合う価値とは何か?~」を開催しました。
- 2024年1月23日 学生表彰を行いました。
- 2023年12月23日 2023年度大学改革シンポジウム「こどもまんなかシンポジウム」を開催
- 2024年1月30日 株式会社ベネッセコーポレーションとの相互連携に関する協定を締結しました。
- 2024年2月16日 未来共創プラン戦略9「大学間ネットワークの構築」で第2回連携協定校ネットワークフォーラムを開催
- 2024年2月18日 高等学校の「総合的な探究の時間」についてのシンポジウム「どうする!?総探」を開催
- 2024年2月23日 教育臨床カフェを開催
- 2024年2月5日 本学附属特別支援学校の中学部が本学を訪問しました。
- 2024年2月14日 第3回スクールリーダー研修会を実施しました。
- 2024年2月28日~3月3日 第58回名古屋市障害者作品展示会に本学学生が自信作を出展
- 2024年2月22日 未来共創プラン戦略8「IR・教職協働」で全学FD・SD研修会「愛知教育大学の魅力共創 ―学生・院生の声を聴き合い、大学の魅力を共に創る―」を開催しました。
- 2024年2月17日、18日 「外国につながる児童生徒のためのことばの力の評価ワークショップ」を実施しました。
- 2024年2月13日 未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の一環で富士松北小学校の2年生が来訪
2024年1月16日 大谷翔平選手からのグローブが到着 附属名古屋小学校・附属岡崎小学校・附属特別支援学校に配布しました。
2024年02月 2日
1月16日(火)、メジャーリーガーの大谷翔平選手から全国の小学校に贈られたグローブが愛知教育大学に届きました。届いたグローブは野田敦敬学長はじめ役員が確認し、その後、附属名古屋小学校・附属岡崎小学校・附属特別支援学校に配布しました。
大谷選手に感謝するとともに、附属学校の子どもたちが贈られたグローブを見て、触って、どんな反応をするのか想像しつつ、各附属学校で有意義に使ってほしいと思います。
(附属学校課 副課長 鬼頭百合子)
大谷選手のグローブをお披露目した時の子どもたちの様子が、附属学校から届きましたので紹介します。
附属名古屋小学校
大谷翔平選手が全国の小学校に寄贈したグローブが届き、1月22日(月)の全校朝会で阿部健一校長が紹介しました。中には、待ちわびていた児童もおり、グローブをお披露目すると、歓声が上がりました。その後、6年生の代表児童の2人がグローブを受け取り、全校児童の前でキャッチボールをしました。
全校朝会後は、寄贈されたグローブをメッセージとともに、各教室で担任が紹介しました。「休み時間にキャッチボールをしたい」「私も夢を叶えたい」「人の役に立てるように頑張りたい」など希望や今後の夢を語る様子が見られました。
(附属名古屋小学校 教頭 伊藤禎康)
附属岡崎小学校
1月23日(火)くすのきアリーナでの全校集会のなかで、メジャーリーグで大活躍中の大谷翔平選手から寄贈されたグローブのお披露目を行いました。
全校集会の途中、大槻真哉校長が大谷翔平選手の名前を口にすると、子どもたちはざわつき始め、執行委員の児童3人がグローブ一個一個を高々と掲げ紹介すると、アリーナから大歓声が上がり、大谷翔平選手からの粋な贈り物にみんな目をキラキラさせて見入っていました。
また、大谷翔平選手からの手紙も同封されており、大槻校長が手紙を読み上げると子どもたちは一変してシーンと静まり返り、みんな真剣に聞き入っていました。
いただいたグローブを手にした子どもたちが野球というスポーツに触れ、将来のさまざまな夢を追いかけるきっかけになってほしいと願っています。
(附属学校課 岡崎小学校事務係 藤内潤一郎)
附属特別支援学校
米大リーグで活躍する大谷翔平選手が全国の小学校に贈った野球のグローブが本校にも届きました。贈られたグローブは、右利き用2個と左利き用1個。大谷選手のサインがプリントされ、子ども達へ「野球しようぜ」と書かれたメッセージカードも添えられていました。
小学部の子ども達にグローブを紹介した際、子ども達から「すごい!すごい!」と歓声が上がりました。グローブを手にした子ども達は目を輝かせ、友達や教員と一緒に笑顔でキャッチボールをしました。
本校の子ども達にも、大谷選手の思いはしっかりと届きました。大谷選手ありがとうございました。大谷選手の今後の活躍を応援しています。
(附属特別支援学校 教員 小笠原一高)
2024年1月27日 「地域連携フォーラム2023」を開催
2024年02月 6日
1月27日(土)に刈谷市総合文化センターで「地域連携フォーラム2023」を開催しました。
本フォーラムは、「未来をともに創る 私たちのSDGs」をテーマに、刈谷市内の6中学校(刈谷南中学校、刈谷東中学校、富士松中学校、雁が音中学校、依佐美中学校、朝日中学校)と、刈谷高等学校、愛知教育大学附属高等学校、愛知教育大学学生団体SAGAを招き、中学校、高等学校、大学など、各所をつなぐ催しを目指しました。
司会はSAGAが務め、野田敦敬学長による開会あいさつから始まり、刈谷市教育委員会 金原宏教育長から来賓ごあいさつをいただきました。その後、本学の大鹿聖公地域連携センター長より、本フォーラムの趣旨説明を行いました。
前半は、まず初めに、雁が音中学校2年生の下水道実行委員から、一昨年に刈谷駅前観光案内所からのご依頼を受け、下水道&刈谷市の魅力PRを考えた際の発表がありました。2番目に、愛知教育大学附属高等学校サスティナ部から、放置竹林の問題を解決するための取り組み、カキツバタの広報活動などの取り組みの発表がありました。3番目に、刈谷高等学校 探究系2年生から、環境的負荷の少ない土砂災害対策の実現についてこれまでの研究成果の発表がありました。最後にSAGAから、SDGsに関して開発した教材の紹介や、それらを使っての出前授業の様子など日頃の実践内容の発表がありました。
どの発表もとても興味深く、参加していた中学生や高校生からも複数の質問が投げ掛けられました。
後半は、中学生5人、高校生2人、SAGAから1人の合計8人を1グループとして、6つのグループを作り、2グループずつ「ジェンダー平等に向けて、私たちにできることは何か」「どうして日本は働きがいの満足度が低いのか、そして将来、働きがいをもって働くために、今私たちにできることは何か」「人間と海の生き物がともに生きられる環境にするために、私たちはどのように過ごせばいいか」の3つをテーマに、討議を交わしました。
中学生、高校生は別々の学校の生徒でグループを作っており、普段、言葉を交わしあう機会の少ない集まりでの討議でしたが、とても活発に議論が交わされ、中学生、高校生、大学生の垣根なく意見が飛び交いました。
これら実践発表とグループ討議を受けて、角文株式会社の鈴木文三郎代表取締役社長と、刈谷市役所の村口文希企画財政部長から、助言や今後に期待することのお言葉をいただきました。
鈴木社長からは創造すること、つなぐことの大切さを、村口部長からは情報を発信すること、つなぐことの大切さについてメッセージをいただきました。
最後に本学の杉浦慶一郎連携・附属学校担当理事による閉会の言葉があり、本フォーラムを閉会しました。
参加者からは、「中学生でここまで考え、分かりやすく発表できるものかと感心した」「グループ討議での意見交換が盛んで、とても初対面とは思えないほどだった」「大人も負けていられない!」などの感想がありました。
フォーラムの閉会後には、鈴木社長に直接質問をぶつける高校生の様子も見られ、目的であった「つなぐこと」をまさに達成できた有意義なフォーラムになりました。
(地域連携課 地域連携係 角三岳大)
2024年2月1日 学生ドキュメント動画第七弾「特色あるカリキュラム」の自然体験活動編と企業体験活動編の公開をもって、シリーズ動画が完結しました。
2024年02月 7日
2023年5月から学生ドキュメント動画として、学校教員養成課程と教育支援専門職養成課程の学生がそれぞれの目標に向かう姿を7つのカテゴリーに分けて紹介してきましたが、2月1日に第七弾「特色あるカリキュラム」の自然体験活動編と企業体験活動編を公開し、シリーズ動画が無事に完結しました。
2023年度入学式当日に新入生の姿を見ながら自分の入学当時を語るインタビュー動画「あなたはどうして愛知教育大学?」(2023年5月公開)から始まり、ボランティアなどの課外活動、オープンキャンパス、教育実習、ゼミとさまざまな活動に取り組む学生の姿を紹介し、最後の「特色あるカリキュラム」動画のエンディングでは、出演学生の2人が将来を語り合う様子が映し出されシリーズとして完結しました。
動画制作に際し、ご協力ならびにご尽力いただきましたすべての皆さまに心よりお礼申し上げます。
シリーズ動画Vol.1~7は、愛知教育大学公式YouTubeチャンネルからご視聴いただけます。
【出演学生】
学校教員養成課程義務教育専攻保健体育専修 3年 伊藤悠愛さん
教育支援専門職養成課程教育ガバナンスコース 3年 佐野主馬さん
【制作会社】
STUDIO YA'2(スタジオ ヤズ)
(広報課 広報・渉外係 飯濱美樹)
2024年1月分 本学掲載の新聞記事、メディア紹介
2024年02月16日
2024年1月に掲載された新聞記事は14件、テレビ番組は3件、ラジオ番組は2件です。この他に紹介された記事等があれば広報課まで情報をお寄せください。
新聞記事
- 1月9日(火)愛知、岐阜、三重、静岡4県すべての国立大・機構の連携組織「C-FRONT」が発足し、名古屋市内で初会合がありました。学長らトップ9人が、大学間で競争が激化している国の研究資金や優秀な留学生の獲得について協力していくことで一致し、連携したいテーマを出し合いました。
【1月10日(水) 中日新聞朝刊 3面】
【1月10日(水) 朝日新聞朝刊 19面】
【1月10日(水) 読売新聞朝刊 30面】
【1月10日(水) 毎日新聞朝刊 17面】
【1月10日(水) 日本経済新聞朝刊 31面】
- 星博幸教授(理科教育講座)が栄中日文化センターで開催される「中部地方の大地の成り立ちと変動」の講座(1月~3月の第4日曜日に開催)で解説を行います。
- 美濃国を治めた大名である加藤貞泰を紹介する講演会で、国替えと分布の一致を示す根拠として、大洲市周辺に自生するオオズタンポポと東海地方のトウカイタンポポが同種であるとする愛知教育大学の研究が紹介されました。
- 1月14日(日)に県吹奏楽連盟、朝日新聞社などが主催する県アンサンブルコンテストが開催され、愛知教育大学吹奏楽団の打楽器八重奏が大学部門で最優秀賞の県教育委員会賞、同団金管八重奏、サクソフォン八重奏は金賞に選ばれました。
【1月15日(月) 朝日新聞朝刊29面】
- 尾張藩校「明倫堂」の書籍リストが特設ウェブサイトに公開されました。愛知教育大学附属図書館は、尾張藩の藩校明倫堂の蔵書であった和書や漢籍を所蔵しています。その数は8,000冊を超え、質的には明倫堂旧蔵書の半分程度を占めています。
【1月17日(水) 毎日新聞朝刊16面】
- 三重大学のネーミングライツ販売の記事で、本学もネーミングライツを実施していることが紹介されました。
- 摂食障害の支援団体に取材をした中山桜希さん(教育支援専門職養成課程 心理コース 4年)の取材レポートが紹介されました。
- 全日本フルコンタクト空手道選手権の女子軽量級で岡田葵さん(学校教員養成課程 義務教育専攻 図画工作・美術専修 3年)が2連覇し、大村秀章知事に活躍を報告しました。
- 大鹿聖公教授(理科教育講座)が親子でSDGsについて考えるワークショップ「SDGsまちづくりをしよう!」の講師を務めました。
【1月29日(月) 毎日新聞朝刊3面】
テレビ番組
- 1月10日(水)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME30」
1月9日(火)愛知、岐阜、三重、静岡4県すべての国立大・機構の連携組織「C-FRONT」が発足し、名古屋市内で初会合がありました。学長らトップ9人が、大学間で競争が激化している国の研究資金や優秀な留学生の獲得について協力していくことで一致し、連携したいテーマを出し合いました。
- 1月15日(月)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME30」
1月13日(土)1月14日(日)に大学入学共通テストが行われ、本学の会場では約2,600人が受験しました。
- 1月31日(水)放送 ケーブルテレビキャッチネットワーク「KATCH TIME30」
1月30日(火)に本学と株式会社ベネッセコーポレーションは、学校教育にかかわる事業や研究を共同で実施することにより、よりよい教育の未来を拓くため協定を締結しました。
ラジオ番組
- 1月26日(金)放送 CBCラジオ「多田しげおの気分爽快~朝からP・O・N」
渡邊幹男教授(理科教育講座)が植物分類学について話しました。
- 1月28日(日)放送 CBCラジオ「燃えよ!研究の志士たち」
渡邊幹男教授(理科教育講座)が春を告げる花について解説しました。
(広報課 広報・渉外係 向井健人)
刈谷駅周辺に本学美術教育の学生や教員のパブリックアートが展示されています。
2024年02月19日
刈谷駅近くの踏切脇にある広場、南桜街園(刈谷市南桜町)には、本学の美術教育の学生が作成した彫刻作品が展示されています。これは、本学と刈谷駅前商店街の連携の一環で、学生が授業で制作した作品から刈谷駅前商店街の方に展示にふさわしいものを選んでいただき、毎年前期と後期の2期それぞれ4点、計8点をパブリックアートとして展示していただいています。
2023年度後期は、鬼の鼻に蝶々という組み合わせが大人気アニメを連想させる「鬼と蝶々」、白い胸像が一際目を引く「偶像胸像『少女Y』」、思わず触りたくなってしまうような質感の「Open or close」、南桜街園や踏切番をしっかりとするいでたちの「家守」の4作品をお楽しみいただけます。
また、南桜街園からJRの踏切を渡った先にあるアクアモールには、本学美術教育講座の永江智尚准教授のアートが隠れています。ポールの上に、刈谷市の誇る天下の奇祭・万燈祭の絵。実はこちらのアート、リメイク前は壊れた時計でした。時計が壊れてしまい、修理や撤去に費用がかかるため、刈谷駅前商店街振興組合の沢田佳代子理事長が、文字盤に絵を貼ったら素敵なアートになるのではと考え、永江先生に絵の提供を相談したそうです。
沢田理事長の発想の転換により、切絵風のイラストに光が差し込むとまるでステンドガラスの美しさという素晴らしいアートが誕生しました。
皆さんも、刈谷駅周辺にお越しの際はぜひ周遊いただき、パブリックアートをご覧ください。アートに接することで、新たなアイデアが生まれるかもしれません。
(地域連携課 地域連携係 係長 松本典江)
2024年1月20日 ロイロ認定ティーチャーを講師にお招きし、「ロイロ授業デザイン作成会」を開催
2024年02月19日
1月20日(土)に、教職キャリアセンター ICT活用等普及推進統括部門の学生ICT支援員の企画で、ロイロ認定ティーチャーを講師にお招きし、「ロイロ授業デザイン作成会」を開催しました。
このロイロ授業デザイン作成会は、4月から教員となる学生を主な対象に、ロイロ認定ティーチャーのLEG三重リーダー 市野嘉也先生、多治見西高等学校附属中学校 小木曽賢吾先生、伊勢市立豊浜西小学校 山本嵩斗先生のアドバイスを受けながら、ロイロノート・スクール(※)を使った授業を組み立てることを目的とした講習会です。受講者は講習会内で作成したプロット図や動画などを使って、ロイロ認定ティーチャーの審査に応募することができます。
当日は、本学の教員2人、学部4年生4人、大学院生4人の参加がありました。
最初に市野先生から作成会のねらいや授業デザインについての講義があり、その後、参加者同士で自分が目指す授業についての意見交換を行いました。次に小木曽先生からプロット図の作り方やロイロ認定ティーチャーの申請方法などの説明がありました。午後からは、本格的な授業づくりを行いました。参加者は、持参した授業案などをもとに、講師のアドバイスを受けながら、プロット図や教材の作成などを行いました。ロイロノート・スクールに限らず、児童生徒が主体となる授業や、ICTを活用した授業などについて、講師の先生からの幅広いアドバイスを受け、参加者同士で意見交換ができ、充実した1日になりました。
参加者の感想
・現職の先生方に使い方を教えていただけたため、授業内での活用イメージがわきました。些細な質問にも丁寧に対応していただけてとてもうれしかったです。周りの方と意見交流する時間もあり、とても貴重な体験をさせていただけました。(初等教育教員養成課程 情報専修4年 成田妃那)
・ロイロ認定をとっても、学び続けていくことが大事だと感じました。アイデア次第で使い方の幅が広がるので、実際今使われている現職の先生方の実践を聞いたり、意見交換できたりしたことがとても勉強になりました。(教育学研究科教育実践高度化専攻 地域・教育課題コース1年 豊岡真由)
企画した学生ICT支援員の感想
・初めての1日かけての企画開催でしたが、講師の先生方のおかげもあって、和気あいあいとした雰囲気で子ども主体の授業作りができました。参加者の中には、来年からの不安が解消されたという声もあり、次回の2月10日も待ち遠しいです。(初等教育教員養成課程 情報専修4年 河合晃輝)
※ロイロノート・スクールは子どもたちの主体的かつ協働的な学びを促進する授業支援クラウドです。
(情報教育講座 准教授 齋藤ひとみ
教職キャリアセンター ICT活用等普及推進統括部門 こらぼ 正木香)
2024年1月31日 教職キャリアセンター教科教育学研究部門と未来共創プラン戦略2「教育のプラットフォーム構築プロジェクト」の共催で「教育のプラットフォーム構築シンポジウム~授業記録を通して学び合う価値とは何か?~」を開催しました。
2024年02月19日
1月31日(水)、教職キャリアセンター教科教育学研究部門と未来共創プラン戦略2「教育のプラットフォーム構築プロジェクト」の共催で「教育のプラットフォーム構築シンポジウム~授業記録を通して学び合う価値とは何か?~」を開催し、地域の教育関係者19人、本学学生15人、本学教職員17人の合わせて51人が参加しました。
今回のシンポジウムは、本学名誉教授である 故 霜田一敏先生より寄贈された授業記録が大学会館に開架されたことを記念して開催されたものです。同資料は、帝塚山学園授業研究所の 故 重松鷹泰所長をはじめとする研究所の諸先生方が、長年にわたる研究活動を通して集めたもので、授業研究には欠くことのできない貴重な授業記録です。本学教職キャリアセンターの前身である教科教育センターでは、11,021 点に及ぶ膨大な授業記録を製本し、1985年3月に刊行しました。これまで本資料は、3冊の目録と共に、美術・技術・家庭科棟で開架していましたが、建物の改修工事に伴い、2023年11月、新たに大学会館1階に開架しました。
はじめに野田敦敬学長から開会のあいさつがあり、宇都宮大学教授の溜池善裕氏と元豊川市立東部中学校長の白井博司氏をシンポジストにお招きして、野田学長とともに重松所長が残された寄稿「ぼくのキアゲハを返して」(『研修』 1982年8月号)を中心に、授業記録を通して学び合う価値とは何かを問い、本学や地域の教育研究にどのように活用していくべきかを考えました。
次に4~6人のグループに分かれてグループディスカッションを行った後、各グループから話し合われた内容が発表され、「授業記録は現在求められている個別最適な学びを実現する貴重な資料であり、それは時代が経っても変わらない」「授業記録は教師が自らを振り返る鏡であり、なおかつ多様な意見を聞いて学びを得ることができる」などが紹介されました。
最後にシンポジストから総括があり、「授業記録に残っている子どもに出会えることが新たな発見だった、授業記録の価値が見直されるとよい」「授業記録を読むこと自体が授業をよくしていく、自分を更新していく機会になればと思う」と述べられました。
シンポジウムが終わった後も、参加者は開架された授業記録を見ながら、授業記録の収集にかけた先人に思いを馳せるとともに、未来の教科教育学研究の在り方を考える良い機会となりました。
今後も教育のリソースデータバンクを設置することで、教育現場の課題解決に貢献する教育のプラットフォームを構築することを推進してまいります。
(学術研究支援課 研究支援係)
2024年1月23日 学生表彰を行いました。
2024年02月21日
1月23日(火)学長室にて学生表彰が行われ、第二回全日本学生フルコンタクト空手道選手権大会Ⅰ部女子軽量級において優勝した岡田 葵さん(学校教員養成課程 義務教育専攻 図画工作・美術専修3年)の功績に対して、野田敦敬学長から表彰状と報奨金が手渡され、今後に向けての激励の言葉が贈られました。
なお岡田さんは昨年度開催の同大会(第一回)において優勝し学生表彰されましたが、今大会も優勝を果たし、二連覇達成の快挙を成し遂げました。
岡田さんからは「大会三連覇を目指して今後も努力を積み重ね、また来年度は教員採用試験と卒業論文もあるので学業と空手が両立できるよう頑張ります」など、今後の抱負が述べられました。
(学生支援課 学生係 係長 松尾雄一)
2023年12月23日 2023年度大学改革シンポジウム「こどもまんなかシンポジウム」を開催
2024年02月21日
12月23日(土)、大学改革シンポジウム「こどもまんなかシンポジウム」を開催し、愛知県内の小・中学校の児童・生徒、教員および保護者、本学の附属高等学校生徒、学生および教職員、その他自治体関係者、産業界関係者ら170人が参加しました。
本シンポジウムでは、子どもたちの声を聴き、子どもたちの思いを生かした教育とは、学校とは、教師の仕事とは、どのようなものなのかを問い、子どもたちと共に語り合うことを通して教職の魅力を共に創る場づくりを行うことで、国立大学の役割について社会理解を増進する機会としました。
第一部では、子どもの声を聴き、子どもの思いを生かした教育とは、学校とは、教師の仕事とは、どのようなものなのかを問い、小中高大学生や教員らが一緒になってグループディスカッションを行いました。
第二部では、シンポジストに、愛知東邦大学の山本かほる特任教授、豊田市教育委員会の山本浩司教育長、(株)エスワイフードの山本久美代表取締役、愛知教育大学附属高等学校の西牟田哲哉校長を招き、子どもたちの思いや考えを生かした新たな学びや未来の教育とはどのようなものなのか、子どもたちの思いや考えを教職の魅力共創にどのようにつなげていくのかについて、それぞれの立場から話し合いました。
終了後の参加者からのアンケートでは、「『国立大学が先頭に立ち、未来の教育を考えていかないといけない』という思いを参加者と共有することができた」、「小中高生の率直な意見を聴き合うことによって、教員志望の大学生が、どのような先生になるべきか考え直す機会となった」、「自分や他者の意見に真剣に向き合い、協調的共感が得られたことにより、自分自身を見つめ直し、自己の成長につなげる場を形成できた」といった回答があり、期待した効果が得られたシンポジウムとなりました。
(学術研究支援課 研究支援係)
2024年1月30日 株式会社ベネッセコーポレーションとの相互連携に関する協定を締結しました。
2024年02月25日
本学と株式会社ベネッセコーポレーションとの相互連携協定の締結式を、1月30日(火)に本学で実施しました。
教育・生活事業の大手である株式会社ベネッセコーポレーションとは、これまでにも本学が主導する「教員の魅力プロジェクト」において、ベネッセ教育総合研究所に教員の仕事の実態把握の調査分析等の委託協力という形で連携したという実績があります。社会が大きく変化する中で、学校教育にかかわる事業や研究を共同で実施することにより、より良い教育の未来を拓くため協定を締結する運びとなりました。
締結式には、本学から野田敦敬学長をはじめ6人、株式会社ベネッセコーポレーションからは、名古屋支社の井上寿士支社長をはじめ3人が出席しました。締結式では新津勝二財務・総務担当理事が協定締結に至った経緯と協定の概要を説明した後、井上支社長と野田学長が協定書に署名をしました。
署名後に野田学長からは、「教育に深くかかわっているベネッセ様との連携を通じて、教職の魅力を発信していきたい」とのあいさつがありました。井上支社長は、「ベネッセコーポレーションの創業者は元教員で、学校向けの出版物の発刊がスタートという歴史がある。多くの学校とつながりもあり、教職の魅力の発信に対して、協力していきたい」と応じました。加えて、学校のデジタル環境が大きく進歩しているため、その分野でも本学と連携し実践研究を進めることの期待が述べられました。
この協定の締結により、教職の魅力を発信していく事業や、ICTを活用した学校教育に関する共同研究を連携・協力して進めてまいります。
(地域連携課 地域連携係 角三岳大)
2024年2月16日 未来共創プラン戦略9「大学間ネットワークの構築」で第2回連携協定校ネットワークフォーラムを開催
2024年02月25日
2月16日(金)、愛知教育大学未来共創プラン戦略9「大学間ネットワークの構築」の取り組みとして、第2回連携協定校ネットワークフォーラム「教職大学院を核とした大学間ネットワークの構築」を本学で開催しました。連携協定校の大学関係者、連携協定校から本学教職大学院へ進学した大学院生、本学教職員あわせて30人が参加しました。
昨年度から引き続き2回目となる今回のフォーラムは、本学との間で「教員養成の高度化に関する連携協定」を締結した連携協定校の大学関係者や実際に連携協定校から本学教職大学院へ進学した大学院生とともに、教員養成のさらなる高度化に向けて今後どのようなネットワークを共創するとよいのか、それぞれの立場からの提案や意見交換を実施しました。
はじめに野田敦敬学長から開会のあいさつが述べられた後、連携協定校出身の本学教職大学院生3人から「大学院における学びと自己の成長」について、教職大学院での学びの成果や今後の展望などについて発表がありました。
その後、参加者はグループに分かれ、今後の連携協定校によるネットワークの共創についてグループディスカッションを行いました。「(教職大学院修了見込者は)教員採用試験において優遇措置を受けられるなどのメリットをもっとアピールすべき」「協定校出身の大学院生が母校を訪問してゲストティーチャーとして出前講座を行ったらどうか」などの意見が挙げられ、最後に野田学長からの閉会のあいさつで本フォーラムを締めくくりました。
フォーラム終了後のアンケートでは「協定校出身の教職大学院生の修了後の姿をフォロー・発信いただけると学部生にも勧めやすくなる」「(協定校を含め)学部生が教職大学院の授業に参加する機会があると良いのではないか」などの意見が寄せられました。
今後も教職課程を有する他大学と連携しながら、教職大学院を核としたネットワークの構築を推進してまいります。
(教務企画課 大学院係 係長 河尻直)
2024年2月18日 高等学校の「総合的な探究の時間」についてのシンポジウム「どうする!?総探」を開催
2024年02月25日
2月18日(日)、愛知教育大学6年一貫教員養成コース・教科横断探究コース、未来共創プラン戦略7教科横断探究プロジェクトの共催で、教科横断探究と親和性の高い高等学校の「総合的な探究の時間」について、現状と課題を整理し、課題解決について現場の実践者や学識者、教科調査官、学生等、さまざまな立場で教育現場にかかわる方々で議論し合う、シンポジウム「どうする!?総探」を開催しました。学内外問わず、現職教員、高校生、大学生、大学院生、大学教員、大学職員ら多様な属性の参加者50人が参加しました。
はじめに野田敦敬学長から開会のあいさつが述べられた後、愛知淑徳大学准教授・文部科学省教科調査官の加藤智氏から「高等学校における総合的な探究の時間の課題と展望」についてご講演をいただきました。
次に、広島県立三原高等学校教諭の清水智貴氏から、「自己の在り方生き方と一体的で不可分な課題を自ら発見し、解決していく実践事例」についてご講演をいただきました。続いて、早稲田大学教育・総合科学学術院教授の藤井千春氏から「探究の定義と価値、探究活動の評価方法」についてご講演いただき、各講演後には活発な質疑応答が行われました。
その後、参加者は9つのグループに分かれ、「自己の在り方・生き方」「今探究をするとしたら、どのような課題を設定するか」などについてディスカッションを行いました。各グループからの発表では「子ども一人ひとりのテーマ設定、モチベーションをどう保つかが課題である」「レッツトライという意識を持って学校教育でさまざまな人と会って話す経験をつくることができれば良い」といった意見が出されました。
最後に、シンポジストから総括の後、未来共創プラン戦略7教科横断探究プロジェクトのプロジェクトリーダーである上原三十三教授からの閉会のあいさつで本シンポジウムを締めくくりました。
フォーラム後のアンケートでは「理論と実践、両方の視点から探究の時間について考えることができた」「実際に生徒に深い学びや総合的な探究を指導するには、自分自身が在り方、生き方を考えていかなければならないと感じた」などの意見が寄せられ、それぞれの立場で総合的な探究について思索を深める時間になったことが伺えました。
今後も教科等横断し、協働的に学び合う次世代型プログラムの開発に努めるとともに、学生の資質向上や大学の授業改善につなげることを目指してまいります。
(教務企画課 教育課程係 係長 後藤成美)
2024年2月23日 教育臨床カフェを開催
2024年02月26日
2月23日(金・祝)に、臨床心理士・公認心理師である小嶋麻乃先生をお招きし、心理アセスメントをテーマに教育臨床カフェを開催しました。学部生10人、大学院生15人、先生方6人、地域の心理相談スタッフの方4人の合計35人の参加がありました。
小嶋先生からは、本年1月1日発生の能登半島地震に関して、現地での実際の様子や災害支援の在り方についてお話いただくとともに、心理アセスメントの実際の様子、心理検査の組み合わせ方、生かし方などに関しては、「専門用語を使わない」「相手の知りたいことの回答を書く」などの所見やフィードバックを書く際に気をつける点などをお教えいただき、大変貴重な講演となりました。
質疑応答では、所見の書き方や検査を受ける子どものモチベーションをあげる方法などについて、参加者から質問が飛び交い、参加者同士で資料を見ながら積極的に意見交換をしている様子を見るにつけ、学びあい深めていくことの大切さを感じさせる有意義な会となりました。
(教育学研究科 教育支援高度化専攻 臨床心理学コース1年 田村香穂)
2024年2月5日 本学附属特別支援学校の中学部が本学を訪問しました。
2024年02月26日
2月5日(月)、愛知教育大学未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の取り組みとして、本学附属特別支援学校中学部12人(1年生6人、2年生3人、3年生3人)と引率教員9人が本学を訪れました。
寒い冬の雨の中バスで到着した生徒たちは、速足で次世代教育イノベーション棟に駆け込みました。中に入ると特別支援教育講座の相羽大輔准教授と同講座の小倉靖範准教授、またボランティアの学生・院生や卒業生16人が生徒たちを温かく出迎えました。「愛教ちゃん」と「エディ」も登場し、みんなで楽しくコミュニケーションをとりました。
相羽准教授から今日のミッション「大学のスーパーでお土産を買おう!」の説明があり、学生と二人一組になり大学内の生協へ買い物に行きました。授業では、視覚障害教育のノウハウを生かして、漢字ばかりの難しい文章で書かれたミッションシートを生徒たちが画像認識アプリ「Seeing AI」で確認したり、お買い物アプリ「レジスタディ」を使ってぴったりおつりを払えたりする体験のほか、視認性にこだわった「愛教ちゃん」と「エディ」の塗り絵にもチャレンジしました。お買い物では、生徒たちは生協のたくさんの品ぞろえに目を輝かせ、本やお菓子を興味深そうに眺めていました。学生と一緒に悩みながら商品を選び、お金を一枚ずつ数えてクリアファイルとペンをお土産として購入し、ニコニコしながらお店の人にお礼を言いました。お土産は自分で色を塗った愛教ちゃんとエディの塗り絵を貼ったお土産袋に入れ、大事にカバンにしまいました。
無事にミッションを終え、学生たちと集合写真を撮った後は学食体験にチャレンジしました。たくさんのおいしそうな料理から食事を注文し、小鉢やデザートをとって自分のお財布から支払いをしました。みんなで楽しく食事をして大学生気分を味わいました。
昼食後は次世代教育イノベーション棟に戻って休憩しているところに再度「愛教ちゃん」と「エディ」が登場し、生徒達は歓声をあげながら迎え、みんなで記念撮影をしました。その後はみんなで使った部屋の片付けをし、笑顔でバスに乗り込み、大学を後にしました。
引率した教員からは「大学生と一緒に活動でき、買い物や学食で食べる経験を積むことができた。音声アプリなど教師も勉強になるものがあり有意義でした」という感想をいただきました。
また、相羽准教授からも「視覚障害のノウハウが知的障害教育にも応用できるということが学生たちにも伝わり、師弟共に、一定の学びがあったと思います」という感想が寄せられました。
当プロジェクトは、「子どもと共に、学生と共に、社会と共に、附属学校園と共に、未来の教育を創ります。」というビジョンを実現するため、積極的に地域の子どもたちを受け入れていきます。
(企画課 未来共創推進係 大森智子)
2024年2月14日 第3回スクールリーダー研修会を実施しました。
2024年02月26日
2月14日(水)に愛知教育大学教職キャリアセンター教員研修部門が主催する令和5年度第3回スクールリーダー研修会を実施しました。
この研修会はスクールリーダーシップに関する理論を活用して、その実践である学校マネジメントについての多面的な考察を加えることで、参加者が学校運営において必要となる見方や考え方を獲得し、それぞれの立場に応じたスクールリーダーシップの発揮に結びつけることを目的としています。
第3回研修会には県内学校の校長や教頭、指導主事など約60人が参加しました。
1講義目では、本学教職大学院の井上正英特別教授が、「そもそも校長のリーダーシップとは何だろう?」のタイトルで講義を行いました。
はじめに第1回スクールリーダー研修会の講義内容の復習をし、リーダーシップ理論について、歴史的に見て、どのように考え方や着目点が変化していったかを踏まえつつ説明しました。
また、PM理論(※)についての講義の中では、参加者がサイトを用いて自分がどのリーダーのタイプに分類されるかをテストし、自身を振り返りました。
※PM理論とは、リーダーに求められる行動を目標達成機能と集団維持機能に定義し、この2軸のマトリクスでリーダー行動を類型化した理論。
次に、一般的なリーダーシップ理論を踏まえて、校長のリーダーシップ論について、説明がありました。参加者は、昔の校長先生がどうだったか、過去を振り返りながら、学んでいきました。
最後に、校長の専門職基準、リーダーシップ育成にあたり5つの実態について説明しました。
2講義目では、伊藤辰寛さん(教職大学院 学校マネジメントコース 2年)が自身の研究内容について発表しました。
伊藤さんは、今までの多くの方との出会いや「学校マネジメントとリーダーシップ」の授業などを通じて、サーバント・リーダーシップに着目し、「スクールリーダーシップ形成要因―校長へのインタビューの分析から―」をテーマに研究を進めてきました。
はじめに、サーバント・リーダーシップの特徴などについて説明があり、続いて、自身の研究について述べました。2人の校長先生を対象にインタビューや他職員へ対象の校長先生に対するアンケートをし、得られたデータからサーバント・リーダーシップの10属性に当てはめていき、サーバント・リーダーシップの形成要因5つを導き出し、それらの経験を積み重ねていくことで、サーバント・リーダーシップを身に付けることができると述べました。発表後には、質疑応答が行われ、参加者からさまざまな質問や意見があがりました。
全2講義の実施後、参加者自身の過去の経験で特にミドルリーダー時代、それ以降の経験を振り返り、伊藤さんが研究結果として導いた5つのサーバント・リーダーシップの形成要因にかかわる経験や体験を発表しました。
参加者からは「自分が管理職だったらどのように判断するかを日々考えていた」や「自分には何ができるか考えていた」「自分だけができるのではなく、組織として誰でもできるものなのか考え、取り組んでいた」など多くの発言がありました。
研修会後のアンケートでは「リーダーシップ論について学ぶことができ、新たな知識を得ることができた」「リーダーシップについて再考する大きな機会となった」「リーダーシップ論という視点で日ごろを見直したときに、不足している部分を認識できた」「実際に生かしていきたい」などの感想が寄せられ、有意義な研修会となりました。
(地域連携課 講習支援係 山下湧生)
2024年2月28日~3月3日 第58回名古屋市障害者作品展示会に本学学生が自信作を出展
2024年02月28日
3月3日(日)まで、市民ギャラリー矢田で、第58回名古屋市障害者作品展示会が開催されています。名古屋市と社会福祉法人名古屋市身体障害者福祉連合会が主催し、市内在住在勤の障害のある人の応募作品を展示する美術展です。
この展示のサテライト企画として、障害の有無を問わず誰もが作品鑑賞できるように、触って楽しめる彫刻のコーナーが設けられました。展示される彫刻は、永江智尚准教授(美術教育講座)のもとで美術教育を学ぶ本学学生の作品です。果物や野菜が変身する様を表した木彫や、三州瓦の製法で焼き上げられた独創的な鬼瓦など、約30点が並びます。展示方法については、相羽大輔准教授(特別支援教育講座)がアドバイスをし、鑑賞者が楽しめる工夫をしています。
この展示会は、無料で入場できます。ぜひこの機会にご家族やご友人と共に訪れ、くつろぎのひとときをお過ごしください。
(広報課 広報・渉外係 向井健人)
2024年2月22日 未来共創プラン戦略8「IR・教職協働」で全学FD・SD研修会「愛知教育大学の魅力共創 ―学生・院生の声を聴き合い、大学の魅力を共に創る―」を開催しました。
2024年02月28日
2月22日(木)、愛知教育大学未来共創プラン戦略8「IR・教職協働」で全学FD・SD研修会「愛知教育大学の魅力共創 ―学生・院生の声を聴き合い、大学の魅力を共に創る―」を次世代教育イノベーション棟で開催し、本学の学生・院生16人と教職員41人の計57人が参加しました。
本研修会は、4年に一度実施している学生生活実態調査の結果などを踏まえ、学生生活に焦点を当てた意見交換を通じて、学生・院生と教職員が本学の魅力向上のために何ができるか、共に考えることを目的としたものです。
研修会では、小塚良孝副学長(学生支援・国際交流・未来共創担当)の基調提案に続き、学生・院生・教職員混合のグループに分かれて、グループ討議を行いました。その後、各グループの代表者が話し合った内容を発表し、野田敦敬学長から総括コメントが述べられました。また、グループ討議に関する振り返りを行い、新津勝二理事からの閉会のあいさつで研修会を締めくくりました。
研修会の後、学生からは「大学の先生や事務職員の方との意見交換を通じて、本学の課題に対する意識が高まり、視野が広がった」、教職員からは「学生が普段感じている悩みや困りごとについて、生の声を聴くことができ、貴重な機会となった」などの感想が寄せられ、本学の魅力向上に資する有意義な研修会となりました。
(企画課 大学改革係 田中大貴)
2024年2月17日、18日 「外国につながる児童生徒のためのことばの力の評価ワークショップ」を実施しました。
2024年02月29日
2月17日(土)、18日(日)に愛知教育大学で「外国につながる児童生徒のためのことばの力の評価ワークショップ」を開催しました。このワークショップは、東京外国語大学が文部科学省から委託されている日本語能力評価方法の改善のための調査研究の一環として、各地で開催されているものです。本学の日本語教育支援センターがこれまでに実施した研修アンケートの中でも「外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント:DLA」のスキルアップを望む声があったことから、東京外国語大学のワークショップと連動させる形で実施しました。
2日間の研修のうち1日半は、東京外国語大学の地域別ワークショップとして、DLAの映像を見ながら記述文のチェックを行いました。2日目の午後は、「DLAの実施と活用」をテーマに研修を行いました。長年DLAを実践している豊田市立西保見小学校の伊藤敦子先生を講師として、映像のDLA実施者の良かったところ、真似したいところを振り返った上で、DLAの様子から分かったことや授業の計画を立てる上で何を目指すか、何に気をつけるかをグループで考えました。研修には、小・中・高等学校の先生や小学校から高等学校までの外国人児童生徒支援にあたる支援者が集まったことから、グループワークにおいて多様な年齢を相手にしている異なる視点で議論を深めることができました。
また、1日目の研修の休憩時間で教材などについての質問があったことから、2日目は講師の伊藤先生が教材を持参していただき、参加者は休憩時間も熱心に情報交換をしました。
講座後のアンケートでは、「さまざまな言語レベルの生徒へのDLA実践を比較して見ることで学びがあった」「テスターの進め方が参考になった」「DLAをどう生かすかがとても参考になった」「さまざまな立場の方と話ができてエンパワーメントされた」といった感想があり、充実した2日間の研修となりました。
(地域連携課 地域連携係 係長 松本典江)
2024年2月13日 未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の一環で富士松北小学校の2年生が来訪
2024年02月29日
2月13日(火)、刈谷市立富士松北小学校の生活科授業「町探検」の一環として、本学キャンパス内で写真を撮りながらクイズの答えを探して散歩をする「フォト散歩」を実施し、同校2年生66人と引率教員2人、本学の教員1人と生活・総合専修の学生12人の合わせて81人が参加しました。
引率教員や学生に見守られながら大学に到着した子どもたちは、班ごとに講堂前に集合しました。全体説明で学生から説明を受けた後、地図とそれぞれの班の旗を持ち学生とともにフォト散歩に出発しました。
あらかじめ愛教大に関するクイズの動画を見ていた子どもたちは、クイズの答えを探しながらキャンパス内をめぐりました。美術・技術実習棟前では、池の中にいるカバを見つけて大はしゃぎをし、第一福利施設では生協の品ぞろえにわっと声を上げ、UPの横にある犬の像を見つけた班はかわいいねと感想を言い合いました。
他にも附属図書館や自然科学棟などの写真を撮りながら散歩した子どもたちは、ゴールである講堂前で待っていた野田敦敬学長からシール付きメダルを一人一つずつ首に掛けてもらい、野田学長にクイズの答えや散歩の感想を報告しました。最後に講堂前の広場で「愛教ちゃん」「エディ」とともに集合写真を撮り、子どもたちは「楽しかった!」「また来たい!」と言いながら小学校へと帰っていきました。
参加した富士松北小学校の子どもたちからは「地図で防犯カメラを探したり、みんなで自動販売機を見つけたりして楽しかったです」「勉強をしている場所があって勉強を頑張っているんだなと思いました。大学生の人たちは優しくてうれしかったです」などの感想があり、また、本学の学生からは「ずっとそばにいたことで、子どもたちの楽しんでいる姿を間近で見ることができ、子どもをもっと好きになれました」「自分たちの準備したことが発揮できた場面もあれば、予想していなかった子どもの行動の対応に悩んだ場面もあって、実際にかかわらないと分からないことを体験できた」という感想が寄せられました。
当プロジェクトは、「子どもと共に、学生と共に、社会と共に、附属学校園と共に、未来の教育を創ります。」というビジョンを実現するため、積極的に地域の子どもたちを受け入れていきます。
(企画課 未来共創推進室 未来共創推進係 大森智子)