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2016年11月5日 地域連携フォーラム2016を開催

2016年11月14日

11月5日(土)本学教育未来館3階多目的ホールにおいて,「地域連携フォーラム2016」を開催しました。

本フォーラムは,地域貢献のあり方や地域連携活動などをテーマに地域連携センターが毎年開催しているもので,今年度は,2015年3月に連携協定を締結し共同研究を行ってきた藤田保健衛生大学と共同主催で,「医教連携による子どもの健康課題への貢献-食物アレルギーへの対応-」をテーマに行いました。

当日は,栄養教諭,養護教諭,その他の現職教員を中心に,教員志望の学生,保護者等,県内外から93人の参加がありました。

前半は,本学家政教育講座の筒井和美准教授より医教連携による食物アレルギーの教育開発プログラムの概要と成果について報告があり,次いで本学附属名古屋小学校の祖父江 恵栄養教諭より学校現場で実際に取り組んでいる食物アレルギー対応について紹介されました。

筒井准教授の発表筒井准教授の発表

祖父江栄養教諭の発表祖父江栄養教諭の発表

後半は,座学では修得できない緊急時の対応について,藤田保健衛生大学の石原 慎先生と本学養護教育

講座岡本 陽准教授によるワークショップを行いました。アナフィラキシーショック症状とその対応について写真や音声による具体例を交えて説明があり,その後,人形と練習用注射器を用いて参加者が実際にシミュレーションを体験しました。また,実際に起こった誤食事故(インシデント)の事例により,ターニングポイントがどこにあったのか,ディスカッションをしながら危機分析を行いました。

練習用注射器を使用する参加者練習用注射器を使用する参加者

質問に答える発表者質問に答える発表者

質疑応答の際には参加者から多くの質問が挙げられましたが,休憩時間やフォーラム終了後にも発表者への個別質問を受け付けたところ,参加者が列を作って発表者に相談する場面も見られました。参加者からは,「自校でのアレルギー対応への体制づくりの参考になった」「実際に練習用注射器を打てる機会がなかなかないので参加できてよかった」「緊急時のイメージがわいた」との感想が聞かれ,また,学校への出張講習の相談も多数ありました。現代の教育現場等での大きな課題である食物アレルギーへの対応について,貴重な機会を提供することができ,今後につながる有意義なフォーラムとなりました。

(研究連携課 社会連携係 石川有子)

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