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2016年10月26日 FD講演会「アクティブ・ラーニングを促す理科授業のポイント」を本学で開催

2016年11月22日

谷口和成准教授による講演の様子谷口和成准教授による講演の様子

10月26日(水) 第二共通棟421教室において,教職キャリアセンター主催のFD講演会を開催し,教職員・大学院生・学部生ら86人が参加しました。

講師に京都教育大学教育学部の谷口和成准教授を招き,「アクティブ・ラーニングを促す理科授業のポイント」というタイトルで講演を開催しました。谷口氏は,理科(特に物理)の教科にアクティブ・ラーニングを導入した授業を大学で実践し,さらに,その推進・拡充を精力的に行っています。

講演は,教員養成課程の学生が教員になるためには,「学生自身がどのような"深い学び"をすべきか」そして,「大学の教員はどのような授業をすれば,学生は"深い学び"ができるのか」という実践的な内容でした。アクティブ・ラーニングは,学生に「勉学の動機づけ」を与える授業形態であり,例えば「よりよく理解(課題を解決)するには,もっと知識が欲しい」と学生自身が感じることが大事であるということでした。

アクティブ・ラーニングの様子アクティブ・ラーニングの様子

模擬授業では,京都教育大学で行われている「電気回路の誤概念」のダイジェスト版の授業が行われました。参加学生にタブレットとクリッカーを配付し,谷口氏の熱心な授業が展開されました。クイズ形式で電気回路の問題を解かせながら,電気に対する知識をどのように誤解してしまうのかを,学生たちに気付かせる授業でした。参加学生は正解・不正解に一喜一憂し,大いに盛り上がりました。

本学は第3期中期計画において,アクティブ・ラーニングを取り入れた授業を学部・大学院ともに全開講授業の6割以上で導入することを挙げています。本講演の模擬授業の実践例を体感した本学の授業担当教員にとっては,今後の授業改善につながるはずです。また,参加した学生たちにも大きな刺激になったと思います。

(「主体的・協働的な学び」を実践できる教員の養成プロジェクト代表 伊東 正人)

(研究推進部 高度教員養成支援課 高度総務係)

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