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2019年3月27日 愛知教育大学で「附属学校の養護教諭及び栄養教諭研修会」を開催

2019年04月05日

あいさつをする後藤学長 あいさつをする後藤学長

3月27日(水)14時から,附属学校の養護教諭および栄養教諭を対象として「附属学校の養護教諭及び栄養教諭研修会」を開催しました。この研修会は,食物アレルギー,エピペン理解,AEDの使用に関し,知識の習得と意識の醸成を図ることを目的とするもので,昨年5月に竣工したAUEセミナーハウスで実施されました。

冒頭,後藤ひとみ学長から,危機管理の面から食物アレルギーへの対応を学んでいただきたいとのあいさつがありました。その後,「食物アレルギーの基礎とアナフィラキシーの症状」と題して,本学養護教育講座 岡本陽准教授から,調布市で起きたアレルギー事故を教訓に,アレルギーを発症した子どもの容態が刻々と変化するため,第一発見者は子どもから目を離さず近くにいる人の応援を頼むこと,エピペンの使用方法を全ての教職員が理解してほしいことなどが説明されました。続いて,藤田医科大学 地域連携教育推進センター長の石原慎教授から,食物アレルギーの誘発症状として皮膚が92%ともっとも多いこと,また,食物だけ,または運動だけでは発症しないものが原因食品摂取後の運動負荷によってアナフィラキシーとなることもあるので,その際は皮膚を確認することなどの説明がありました。

説明の様子説明の様子

実習の様子実習の様子

説明後,実際に10歳程度の児童を想定したマネキン人形に対してエピペンを打つ練習を行い,受講者全員が正しい持ち方,注射する場所,注射する秒数などを体験しました。受講者からは,心配停止している児童の場合や運動誘発アナフィラキシーの疑いのある児童への対処方法など活発な質疑応答がありました。

説明の様子 説明の様子

次いで,本学養護教育講座 藤井千惠教授から,「一次救命処置」と題して研修が行われました。受講者は4つのグループに分かれ,自校などで起きた事例に対する対処方法や他の教員の応援体制などを確認・発表し,食物アレルギーに対する情報共有の場として貴重な機会となりました。

(附属学校課長 神谷和征)

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