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2019年12月1日 大学改革シンポジウム「教員養成の未来像を語る-AI時代を見据えた課題と展望-」を開催しました。

2019年12月06日

12月1日(日)に本学と静岡大学,国立大学協会との共催により,「教員養成の未来像を語る-AI時代を見据えた課題と展望-」と題した2019年度大学改革シンポジウムを名古屋市内で開催しました。

今日,AI(人工知能),IoT,ロボットやビッグデータの活用などによる技術革新がもたらす第4次産業革命への対応が喫緊の課題となる中,教員養成においても,ICT技術の活用に代表される新しい教育システムへの対応は,避けて通ることができないものとなっています。また,教員養成機能の高度化という点においては,実践を重視したEd.D型の教育の必要性も高まっています。

こうした状況を踏まえ,本シンポジウムでは,「次世代の子どもたちの教育を支える教員の未来像」について,各界から4人の専門家をお招きして基調講演とパネルディスカッションを行いました。会場には,各地の教員養成大学や教育学部の教職員・学生,学校や教育委員会の関係者,さらには民間の企業の方など約90人の参加がありました。

講演する堀田龍也教授講演する堀田龍也教授

前半は,東北大学大学院情報科学研究科の堀田龍也教授から「AI時代の学校教育像」と題して,近年の教育動向,学習の基盤となる情報活用能力,Society5.0 これからの社会について,実例も交えながら幅広い視点で,さまざまな立場の参加者にも分かりやすい講演をいただき,参加者は真剣にメモをとるなど熱心に聞き入っていました。

後半のパネルディスカッションでは,戸田市教育委員会の戸ヶ﨑勤教育長,静岡大学の丹沢哲郎理事,中日新聞社の島田佳幸論説主幹の3氏がパネリストを,本学の後藤ひとみ学長がコーディネーターを務めました。 シンポジウムの全体テーマに対し,各氏からそれぞれ意見が述べられた後,会場との質疑応答,パネリスト間での議論が行われました。その中で,変わるべきこととして先端技術の活用と,AIに取って変わることのできない読解力や創造性,探究心の育成ができる教師の養成・研修を図るよう捉え直しや質的転換が必要であることの共通理解が図られました。

パネルディスカッションの様子パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

参加者からは,「『児童生徒の出て行く社会を意識する』という考えを肝に銘じ,学び続けたい」「今回の講演は大学教員として学生に教えておくべきことの宝の山であった」「これからの時代を見据えた教員養成について,愛知教育大学がパイオニアとなって取り組むことに期待している」などの感想が寄せられました。

(企画課 大学改革担当係長 松本典江)

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