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2020年9月9日 男女共同参画ランチミーティング「テレワークを活用した子育て・介護と仕事の両立」を開催しました。

2020年09月23日

9月9日(水),男女共同参画ランチミーティング「テレワークを活用した子育て・介護と仕事の両立」を開催しました。本学では,新型コロナウイルス感染症拡大防止の取り組みとして,4月よりテレワークを導入しています。今回のランチミーティングは,企業におけるテレワーク活用の実態と,それによる子育て・介護の両立について知識を深め,教職員の間で情報共有することを目的としています。会場となった次世代教育イノベーション棟 AUEカキツバタホールには31人,リモートで18人の教職員が参加しました。

第1部講演会場の様子 第1部講演会場の様子

今回のランチミーティングは2部構成で実施されました。第1部は富士通株式会社 西日本ISB統括部 中部ビジネス部の鯨岡礼奈さんに講師としてリモート出演していただき,「テレワークを活用した育児と仕事の両立と富士通の『働き方改革』の実践のご紹介」と題して,鯨岡さんご本人のテレワーク活用の経験と同社の取り組みについてお話しいただきました。富士通では2017年度からテレワークの勤務制度を導入しており,新型コロナウイルスを契機にテレワーク勤務を勤務形態の原則としています。鯨岡さんは育児のために,テレワークが社内で少数派であったコロナ前よりテレワークを活用してきました。会社が整備したルールや機器などを利用して,事務所にいるときと同じ働きができたこと,通勤時間などの削減になったこと,育児中でも残業ができるようになったことなどを紹介し,「勤務状況が管理できないのでは」というよくある懸念についても,アウトプットを出さないといけないため,むしろ自律的・計画的に働くようになったと肯定的に話されました。

第2部座談会の様子 第2部座談会の様子

第2部は座談会形式で実施し,参加した教職員が4月から実施している本学のテレワークの状況について意見交換を行いました。自分たちが感じた課題を富士通ではどのように解決しているのかが参加者の興味の中心となり,フレックス制度導入の経緯,過去の紙媒体資料の取り扱い,残業の判断基準,ネットワーク費用の負担,テレワークの費用対効果などさまざまな角度から質問が出されました。特に,出勤者の負担増により生じる出勤者とテレワーカーとの温度差の解消法はどのようなものがあるか,という質問に対して,鯨岡さんは「テレワークが少数派だったときにはギクシャクしたりすることもありました。そうなるとテレワークすることに引け目を感じたりすることにもなります。富士通では『ICT・ファシリティ』『制度・ルール』『意識改革』の三位一体での取り組みを進めてきましたが,『意識改革』が最も重要だと思います。テレワークは介護・育児をする人たちだけのものではなく,皆がやるもの,自分ごととして考える必要があります」とお話しされました。

今回のランチミーティングに本学の担当者は「IoT分野において最先端を走る企業の取り組みや生の声をお聞きする機会を設けていただき,とても感謝しています。今後は,こういった企業の取り組みをうまく取り入れ,国立大学に合ったスタイルを作り上げていくことが重要と考えています」と話しています。

(広報課 副課長 古田紀子)

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