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2020年12月09日
第58回豊田市民美術展の彫刻・インスタレーションの部で本学の初等・美術選修2年生の岡井弥玖(おかい みく)さんが優秀賞を受賞しました。
受賞した作品はセミの抜け殻をテーマにした「強者(つわもの)」です。豊田市民美術展への応募は初めてだったという岡井さん。作品づくりにとりかかった時に,自宅の庭にたくさん落ちていたセミの抜け殻を見て今回の作品の着想を得ました。
受賞作品「強者」
作品はなんと和紙を用いて制作されています。和紙で作るアイデアは浮かんだものの,岡井さん自身,彫刻は石膏などで作るものという思い込みがあり,どうしようかと悩みましたが,指導の先生の後押しもあって制作に至りました。粘土で原型を作り,その上からボンドと水で一枚一枚和紙を4〜5層に貼り付けました。そしてその後,粘土からはずしました。和紙を使用することで抜け殻の透明感を出すことができました。
岡井弥玖さん
受賞の通知は自宅にハガキで届き,ご家族からの連絡で受賞を知りました。賞を取れるとは思っていなかったので驚きましたが,自分よりもご家族のほうが喜んでくれたそうです。
作品のタイトルの「強者」は,セミの幼虫が7年間居た土の中から地上に出てくることを受け,その抜け殻は「同じところにとどまらず,勇気を出して外に出てきた強者の証である」ということでつけました。今回の受賞は彫刻でしたが,来年は「絵画でも挑戦してみたいです。何でもやってみたいです」と,岡井さんは話してくれました。自身の作品のように,一箇所に留まることなく,大きく羽ばたかれることをお祈りしています。
(広報課 副課長 古田紀子)
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