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2021年2月4日 附属高等学校2年生が総合的な探究の時間の授業で「SDGs総選挙」の学年演説を行いました。

2021年02月12日

2月4日(木),附属高等学校2年生の総合的な探究の時間の授業で,「SDGs総選挙」の学年演説が行われ,各クラスを代表する生徒たちによるSDGsを基にした学校変革政策の演説を基に,学年を代表する政策を決定する投票を行いました。

演説の様子 演説の様子

この取り組みは,「SDGsの17分野の目標を達成するために学校をどのように変革するべきか」について生徒が考えることで,持続可能な学校・社会づくりにつなげるとともに,模擬選挙の体験を通じて主権者意識を形成することを目的に実施されました。昨年の12月から取り組みがスタートし,生徒たちは興味のあるSDGsの分野ごとに数名で集まって政党を組み,マニフェストを立案しました。今回は,その中から各クラスの代表として投票で選ばれた5つの政党が,そのほかの2年生の生徒たち,本学の社会科教育講座の真島聖子准教授と学生約10人の前で演説を行いました。

生徒たちは,「タブレット端末の活用でプリントを削減し,ペーパーレス社会を実現する」や「男女間の制服規定を緩和することでジェンダーレスな社会を実現する」など身近な問題を取り上げて,政策のポイントや財源,期限などを伝えました。それぞれの演説の後には,演説を聞いた生徒や本学の学生から政策に関する質問が出され,SDGsをいかに進めるかについて全体で意見交換を行いました。

演説後の投票の様子 演説後の投票の様子

その後,実際の選挙で使用されている投票箱や投票記載台を用いて,模擬選挙が行われました。実際の選挙の様子を再現するため,受付者,選挙立会人役も生徒が務め,投票用紙を受け取った生徒たちは,投票用紙に自分が選んだ政党名を書いて1票を投じました。

生徒からは「選挙は,自分たちで国やこの地域をより良くしていく権利をもらえることだと感じた。だからこそ,きちんと社会に興味を持って調べて,自分たちの力で社会を変えていきたい」「今回投票される側になって選挙が身近になった。政党の政策をきちんと知って投票したい」というような感想が聞かれました。また,授業を行った川上佳則教諭,小田原健一教諭は「これまでも主権者教育を行ってきているが,今回のSDGs総選挙では学校を舞台にしたことで生徒たちも自分事にとらえていた。グループワークや今日の演説準備も,積極的に取り組んでいて非常によかった」と手応えを話しました。

今後は,選挙で選ばれた政策をさらに校長に提案するなどして,政策の採用について検討していくとのことです。

*SDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)は,貧困,教育,気候変動,ジェンダー格差など地球規模の課題に向き合うため,2030年の達成を目指して,2015年に国連が掲げた17分野の目標です。

(広報課 広報・渉外係 社本真里)

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