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2021年8月20日 「キャリア・ブリッジ」をオンラインで実施しました。

2021年08月25日

8月20日(金)、愛知県教育委員会キャリア教育推進事業「キャリア・ブリッジ」の一プログラムとして、教育に関心のある高校生17人がオンラインでプログラムに参加し、本学の学生5人と共に大学での学びを体験しました。

「キャリア・ブリッジ」は愛知県教育委員会のキャリア教育推進事業としてNPO法人アスクネットが受託し企画した事業で、「大学の学びと将来をつなげる」ことを目的とし、1日目は大学での学びを体験、2日目はそうした大学での学びにかかわる企業・事業所にて体験活動を行うことで高校生たちが大学での学びと将来をつなげて考えるきっかけになればという趣旨の下実施している活動です。

本学では2018年度、2019年度に続き(2020年度は新型コロナウイルス感染拡大のため事業が中止)、今年度も高校生に教育大学で学ぶということを知っていただく場の一つになればとの思いで、受け入れ校の一つとして担当し、本学のキャンパスにて大学生と共に学ぶ機会を提供する予定で準備を進めてきました。しかし、直前になり感染者数の急増など社会的な状況を踏まえ、対面での実施をオンラインに切り替えることに。場合によってはオンラインでの実施になることは事前に参加者には伝えていたものの、当日高校生がどの程度オンラインでのワークに取り組めるのか、また接続の問題は起きないのか心配もありましたが、予定していた17人の参加者全員が接続し、何とか無事取り組むことができました。

前半は自己紹介から始まりオンラインでのやり取りに慣れてもらいながら、初めて会うメンバーと対話をする経験を通してICTツールを活用した教育の可能性や、対面でなくオンラインという環境の中、他者とつながりあうことで得られるものは何か考えてもらう機会としました。大学生サポーターも、高校生が安心して話ができるよう、チャットを活用してコメントを書き込んだり、高校生が意見を出しやすいよう、自分たちの経験を紹介したりと積極的にかかわってくれ、オンラインながらも話しやすい場づくりをしてくれました。

休憩を挟んで後半は、キャリアに関するミニ講義を聴き、その後、よりよく人生を生きていくことを考えた時、「個性はいる?いらない?」というテーマで各グループに分かれて議論。正解が一つではない問題について、大学生のサポーターと共に、それぞれのグループが自分たちなりの視点で日々の高校生活と関連付けながら話し合うことができました。

高校生からは、「初めてのメンバーだったにもかかわらず話し合うことができた」「大学ならではの深い話ができてよかった」という声が、大学生からも「高校生が積極的に発言して考えてくれて新しい視点が得られた」などの感想があり、お互いにとってよい学びの場となりました。

今回オンラインという場にはなりましたが、今できる環境の中でも学びを進めていこうとする高校生や大学生の姿に希望を感じた時間となりました。またぜひ高校生と大学生がともに「教育」について考えを深めていく機会がつくれたらと思います。

参加者の写真 (注:写真は参加者の許可を得た上で撮影し、氏名を消して掲載しています。)

(学校教育講座 准教授 高綱睦美)

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