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2022年2月21日・28日 みよし市立北部小6年生の児童にプログラミングの授業を行いました。

2022年03月08日

授業の導入場面の様子 授業の導入場面の様子

2月21日(月)と28日(月)に、みよし市立北部小学校の6年生4クラスの児童に、プログラミングの授業を行いました。今回の出前授業は、情報選修4年生を対象にした「情報学研究」の授業の一環として行い、「第6学年理科『私たちの生活と電気』の単元でのプログラミングの授業をお願いしたい」という小学校の希望から、授業内容を設定しました。みよし市にはプログラミング学習用のマイコンボードmicro:bit(マイクロビット)が1校に40台程度整備されています。今回はこちらを使用して、実践を行いました。

はじめに児童がすでに学習した電気の性質の復習から始めました。電気は光、音、熱、動きに変化するという性質を確認したあと、身の回りで電気で動くものを考えました。ワークシートには10個の枠が用意されていましたが、それを超える数の道具をあげる児童や、あまりみんなが思いつかない道具(ペンライト)をあげる児童がいました。それらの道具の多くがプログラミングで動いていることを具体例をあげて説明しながら、授業のねらいとして「micro:bitを使って、電気を光、音に変えるプログラムを作ろう。」を示しました。

その後、micro:bitを児童に1人1台配布し、各自の学習用タブレットとの接続を行い、光や音を制御するプログラムを作成しました。

micro:bitで明るさを測定する児童 micro:bitで明るさを測定する児童

教室の明るさをセンサーで測るプログラムを作ると、児童は休み時間に教室の照明にmicro:bitを近づけたり、ベランダで太陽の光に当てたりしながら、数値の変化を確認していました。音のプログラムでは、紙コップで作成したスピーカーを通して、自分が指定した音が出ることを確認する様子が見られました。

授業を通して、理科とプログラミングとのつながりが意識できるように導入場面を工夫することで、なぜプログラミングを学ぶのかという意義に気付かせることができました。児童たちは意欲を持って学習に取り組むことができており、micro:bitを活用した充実した時間となりました。児童が興味や意義を持ち取り組むことの大切さを学びました。

(情報教育講座 准教授 齋藤ひとみ・中等教育教員養成課程 情報専攻4年 伊藤勇咲)

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