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2022年9月2日 大阪教育大学との「附属学校教員の働き方改革」に関する意見交換会

2022年09月09日

意見交換する両大学の参加者意見交換する両大学の参加者

9月2日(金)午後、本学事務局人事労務課と附属学校課の職員5人が、大阪教育大学人事課の職員3人と、「附属学校教員の働き方改革」について意見交換を行い、それぞれの大学における現状と課題を共有しました。

国立大学法人に充てられる運営費交付金等が年々減少される傾向にある中、附属学校を含む教職員の人事給与マネジメント改革は、国立大学が自律的に人事制度を見直し、合理性・実効性のある人事給与制度を実現することを目指しており、社会の変化に対応した国立大学法人改革の大きな柱の一つに位置付けられているところです。
このような中、今回の意見交換会は、大阪教育大学事務局の飯國良充人事課長からの依頼をきっかけに開催されたもので、併せて、外部資金獲得方策である「ネーミングライツスペース」の置かれた附属図書館および教育未来館の見学も行われました。

教職の魅力向上コーナーの見学教職の魅力向上コーナーの見学

ネーミングライツスペースの見学ネーミングライツスペースの見学

テレキューブ(個室空間)の体験テレキューブ(個室空間)の体験

意見交換会の前には、新津勝二総務・財務担当理事から本学の教員養成改革の取り組みについての説明が行われ、フラッグシップ大学として改革に取り組んでいる大阪教育大学との連携の重要性を両大学で確認し合いました。
その後行われた意見交換会では、あらかじめ大阪教育大学から示された質問事項について、本学の大竹勝規人事労務課長と佐藤重成附属学校課長が答える形で進められ、その質問事項は、「勤務時間管理の方法」「在校時間の縮減方策」「部活動支援員等の導入」「宿泊行事等の精選」「徴収金業務の在り方」など多岐にわたり、具体的な対応策と課題について意見交換が行われ、予定時間を超過するほど活発な会となりました。
GIGAスクール構想によるICT環境下での「令和の日本型学校教育」を構築するためには、環境整備と意識改革による教員の働き方改革の実現、そして、教職の魅力をさらに向上させることの両輪が必要です。このため、このような教員養成系大学間の連携を全国展開して、社会の変化に対応した教員養成改革を1日も早く実現することが求められています。

【大阪教育大学飯國良充人事課長の感想】

学校における働き方改革が急務な状況の中で、両大学が抱える課題や取り組みの状況等について大変有意義な意見交換の場がもてました。本学では、現在、働き方改革推進と教員の職場環境の改善のために、何ができるかを探っています。GIGAスクール構想の前倒しにより学校現場の状況は急速に進んできている中で、今後もこのような絆や交流を大切にし、知見を得ながらさまざまな教員養成の課題に対応していきたいと考えています。

【愛知教育大学大竹勝規人事労務課長の感想】

コロナ禍の今、会議や研修などの開催はオンラインによるものと余儀なくされ、対面での人と人とのつながりの良さが少なくなっている中、今回、感染防止策を講じながら、大阪教育大学の職員と対面での意見交換などを行ったことは、より一層、絆が強くなったことを実感し、また引き続き情報を共有して、一緒になって教員養成改革を進めていきたいと強く思いました。最後に、コロナ禍での「人とのつながり」をより大切に感じた機会にもなりました。

【愛知教育大学佐藤重成附属学校課長の感想】

大阪教育大学では、附属学校教員の勤務時間管理、働き方改革が「待ったなし」の状況とのことでした。全国レベルの会議でも同様の課題が取り上げられており、本学も今まさに各附属学校園で検討を進めているところです。
さまざまな事項毎に核心に迫る情報のやりとりができ、非常に有意義な意見交換会でした。「実は・・」という話ができるのが対面の醍醐味と、改めて感じました。
組織の成り立ちの違いにより対応が異なる面も含め、お互いに大きな収穫がありました。

(理事・副学長 新津勝二)

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