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2022年9月29日 本学と中日新聞社が、知立市の昭和児童センターで「NIE新聞寺子屋プログラム」を実施しました。

2022年11月07日

知立市知立団地にある昭和児童センターで9月29日(木)、「NIE新聞寺子屋プログラム」を実施しました。「NIE新聞寺子屋プログラム」は、昨年度から本学と中日新聞社との相互連携に関する協定による取り組みの一環として、本学と中日新聞社が連携して実施しており、外国にルーツをもつ児童や日本人児童が、本学の学生や中日新聞社の人と一緒に新聞を使って遊びながら学ぶという活動です。今年5回目の取り組みとなるこの日の活動は「ことばの温度計づくり」という内容で、社会科教育講座 土屋研究室のゼミ生2人、同市立知立東小学校の児童11人が参加しました。

「ことばの温度計」「ことばの温度計」

児童たちは、中日こどもウイークリーの記事を読んで、「楽しい」のような「気持ちを表す言葉」を探してカードに書き出すことに挑戦しました。カードに書いた言葉をホワイトボードに貼った温度計イラストに合わせ、みんなで貼り付け、「ことばの温度計」を完成させました。

参加児童のうち7人は外国にルーツがあり、日本語を読んだり書いたりすることが不慣れな子もいました。参加した本学の学生や中日新聞社の人と一緒に読むことで、記事を最後まで読んで、「気持ちを表す言葉」を自分で探していました。

「気持ちを表す言葉」を選び出す児童「気持ちを表す言葉」を選び出す児童

児童は3つのグループごとに分かれ、「気持ちを表す言葉」について自分たちで議論。「ダラダラする」を低い温度にすると、「ダラダラできる時は幸せな気分」という発言もあり、人によって感じ方が違うことを知る場面もありました。

当日は、民生委員数人の見学に来て、児童たちが作った「ことばの温度計」の出来栄えに感心していました。

このプログラムを進めている岩下理花さん(中日新聞社NIE事務局員)は、「年齢、国籍に関係なくお互いに助け合いながら作業する子どもたちの姿に多文化共生の意味をこちらが教えてもらっています。子どもたちには新聞を読んで、今の日本や日本語を知ってもらいたいです」と活動を振り返っていました。
岩下さんは、「コロナの感染状況にもよりますが、子どもたちが楽しみにしてくれるので、12月には新聞切り抜き作品づくりを行い、来年度も活動を続けていく予定です」と話しています。

(愛知教育大学 初等教育教員養成課程社会選修4年 中村 賢治)

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