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2023年7月7日 JICA「学校保健」の研修員の方々と学生との交流活動を実施しました。

2023年07月19日

7月7日(金)、独立行政法人国際協力機構(JICA)の課題別研修「学校保健」で、マレーシア、ラオス、モンゴル、バングラデシュ、ネパール、パラオ、エクアドルから8人の研修員の方々が来学されました。

学生が作った掲示物の説明や案内 Let's Try!学生が作った掲示物の説明や案内 Let's Try!

学校教員養成課程養護教育専攻3年生が、自分たちが作った掲示物やほけんだよりについて、それぞれの担当の国の研修員の方に説明したり、健康観察や健康診断のロールプレイをしたりして、養護教諭の活動について紹介しました。

学生による健康観察のロールプレイ 「ハイ!元気です!」学生による健康観察のロールプレイ 「ハイ!元気です!」

学生による健康診断のロールプレイ  「視力はAです!」学生による健康診断のロールプレイ  「視力はAです!」

その後、学生が事前に調べた各国の特性や教育・健康などの内容を発表する活動を行い、各国の研修員を中心にグループごとでのディスカッションを行いました。

学生による担当国の発表 「ラオスは東南アジアにあります」学生による担当国の発表 「ラオスは東南アジアにあります」

研修員の方々は、世界的に例をみない日本独自の専門職である"養護教諭(Yogo teacher)" が「各学校で全ての子どもの心身の健康を支援する存在であり、保健室を運営していること」に大変興味と関心をもって来学されていることから、学生とのディスカッションが盛り上がりました。

担当国の研修員の方とのディスカッションの様子担当国の研修員の方とのディスカッションの様子

親交が深まりました親交が深まりました

この交流活動を通して、学生からは以下のような感想がありました。

「これまで日本以外のことに目を向けたことはなかったが、今回の活動を通してより広い視野で学校保健や健康課題などについて考えることができた。特に国の風土や特性によって健康課題が異なっていることや、それぞれの課題に特化した学校保健政策が行われているということが印象に残った。日本でも少子高齢化や地域の繋がりの軽薄化などの課題が生まれているため、まずは国や地域の現状を知るところから始めるべきだと考えた」 「今ある学校保健にだけに目を向けるのではなく、今後の課題を把握し、それに対する対策などを世界で情報共有し合って考えていくことが必要だと学んだ。そして良いもの、今後に生かせそうなものは積極的に取り入れていくことが必要だと感じた」

世界ではさまざまなバックグラウンドをもつ人々が生活していることを実感し、養護教諭を目指す学生が、養護教諭の果たす役割や責任とともにその魅力を再発見することができたようでした。同時に、"養護教諭(Yogo teacher)"による健康教育を日本から世界へと発信していく機会になったと思います。

(養護教育講座 教授 浅田知恵)

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