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AUEパートナーシップ団体「学生団体SAGA(サーガ)」作成のSDGs教材「バイオミミクリー・トランプ」の贈呈式を実施しました。

2023年10月10日

sdgs17

本学のAUEパートナーシップ団体「学生団体SAGA(サーガ)」は、SDGsの普及・啓発を教育面から推進していこうとする団体です。子どもたちにSDGsを楽しく学んでもらうことを目指した教材開発、開発した教材をもとにした出前授業、SDGsイベントへの出展などの活動を行っています。より多くの小学生や先生方に開発教材を体験していただくため、西三河の小学校にSDGs教材を提供する目的で、2023年3月20日(月)~5月18日(木)の間にクラウドファンディング「小学生にSDGsを楽しく学べるカード教材を提供したい!」を実施し、多くの方々の支援を得て目標を達成することができました。このほど、生き物の仕組みや形を科学製品に生かすバイオミミクリー(生物模倣)を知ることで生物の多様性等を学ぶSDGs教材「バイオミミクリー・トランプ」が完成したため、豊田市、刈谷市、岡崎市の小学校で贈呈式を実施しました。

豊田市

豊田市への贈呈式は9月15日(金)に豊田市立市木小学校で実施しました。豊田市教育委員会の山本浩司教育長のご臨席のもと、6年生全員が見守る中、SAGA代表の市川佳依さんから代表の児童に手渡されました。贈呈後、山本教育長より「豊田市をあげてSDGsを進めており、私(教育長)もSDGsのバッジをつけている。今回、豊田市の小学校全部に教材をもらえることとなったのでこれを使ってSDGsの学びを深めてほしい」とごあいさついただきました。

贈呈式後、6年生の各クラスでSAGAのメンバーによるバイオミミクリー・トランプを使った出前授業が実施されました。メンバーよりカードを用いてバイオミミクリーの例の説明が行われた後、児童は神経衰弱やババ抜きをして楽しく遊びました。同じカードをひいて大喜びしたり、違うカードをひいてがっかりしたりと大盛り上がりでした。遊びながらも、カードに記載された生き物の特徴とそれを応用した科学製品の説明を読み、お互いに見せ合って学びを深めていました。授業の最後には、各グループで最後までババをもっていた児童が自分の好きなカードのペアを、選んだ理由も合わせて発表しました。恥ずかしそうにしながらもしっかりと発表ができました。

刈谷市

刈谷市への贈呈式は9月25日(月)に刈谷市立富士松東小学校で実施しました。刈谷市教育委員会の金原宏教育長のご臨席のもと、児童会の代表者に手渡されました。金原教育長からは感謝の言葉に次いで「愛知教育大学のSAGAをはじめとするパートナーシップ団体の皆さんは私の後輩でもあり地域や学校のために積極的な取り組みをしていただいていてうれしいです」という激励の言葉をいただきました。贈呈後、受け取った児童代表は「トランプを通して、生活の中でもSDGsを考えるようにしたいです」と話しました。

次いで、富士松東小学校では4年生が総合的な学習の時間でSDGsについて学んでいるということで、4年生を対象にSAGAの学生による出前授業を実施しました。SDGs神経衰弱やババ抜きでは、学生から「そのカードのペアはさっき見た気がするな」といったヒントを得ながら、子どもたちは思わず全身を乗り出して大盛り上がりでした。楽しく遊んだ後には、バイオミミクリークイズで学んだことを振り返りました。

岡崎市

岡崎市の贈呈式は9月26日(火)に岡崎市立大門小学校で実施しました。石原真吾校長先生から贈呈式に至った経緯をご紹介いただき、岡崎市教育委員会の熊谷清一学校指導課長より「岡崎市の小学校47校に贈呈いただき感謝します。この教材でSDGsに興味を持っていただき、勉強に生かしていただきたい」とお礼の言葉をいただきました。6年生の児童代表に教材を手渡した市川さんは「教材が日常の小さなこととSDGsをつなげるきっかけになればよいと思います」と話しました。贈呈式後は笑顔での記念撮影となりました。

なお、今回贈呈されたバイオミミクリー・トランプは以下のリンク先ページよりダウンロードが可能です。

(地域連携課 課長 古田紀子)

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