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2023年10月20日 令和5年度第2回喫緊の教育課題を学ぶ会を開催しました。

2023年10月30日

寺山晋一先生寺山晋一先生

10月20日(金)に愛知教育大学教職キャリアセンター教員研修部門が主催する令和5年度第2回喫緊の教育課題を学ぶ会を開催しました。この研修会は個別最適な学びと協働的な学びをテーマとして、新潟市立小針小学校で研究主任を務める寺山晋一先生にご登壇いただきました。今年度2回目となる今回の研修会には、県内の小学校教諭、中学校教諭をはじめ計22人が参加しました。冒頭では、教職キャリアセンター教員研修部門長の磯部征尊教授が主催者あいさつおよび本研修会の趣旨について説明を行いました。

アイスブレイクの自己紹介アイスブレイクの自己紹介

主催者あいさつに続いて、3~4人組のグループを構成して、最近夢中になっていることや好きなことについて話をする自己紹介や、スマートフォンを使用したチーム戦で行うクイズといったアイスブレーキングを行いました。このクイズは、タブレットを持っている子どもたちにも行っており、盛り上がる活動であるとのことでした。本題の個別最適な学びの話題では、小学5年生の立体の体積などの具体的な事例を交えながら、指導の個別化について解説されました。解説の中で、指導の個別化について、「みんなで山を登るという目標は同じでも、それぞれ道は異なり、中には途中で疲れて教師に支援を求める子も出てくる。そういう子どもに対して教師がどう支援するかである」と登山に例えて、述べられました。次に学習の個性化について、子どもが制作したアニメーションなどをご紹介いただきました。小学生が制作したとは思えないような作品に受講者の先生方も驚いた表情を見せていました。協働的な学びでは、小テストがあることを事前に伝えたうえで、みんなが計算の方法を説明できるというゴールに向かって学ぶ様子などが紹介されました。仲の良い子ども同士でいきいきと学び合う姿が印象的でした。そして「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実に向けて、アウトプット(協働)のためにインプット(個別最適)があり、これらの学習が成立する前提条件として学級経営のより一層の充実が必要であると総括されました。その後、受講者からの質疑が行われ、活発な意見交換が行われました。

次回の研修会は、「学びに向かう力」をテーマに11月21日(火)の開催を予定しています。

(教職キャリアセンター 教員研修部門 黒川雅幸)

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