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2023年11月20日 授業の一環で学生が施設課職員にインタビューを行いました。

2024年01月09日

11月20日(月)に、生活科の強化教育法の授業の一環で学生が施設課の大河内堅施設企画係長、倉橋幸佑さん、上杉妹夕さんへのインタビューを行いました。

学生は、大学探検を実際に経験することにより、生活科における学校探検の意義を理解する活動に従事しました。その一環で、学生たちは施設課の方々にインタビューを行うに至りました。

左から大河内堅さん、倉橋幸佑さん、上杉妹夕さん左から大河内堅さん、倉橋幸佑さん、上杉妹夕さん

学生はそれぞれ、大学施設に関するさまざまな疑問をもとに質問し、施設課の職員はそれぞれが詳しい施設について回答しました。以下は学生の振り返りシートからの抜粋です。

「私は大学の施設がこんなに考えられて作られているとは知りませんでした。数年前から愛知教育大学は改修工事を行っていて、今までよりも学生をはじめ教職員が使いやすく、かつ環境にも配慮して設計段階からさまざまな工夫をしていることを、施設課の方々のお話から理解しました。特に驚いたのは、愛知教育大学には地下トンネルがあるということです。地下トンネルには、ガス管や電線などライフラインが入っており、地下トンネルの換気をするために、地上に排気口が作ってあるとおっしゃっていました。私は、電線が地上にないことを今回のお話を聞いて初めて気付いたので、当たり前であると思っていたことが実は工夫されて成り立っているということを実感しました」

「学生からは見えない仕事をしてくださっている方々に感謝の気持ちがわいてきました。そして、学生のニーズに合わせた学校のつくりになっていることも分かり、たくさんの技巧が凝らされ、試行錯誤がされているのだと分かりました」

このように、多くの学生が施設課の方々の思いや工夫、努力を知ることができました。

一方以下のように、インターネット等を用いた調査活動とは異なる、人と出会う調査の良さについて感じる学生も多く見られました。

「インターネットで調べたら出てくる情報でも、人から直接聞くことによって、その人の思いを直接感じることができるので、知識として定着しやすく、何よりも心に響くなと感じました。人と人とのかかわりが子どもたちにも良い影響をもたらすと思うので、これから授業構成を考えるときに重要な時間のひとつとして地域の人や先生などの大人に質問する機会を設けたいです」

「ネットからの情報が多い今の時代に、人の温もりを感じることができるのはとても有意義なことだと思いました」

他方で、以下のように、施設課の職員へのインタビューを経て、さらなる調査活動への動機づけを得る者も多くいました。

「施設課の方々とのやりとりの中で愛知教育大学の歴史に触れ、より身近に感じられた気がしました。これらのことから、子どもは学校探検や町探検を通して、地域や学校について親しみや愛着を自然と持つようになるのだろうと感じました。さらに、観察する力が身につくだけでなく、その背景にどのような要因があるのかと推測する力をも促し、加えて他の人の発見を聞くことで多角的な視点から見ることについても学べるというとても意義のある活動なのだと分かりました。興味を持って観察することを習慣にしていきたいです」

以上のように、インタビューを通して、学生たちは施設課の職員の思いや工夫、努力について知り、また、人とつながる活動のよさを実感することができました。多くの学生はさらに、他者との交わりの中で新たな探究活動への動機づけを得ることを実感することができ、後期最終講義に至るまでその意欲を持続させることができました。

学生からの質疑に応答する大河内さん学生からの質疑に応答する大河内さん

学生からの質疑に応答する上杉さん学生からの質疑に応答する上杉さん

学生からの質疑に応答する倉橋さん学生からの質疑に応答する倉橋さん

(生活科教育講座 准教授 西野雄一郎)

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