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2024年3月7日 障害学生支援に関する理解啓発講演会を開催しました。

2024年03月18日

3月7日(木)次世代教育イノベーション棟AUEカキツバタホールにて、全学FDとして、障害学生サポート委員会・障害学生支援室主催、教育研究創成センター共催で障害学生支援に関する理解啓発講演会を開催しました。講師に筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター教授の白澤麻弓先生をお招きし「障害のある学生への支援の在り方」と題して講演いただきました。野田敦敬学長をはじめおよそ60人の教職員・学生が集まりました。

今回は、聴覚障害学生のための多様化する情報保障に関する最新の動向と支援の在り方について講演いただき、ひいては本学における障害学生の修学上の合理的配慮について検証し改善の方策を見出すことを目的としました。内容は、大学における各種情報保障手段の特徴と具体的な取り組み例でした。情報保障手段として、補聴援助システム・音声認識システム・パソコンノートテイク・手話通訳等について説明いただきました。この日は本学の聴覚障害学生情報保障支援学生団体「てくてく」のスタッフ2人でパソコンノートテイクを実施し、前面のモニターに打ち込んだ文字が投影される仕様で講義を展開しており、白澤先生からはその技術の高さ・正確さを絶賛いただきました。

大学ではさまざまな形態の講義が展開されています。白澤先生からは、情報保障のためには講義に参加する各人の協力が必要である点と、各手段・方法の長所と短所を理解することが重要であると指摘されました。場面に応じて支援手段を選択し参加者相互が配慮し合うことで情報保障の質が向上し、教育の質の向上につながることが強調されました。質の担保された情報保障は講義だけにとどまらず、学生生活全般や将来的には職場での保障にも発展します。この講演を通して、私たちは各人の役割を十分認識してさまざまな障害のある学生の支援を展開する必要性を再認識することができました。

講演の様子(左:白澤先生のスライドショー、右:情報保障画面)講演の様子(左:白澤先生のスライドショー、右:情報保障画面)

(障害学生支援室 吉村 匡)

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