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2024年6月22日 たのしいものづくり教室「金属を溶かしてタグを作ろう」を開催

2024年07月04日

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説明の様子説明の様子

毎年、本学では科学・ものづくり教育推進センターの活動の一環として、本学技術教育講座が小学生・中学生を対象に、楽しく分かりやすくものづくりの技術を指導する「たのしいものづくり教室」を開催しています。
6月22日(土)には今年度の最終回となる本多満正教授の「金属を溶かしてタグを作ろう」が開催され、小学校3年生・4年生の7人とその保護者が参加しました。

今回のタグは、金属を溶かし、木で挟んだゴムの型に流し込んで固めることで作成します。ものづくり・技術専修4年生の河澄涼さん、長尾康平さん、松平大毅さんが説明や作成のお手伝いを行いました。子どもたちは最初に教卓の周りに集まって、学生から作り方のポイントについて説明を受けた後、それぞれが作業を開始しました。

木板で挟んで固定する様子木板で挟んで固定する様子

金属を溶かす様子金属を溶かす様子

作業の様子作業の様子

子どもたちは紙に好きなデザインを描いた後、ゴム板をデザインに沿って切り抜き、木板で挟んで固定しました。型へ溶けた金属を流し込む作業は学生が行いましたが、学生たちは溶かす前の金属を子どもに触らせたり、「低融点合金」の説明を行ったりと、子どもたちとやりとりしながら作業を行いました。子どもたちは皆、自分の作った型に金属が流し込まれる様子を、身を乗り出して見ていました。その後、期待と不安の入り交じった様子でソワソワと金属が固まるのを待ち、型から上手に作品が出てきた時には、歓声と拍手がおこりました。

作品を完成させた子どもたちは「今日、楽しかった人!」という学生の声かけに元気よく挙手しました。また、希望する子に皆の前で作品を発表してもらったところ、恥ずかしそうにしながらも誇らしげに自分の作成した作品を披露し、素敵な時間となりました。

今回、お手伝いをした学生たちは皆、教員を目指しており、「子どもの想像力を実現させてあげることが大事だと思いました」「同じ内容でも子どもによって反応が違うので、説明を変えていくことが必要だと思いました」「みんなの喜ぶ顔が見られて良かったです。今回は鋳造でしたが、いろいろなものづくりを教えてあげたいと思います」と、未来の教員らしい感想を話してくれました。

(地域連携課 課長 古田紀子)

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