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2024年6月25日 令和6年度第1回スクールリーダー研修会を開催しました。

2024年07月08日

sdgs17

6月25日(火)に愛知教育大学教職キャリアセンター教員研修部門が主催する「令和6年度第1回スクールリーダー研修会」を名古屋国際会議場で開催しました。今回は「学校は"学習する組織"か? 」をテーマとして2人の講師の先生よりご講演いただきました。愛知県内の小学校から高等学校まで幅広い学校種の教員が多数参加し、グループディスカッション等も行いながら学校経営について学びを深めました。

教育実践グループ 井上正英特別教授教育実践グループ 井上正英特別教授

まず、愛知教育大学の井上正英先生から「そもそも学校は"組織"と言えるのか? 」と問い掛けがありました。その上で、「学習する組織」へと学校が変革するために必要な条件を、P. M. センゲ氏の理論に基づきながらご説明いただきました。特に、変化に抵抗しようとする人間の特性や、学習の阻害要因を踏まえた上で、学習する組織に必須の「5つのディシプリン」についての概略をご説明いただきました。その後、井上先生が実施した「学習組織に関する校長の意識調査」についてご説明いただきました。これに関連して、ご参会の先生方が自らの学校の様子を「学習する組織」の視点から点数化する活動も実施され、学校という組織の特徴を反省することができました。

前西尾市立西尾中学校長 平井克明先生前西尾市立西尾中学校長 平井克明先生

前西尾市立西尾中学校長、前愛知県小中学校長会副会長の平井克明先生からは、「学習組織に関する校長の意識調査」について、学校現場の実態を踏まえながら、「システム思考」、「繋げる力」、「転移」の3つの視点から補足説明が行われました。数字に基づいた説明の重要性を説く一方で、その数字の読み取り方自体にも注意を払う必要があることや、情報の点と点をつなぐだけでなく点と点をつないだところから新たな情報を作り出していく姿勢の必要性をご指摘いただくなど、柔軟な学校運営と学習する組織のリーダーとして求められる心構えをご説明いただきました。グループディスカッションも盛況な様子で、悩みや改善の方向性を共有することができました。

研修会の様子研修会の様子

グループディスカッションの様子グループディスカッションの様子

次回の研修会は、「カリキュラムマネジメント」をテーマに11月19日(火)名古屋国際会議場での開催を予定しています。

(教職キャリアセンター 教員研修部門 石川雅章)

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