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2018年2月14日 第14回アカデミックカフェを開催しました。

2018年02月22日

岩崎公弥特別教授 岩崎公弥特別教授

2月14日(水)17時15分から教育未来館3階多目的ホールにおいて,社会科教育講座 岩崎公弥特別教授を講師として,第14回アカデミックカフェを開催しました。

今回は「尾張藩士水野岷山の治水思想について」をテーマに講演が行われました。

講演の導入部分では,地元でもあまり知られていない尾張藩士の水野岷山(みんざん)について,歴史環境学などの視点から研究することにした経緯の説明や,古地図を用いて,江戸時代の庄内川の氾濫状況,周辺の歴史・自然背景などについて説明がありました。また,洪水を起こしやすい川としての天井川形成メカニズムなどについて,受講者がイメージしやすいように,地形図や現在の現場写真資料を提示しての説明がありました。

談笑する受講者 談笑する受講者

次いで「岷山先生治水伝」に記載されている項目や内容を読み解きながら岷山の治水思想が分かりやすく解説されました。その内容は,現代の治水に通ずるもので,短期的・長期的な対策や,現在,建設運用されている愛知用水と同じ水利構想,「猿尾(さるお)」を構築し水勢を利用して州浚い(すざらい)するアイデアなどが記されており,莫大な経費や人力を必要とする治水について,自然の力を利用するコストパフォーマンスを考えた方策や治水の根本策として山に木を植える治山の必要性が説かれるなど感心させられるものでした。

参加者からは,水害に対する当時の人の意識についての質問や「大変面白く興味のある内容でした」との感想もあり,約2時間の講演を終了しました。

当日の講演内容の概要については,本学ホームページの「特色ある研究,研究集会,受託研究の紹介」に公開しています。

(広報・地域連携課長 加藤 昌)