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2021年1月20日 附属岡崎中学校で「中学生のためのSDGsスタートブック」を用いた授業を行いました。

2021年01月26日

「中学生のためのSDGsスタートブック」 「中学生のためのSDGsスタートブック」

1月20日(水)の5・6時間目に附属岡崎中学校 1年A組でSDGs普及啓発冊子「中学生のためのSDGsスタートブック」を用いた授業実践を行いました。


本冊子は2019年に内閣府から「SDGs未来都市」に選定された愛知県が,次代を担う若者にSDGsについて意識しながら行動する重要性を学んでもらうことを目的として作成したもので,本学の理科教育講座 大鹿聖公教授が監修しています。中学1年生全員に配布できるよう,県内の国公私立中学に送付されており,幅広い活用が期待されています。附属岡崎中学校では,従来から,子どもが自ら問題を見つけ主体的に追究し,専門家や企業などに対する取材や発信を繰り返す取り組みを展開してきていることから,本冊子を学校現場で活用するための事例として紹介するため,今回の授業実践を依頼されました。

授業実践を行った今泉教諭 授業実践を行った今泉教諭

今回の授業実践者である今泉匡博(いまいずみまさひろ)教諭は「SDGsを知っている?」「どうしてsは小文字なの?」「目標達成の年である2030年にみんなは何をしている?」など,生徒の興味を引き付けながら概要を説明した後,スタートブックの内容にそって授業を進めました。本冊子は,「経済」「社会」「環境」の3つの分野について,写真やクイズを用いてSDGsを分かりやすく説明するとともに,生徒が自身の行動を振り返るチェック項目や,これから何ができるかを宣言できる欄が設けられています。そして,さらに気になった目標を選び,自分自身でできる取り組みを考えたり,地域・学校・企業がどのような取り組みをしているかを調べたりできるワークシートがついています。

ワークシートに記入する様子ワークシートに記入する様子

タブレットで調べる様子タブレットで調べる様子

活発に挙手する生徒たち 活発に挙手する生徒たち

生徒たちは今泉教諭の声掛けにあわせて,自分の普段の行動をチェックし,SDGsの目標達成に向けて自分に何ができるかを考えました。また,タブレットを用いて企業などの取り組みを調べ,分かったことやより良い未来のために自ら取り組みたい行動について活発に手を挙げて発表しました。

今回の授業に生徒からは「地震の時のことを考え,近所の人たちとのつながりを守っていきたい」「SDGsは知っていたけれど,環境や貧困以外の視点もあると分かった。買い物の時に地球に良いものを選びたい」といった宣言や感想が聞かれました。また,授業を行った今泉教諭は「『SDGsについては言葉を聞いたことがあるだけ』という中学生は多いので,このスタートブックは学習のきっかけづくりとして非常に良いと思う。中長期的に見通しをもって行えば,より多くの子どもたちが自分ごととしてとらえ,目標に向けた取り組みを行うことができるだろう」と話しました。

今回の授業実践の様子をまとめたレポートは,後日,愛知県のWebサイトで公開される予定です。

【関連リンク】

(広報課 副課長 古田紀子)

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