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2022年3月5日 教育行政職高度化シンポジウムを開催しました。

2022年03月16日

3月5日(土)、本学大学院教育学研究科修士課程の教育ガバナンスキャリアコース主催で「地方教育行政と学校を支える人財-教育行政専門職の育成-」をテーマに、「教育行政職高度化シンポジウム」を開催し、愛知県内の教育委員会職員や学校事務職員、学生など82人の参加がありました。

教育学研究科長でもある野田敦敬学長から、本コース設置の狙いや特色を交えた開会のあいさつの後、前半の基調講演では、放送大学特任教授で東京大学名誉教授でもある小川正人先生から「『教育行政職』の実情と取組みの動向 -『教育行政職』の可能性を考える-』と題して、全国の教育委員会や学校事務といった教育行政分野の専門職人材の採用方法やキャリア形成等についてパターン別に紹介を行い、パターンごとのメリットやデメリットを踏まえた専門性の育成における課題について講演いただきました。

後半では、本学本多正人教授のコーディネートで、京都府京都市、埼玉県戸田市、愛知県蒲郡市、愛知県豊田市から4人のパネラーを招き、小川先生をコメンテーターとしてパネルディスカッションを行いました。それぞれの市における教育行政の特徴を紹介いただき、教育職と行政職が連携を進める上での行政職の専門性とは何かといったことや、教育行政職の育成に向けた取り組みの多様性とそれらの可能性などについて活発な議論が行われました。

シンポジウムの最後に、本学の新津勝二理事・事務局長から終わりのあいさつとして、「教育行政のプロになるためには、社会の変化が激しい中で教員のみでなく、教育に携わる事務職員も学び続けていかなければならない」と総括を行いました。

シンポジウム終了後のアンケートでは、「教育行政職にかかわるさまざまな立場の方からの話を聞いて視野が広がった」「現職者にとっても学び続けることができるきっかけになった」「地域や職を超えた交流が広がっていくきっかけやハブになることを期待する」といった声が寄せられ、参加者および本学双方にとって、今後の教育行政職の可能性を感じさせる大変有意義な時間となりました。

教育行政職の実情について講演する小川正人氏教育行政職の実情について講演する小川正人氏

パネルディスカッションの様子パネルディスカッションの様子

シンポジウム会場の様子シンポジウム会場の様子

オンライン配信も行いましたオンライン配信も行いました

(企画課 大学改革係長 松本典江)

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