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2014年5月8日 SD研修会を開催

2014年05月20日

会場の模様会場の模様

SD研修会が5月8日(木)に本部棟第五会議室で開催され,本学事務系職員44人が参加しました。研修会では,横浜国立大学総務部広報・渉外課長の大澤俊正氏を招いて,「職員の意識改革!-広報戦略の視点から-」をテーマとして,講演していただきました。大澤氏は,企業で情報インフラを活用とした広報・広告企画の提案,実施に携わった経歴があり,2007年8月から同大学で勤務されています。

講師の大澤俊正横浜国立大学総務部広報・渉外課長講師の大澤俊正横浜国立大学総務部広報・渉外課長

講演では,広報戦略のすすめとして,まず,国立大学は,学生・保護者・OBなどステークホルダーへのサービスが重要で,「国立大学は立派,頑張ってる」と見られるには「仕掛けとパフォーマンスが絶対必要」と説明されました。また,国立大学ファンを増やすには,関心を持たせ,情報を収集してもらうことであり,広報として例えば,(1)公式ウェブサイトを活用し学内外の情報を発信する,(2)学内で困っている人がいたら声掛けするなど「おもてなしの精神」が大事で,第一印象がその大学の善し悪しを決める,(3)卒業生にホームカミングデーやメールマガジンなどで最新の大学情報を届け,いつも大学に関心を持ってもらうことで支援者を獲得するなどの方法も紹介されました。

広報の必要性を示した講演資料広報の必要性を示した講演資料

さらに,広報力を高めるには,女性の社会進出に伴い女性の視点を積極的に取り入れることが必要で,入学案内には女性が楽しい雰囲気の中で学生生活を送っている描写や色々な世代の男女が納得するロケーションを考えることも大事であると述べられました。広報力強化のおすすめとして,「最大のコミュニケーション力は口コミであり,知り合い同志からの情報は信頼できるので,ココだけの話はすぐに広まる」「大学で見つけた虫でもいいから写真を撮って情報提供すれば,珍しい発見として取り上げられるかもしれない」などいくつかの実践的マーケティング術も紹介されました。

横浜国大でのSD研修を紹介する吉澤由貴総務部広報・渉外課広報係長横浜国大でのSD研修を紹介する吉澤由貴総務部広報・渉外課広報係長

引き続き,大澤氏に同行した吉澤由貴総務部広報・渉外課広報係長から,同大学で2010年から実施しているSD研修「学びのひろば」について説明があり,中堅・若手教職員が毎月ディスカッションし,立場や部署を超えて情報・意識・目標を共有する活動を継続している取り組みが紹介されました。参加者からは広報・渉外課の入試広報への関わり方や「学びのひろば」での事案の提案方法等について質疑が行われました。

最後に白石理事・事務局長が,「一人ひとりが広報マインドを積極的に持ってほしい。本日の講演で参加者の意識改革が進めばよいと思う」と挨拶し,研修を終了しました。

(秘書広報課長 伊藤純一)

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