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2015年6月7日 「発達障害理解推進拠点事業」発達障害ミュージカルを上演

2015年07月09日

6月7日(日)愛知教育大学教育臨床総合センターは,本学講堂において,文部科学省委託事業発達障害理解推進拠点事業の一環として,劇団インクルーシブシアター(藤井奈緒美代表)と共同で発達障害ミュージカル「それぞれの星の下で」を上演しました。劇には,本学の卒業生で名古屋を代表する俳優である天野鎮雄氏も出演し,さらには本学の白石薫二理事(総務・財務担当)・副学長・事務局長も端役で顔見せし,観客を喜ばせました。

本公演は,同年2月15日に豊明市文化会館において行われた第一回目に続く,第二回目公演です。原案は,祖父江典人教授(教育臨床総合センター長)はじめ本学教育臨床学講座の教員と大学院生の一部により創作され,それを基に脚本家の菊本健郎氏の手により仕上げられました。当日は13時と17時の2回公演で,計432人が来場されました。

ミュージカルの一場面ミュージカルの一場面

演劇手法を通した発達障害の理解推進の試みは,発達障害の人たちの心の世界,他者との関係,それをめぐる困難,周囲の理解の必要性などを実感できる機会の提供となりました。

あいさつを行う祖父江教授と学生たちあいさつを行う祖父江教授と学生たち

観客の感想の一部には「本日,前回の豊明公演に続き愛知教育大学にてミュージカルを拝見させていただきました。初回はとにかく感動して涙が抑えきれない状態でしたが,2回目は割と落ち着いて見られました(が,最後の方は泣けました)。ミュージカルで演じている発達障害者の動作・挙動が息子に大変似ており,その観察力と演劇力には大変驚きました。初回と今回で合計4回の公演で終了してしまうのが惜しいくらいで,せめてDVDか何かでミュージカルを入手できれば,私の両親,親戚にも見せることができますが,DVDの販売はできますか? 予定がなく難しいのであれば,良き思い出として心に刻んでおきます。本公演に尽力して頂きました,愛知教育大学の学生やインクルーシブシアター関係者に対しまして厚くお礼申し上げます。ありがとうございました」と記されていました。

このように本ミュージカルのDVD化のご希望も少なくありませんので,本年度中の事業計画として,本公演をDVD化し,無料配布あるいはホームページ上でのダウンロードなどの検討を進めているところです。

(教育臨床総合センター長 祖父江典人)

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