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2017年12月20日 全学FD講演会「新書を読んで書評を書くアクティブラーニング授業」を開催しました。

2018年01月23日

講演を行う和田正法氏 講演を行う和田正法氏

2017年12月20日(水)に,第一共通棟201教室にて全学FD講演会「新書を読んで書評を書くアクティブラーニング授業~三重大学『教養ワークショップ』実践報告」を開催しました。講師には,三重大学教養教育機構講師 和田正法先生を招きました。参加者は,本学教員42人,役員2人,事務職員5人,学生11人の計60人でした。

三重大学は平成27年度から「教養ワークショップ」を全学必修科目としています。これは,教員のファシリテーションのもと,新書を一冊以上読み,その書評を書く授業です。和田先生は「教養ワークショップ」部会長として,この意欲的な授業の運営をしています。

「授業の内容」として,この授業ではグループワークやピア評価(受講生どうしの評価)が取り入れられていること,コピーアンドペースト禁止などの研究倫理教育が徹底されていることが報告されました。「科目運営」の報告では,この授業では作品の完成度は優先しないこと,その理由として優先すると教員が多くの添削を入れてしまい,受講生の自主性を削いでしまうためだとの話がありました。

講演の様子 講演の様子

講演後の質問時間には,参加者からさまざまな質問や意見が出されました。ある参加者からは,「新書が扱う専門分野に精通した教員でないと,学問的に正しい指導ができないのではないか」との質問がありました。これは作品の完成度と受講生の自主性のどちらを優先するかという問題で教員の意見が分かれることを示しています。今回の講演会は,本学の教員がアクティブラーニングの可能性を考察する良い機会となりました。

(教職キャリアセンター FD部門長 小谷健司)

(企画課 教育企画室 教育企画係)

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