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2019年3月7日 美術教育選修・専攻の学生が「刈谷特産切り干し大根」販促企画をプレゼン

2019年03月12日

「あと一分たったら開始してください」静まった教室で美術教育講座の富山祥瑞教授の声が響きました。3月7日(水),デザイン実技IIを履修した美術教育選修・専攻2年生の学生による「刈谷特産切り干し大根」の最終プレゼンテーションです。

プレゼンの様子 プレゼンの様子

JAあいち中央,刈谷市役所より企画提案の依頼を受けたという想定のもと,学生たちは6チームに分かれ,半年をかけて販促企画を検討してきました。想定の依頼者であるJAあいち中央,刈谷市役所農政課,そして生産者の皆さんが見守る中でのプレゼンです。

この「デザイン実技II」の授業は,2003年より開始され,年賀状,中日新聞などさまざまな「お題」での企画提案を実施してきました。「お題」は富山教授が事前に想定の依頼者にヒアリングをし,依頼書の形で学生に示されます。一般的に,美術の「デザイン」というとポスターの作成やパッケージデザインなどが思い浮かびますが,「デザイン」とは「課題を発見し解決策の提案をすることです」と富山教授は言います。学生たちはそれぞれの着眼点で課題を発見し,アンケート調査などで裏付けをとり,解決策を提案しました。刈谷産切り干し大根の「行事食化」,「ご当地グルメ化計画」,子どもからおじいちゃんたちへのプレゼント,など納得させられるもので,ポスターや商品パッケージもそれぞれの解決策にあったものが提案されました。

最後の講評では,JAあいち中央,刈谷市役所農政課,生産者の方々より「切り干し大根のイメージを逆手にとった案が面白かった。切り干し大根に限らず他の食品でも行事食化を考えていきたい」,「スライドの見せ方が素晴らしく,すぐ使えそうなものばかりだった」,「地元の切り干し大根のことを考えてもらえることがありがたい」といった感想をいただきました。

(広報・地域連携課 広報・渉外係長 古田紀子)

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