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2019年9月19日 教員養成ならではの教職員PD講座「『師範学校』と『大学』-近代教育と教員養成の『場』の問題-」を開催

2019年10月01日

9月19日(木)に本学本部棟第一会議室にて,東京学芸大学の岩田康之先生を講師として招き,教職員・学生を対象とした教員養成ならではの教職員PD講座「『師範学校』と『大学』-近代教育と教員養成の『場』の問題-」を開催しました。岩田先生はHATOプロジェクト研修・交流支援部門で開発された「教育養成ならではの教職員PD講座パッケージ」の第4講を担当しています。PDとはProfessional Developmentのことで,これまでのFD(Faculty Development),SD(Staff Development)の中で「教員養成ならでは」の部分を取り出し,教職協働で能力開発を図るという概念を提示し,プログラムを開発・施行されています。参加者は本学教職員,学生,他大学の教職員の計64人でした。

第4講の目的は,近代教育における「大学」と「教員養成」の微妙な関係を踏まえつつ,日本における高等教育の展開と教員養成系大学をとりまく政策的な展開を歴史的・対外比較的な視野から振り返り,教員養成大学の現状と今後を構造的にとらえる契機を得ることです。講師の岩田先生は日本教育史の研究をされており,現在の大学における教員養成課程ができるまでの起源を東洋と西洋の大学モデルの違いから,また影響を受けた代表的な政策について東京学芸大学の事例を含めてお話しいただきました。先生の簡明直截(かんめいちょくせつ)な話しぶりにより参加者からは積極的に質問が出され,学びを深めました。

この教職員PD講座はWEB講座の受講が可能です。教職員が教員養成系の独自性や専門性に関する理解を深めるきっかけとなれば幸いです。

講演を行う岩田康之先生講演を行う岩田康之先生

講演の様子講演の様子

(学術研究支援課 プロジェクト支援係 主任 小笠原有香)

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