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2020年9月26日 さまざまな職業の方と教職の魅力について考える「第1回地域フォーラム」を開催しました。

2020年10月05日

9月26日(土),本学の次世代教育イノベーション棟で「大学出版会を活用した地域参画型の『教職の魅力』発信プラットフォームの構築」プロジェクト(以下,「プロジェクト」と記載)の「第1回地域フォーラム」を開催しました。

このプロジェクトは今年度,文部科学省「教員の養成・採用・研修の一体的改革推進事業」に採択されたもので,多様な立場においてどのように教職が理解されているかを探り,教職の魅力向上に向けた課題を明らかにすることで,社会と大学が一体となって教職の魅力を問い直し,発信することを目的としています。今回のフォーラムはこのプロジェクトのキックオフとして,教職の魅力について意見交換を行いました。

あいさつをする野田学長 あいさつをする野田学長

フォーラムの参加者は野田敦敬学長をはじめとする大学関係者を含めた社会人15人です。教員経験のある方,企業で働いている方,また,教員から別の仕事に就いた方,別の仕事から教員になった方など,さまざまなバックグラウンドを持つ方々が集まりました。一般的に「教職の魅力」というと教育関係者からの声が重視されますが,多様な視点で教員の仕事を見つめ直し,社会と一体となってその魅力を創っていきたいという思いからこのような人選となりました。

意見交換は2グループに分かれて行われ,それぞれが持つ教職のイメージや教職の現状について話し合いました。教員は楽しい仕事という意見がある一方,多忙さとともに「失敗が許されない」といった教員の役割への固定観念や「しなければならない」といった義務感が,教職の魅力を減じている状況があることがうかがえました。参加者からは「教員が自分らしく仕事できればよいのでは」,「トータルとして学校が求められるものはあるが,それを教員一人が行う必要はない。教員にも多様性が必要」といった発言がありました。

グループでの意見交換の様子グループでの意見交換の様子

グループでの意見交換の様子

プロジェクトの責任者である真島聖子学長補佐(大学改革担当)は「本プロジェクトは"『教職の魅力』共創!"をスローガンにしているが,本日のフォーラムで多様な関係者が集い一つのものを創っていく楽しさを実感できた。教職でも若い人たちがこのような経験ができればよいと思う」と感想を話しました。

第2回フォーラム(12月開催予定)では,高校生やその保護者の方による「教職の魅力」についての意見交換を予定しています。

(広報課 副課長 古田紀子)

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