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2020年10月17日 愛知県ユネスコスクール指導者研修会を開催

2020年11月24日

10月17日(土),名古屋市にあるウィルあいちにおいて,「愛知県ユネスコスクール指導者研修会」を開催しました。

本学は「ユネスコスクール学校間支援ネットワーク」に加盟し,県内のユネスコスクールを支援する支援校として活動しています。本研修会はその活動の一環として,また未加盟校へのESD活動の取り組みのきっかけづくりにしていただくため毎年開催しており,今年で9回目の開催となりました。

今年は初めての取り組みとして,愛知県教育委員会が開催する「愛知県ユネスコスクール交流会」と同日,同会場で開催しました。また,新型コロナウィルス感染症感染予防のため,オンライン参加と会場参加を併用するハイブリッド式で開催しました。

堀尾氏の講演の様子 堀尾氏の講演の様子

土屋武志地域連携センター長の司会により開会し,野田敦敬学長から,大学の授業の一つとして自然体験活動を行っていることや,大学の戦略としてSDGsを考えていきたいなどとの開会にあたってのあいさつがありました。続いて,文部科学省国際統括官付国際統括官補佐の堀尾多香氏から,「ESDの推進とユネスコスクールへの期待」と題した講演がありました。講演では,ユネスコスクールはESD活動を通じてSDGsの目標を達成する担い手を育てているのであり,各学校は自信を持って活動に取り組んでほしいことや,取り組みは特別なことをするのではなく日常的なことで取り組めること,活動が難しくなった時にはユネスコスクール事務局や大学支援ネットワーク(UnivNet)などに相談できる支援体制があるなどと説明がありました。

講演者・発表者による記念写真 講演者・発表者による記念写真

講演会後の実践発表は分科会方式で実施し,幼稚園と小学校の分科会では奈良市立六条幼稚園の南波早由美園長と檜尾弘江保育教諭,オンライン参加で,京都市立朱雀第四小学校小松義明教諭,附属学校として本学附属名古屋小学校の浜野健太主幹教諭より発表がありました。別室では中学校と高等学校の分科会を行い,大牟田市立宮原中学校の杉野浩二教頭,本学附属岡崎中学校の馬場健介主幹教諭,岐阜県立池田高等学校の西谷徹校長から発表がありました。環境教育,国際理解,伝統文化,福祉教育など各学校の特色を生かしたESD活動の実践が報告され,参加者からも数多く質問があり,意見交換が行われました。

文部科学省の堀尾氏からは,「先生方にはESDの担い手づくりとともに,ユネスコスクールの活動について,学校において理念とビジョンを掲げ,何のためにするのか,どういった取り組みをしたらよいかを,今日のような会を通じて,参考にできるものを取り入れ,日ごろの活動を見直す機会とすることで活動の形骸化を予防していただくなど,今後もユネスコスクールの活動の活性化,ESDの推進を期待している」との感想をいただきました。

最後に,杉浦慶一郎連携担当理事が,「子どもたちが自分や地域,世界がどのようになるか,自ら考え行動するとの新しい学習指導要領の理念とユネスコスクールの活動そのものがぴったり合っていて,ユネスコスクールの活動に自信を持って取り組んでいいということが分かりました。今後も各学校でユネスコスクールの活動が充実するように取り組んでいただくことを願います」と総括しました。

(地域連携課 副課長 島村瑞穂)

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